ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

FF3。

ファミコン版から数えて)人生で何周目かわからないFF3をDS版(本体はDS Lite)でやり直してます。10周やってるかな?(どうだろう) ハインを倒しに行く辺りのデータが残っていたのでそれを再開して、今『つちのきば』を手に入れたところ。

FF3が私の心のゲーム第1位なのです。RPG自体はその前にDQ3も触っていたんですけど、アリアハンのある大陸から出るすべがわからなくてひたすらアリアハンとレーベを往復してました…。(後にラストダンジョンまで行ったけど、ラスダン攻略中にファミコンだったのでACアダプタが不慮の事故で抜けてセーブデータが消えて、以来SFC版をちょっと触ったけどクリアはできずorz ファミコン版を友達がクリアしたのは見た)

そんな私にFF3はめくるめく冒険とファンタジーの世界を与えてくれたわけです。でも大人になってからやってわかったけど、FF3って進み方を分かり易く提示してくれてるゲームだったんですよ!

まずダンジョンに落とされたところから始まって(それも衝撃だった)、ダンジョンのボスを倒す為にちょっとレベル上げしてボスを倒して、そしたら何かクリスタルに話しかけられて冒険の意図を何となく掴んで、外に出たら近くに村があるからそこに行ったら本格的に旅立ちを告げられて、南に向かったら町があるからそこに行ったら村人がみんな透明化してて、それは近くの洞窟に居座ってる魔神のせいで…。

という風に動線がめっちゃ分かり易かったんですね。(途中で自由度が上がる場面もあるけど、そこまで行くと流石に慣れてる)

さらに言うと世界が少しずつ広がっていくのもすごかった。最初に手に入れた飛空船が早くも四散したのも衝撃だったし(笑)、自分達の暮らしていたのが浮遊大陸だとわかったあの衝撃。外の世界に出たら全部が海(ちょっと恐怖を感じた)。時が流れ始めて大陸が浮かんできた時もまた衝撃。さらにはストーリーが進むと海にも潜れてしまうという。

NPC制も好きでしたね。サラ姫に始まり、シドやデッシュやエリア、ウネにドーガ、アルス王子。ファミコンの時からみんな魅力あるキャラクターでした。DS版だと戦闘の手助けもしてくれるし!(そうすると熟練度が上がりにくいジレンマもあるけど)

熟練度と言えばジョブチェンジね! こびと強制ダンジョンの恐ろしさに震えながら全員魔法使い系にしたり、とあるボスでは全員竜騎士にしたり。それ以外は好きなジョブで楽しんで。しかもあんなに種類があるのに、ちゃんとそれぞれのジョブに個性があるんですよ。能力もだけど、見た目もドット絵時代からちゃんと可愛かったり恰好良かったりしたし。

あと、もちろん天野喜孝さんのパッケージイラストがとても素敵だったのもあり。古い人間なので、FFと言えばやっぱり天野さんです。あ、植松伸夫さんの音楽も大大大好きです! FFはアレンジCDまで買ってしまいましたから。

大人になった今では、自分の世界をいっぱい広げた方がいいと思ってるんだけど、小中学生のこの頃みたいに「未知なるものに初めて触れた感動」ってそうそう味わえないんだなあと思うとちょっと切ない。「この世の中にこんな面白いものがあるんだ」って思うも間もなくめちゃくちゃ楽しんでて、完全にその作品の世界にのめり込んでるというか。

しかもFF3って何か上手く言えないけど綺麗だったんですよね。クリスタルとか、世界の色合いとか、回復する時のキラキラの表現とか、大変私好みだったんですよ。本当に大好きで大好きで。

そういうのを忘れない為にずっとやってるのかもしれない、です。一番は単純に面白いからやってるんだけど。

ちなみに何周もしといてなんですがクリアしたのは1回だったりします。ファミコン版を小3で始めてクリアしたのが高校生の時でした。あの時何でクリアできたんだろう…。(その前もチャレンジして全滅したりしてた)

DS版も3周くらいしてるけどまだクリアはしてません。なので、今回は本気でクリアを目指そうと思って。DS版は中断できるしね! 待ってろクリスタルタワー