ということで(前記事参照)、『海に降る』読み終わりました。
めっちゃ面白かった! 何だろう。冒険小説でもあり、恋愛小説でもあり、ヒューマンドラマでもあり、そしてもちろん主人公の成長物語でもあり。
クライマックス以外はそんなに大きな出来事(例えば天変地異とか)があるわけじゃないのに、読んでてすごく面白くてどんどん読み進めたくなって。
クライマックス(深度七〇〇〇メートル)は読みながら震えましたねー。
秋からWOWOWでドラマも放送されるんですけど、あのシーン(あんまりネタバレしたくないからシーンと言っておこう)をどう表現してくれるのか楽しみでもあり不安でもあり。ラジオドラマなら自分の空想で楽しめるけど、映像にされてしまうと…難しいですよね。
あ、あとキャラメルボックスでやったらどうなるかなと想像してみました(恒例行事)。もちろん高峰さんは多田君で。目山さんは達也さんで。(そういや『鍵泥棒~』以来、このお二人の共演観てないなあ)
キャラクター同士の掛け合いが魅力的な小説だから、キャラメルに向いてるなと思うんですけど。
作者さんが女性で主人公も女性なので、どちらかと言えば女性向けかもしれないけど。でも、女性向けと言い切ってしまうには扱ってるモチーフ(深海)が熱すぎるんですよね。褒め言葉として。
だから私向けだったと思います! ありがとうございます!
8/6追記:
確かに残り回数でどこまでまとめるんだろうと思ってたけど、ラジオドラマは小説読んで大好きだと思ったシーン(2人で洞窟行くところ)が全カットだった…。なおさらキャラメルでやってほしいじゃないかー!(その場合、大塚千弘さんがゲストで)
他にも、何てことないけど好きな台詞がたくさんあるので、これを多田君で聞きたいなと。聞きたいなと。(大事なことなので2回ry)
ラジオだとどうしても間も取れませんしね。「ここもっと溜めて言ってほしい!」とか思ってしまう私はワガママです。
8/11さらに追記:
スピンオフラジオドラマの特集オーディオドラマ『星を掘れ!』も聴いたのでここにひっそり追記。(再放送当日にたまたま知りました。危なかった…)
面白かった、面白かったです! ICレコーダーで録音したので3回は聴きたい。
ドラマとしては、深雪も高峰さんも初島さんも「父と自分」の関係が上手く行ってないという共通のテーマがあったんだなと(ドラマでそこをちゃんと描いてくれるのかやや不安になってるけど。設定変わってるし)。大塚明夫さんのお父さん役すごくよかったです!
深海の専門的な話もわかりやすかったし、すごく興味が湧いたし。
出演者的にはキャラメル関係の人が多くて嬉しいし。目山さんと高峰さんが達也さんと多田君なので、ある意味「そのままやん」みたいな。高峰さん、ここでもめっちゃキーパーソンで嬉しかった。
あと近江谷さんも出てたー! 渋くて素敵でした。このタイミングで聴けてよかったです。(もうすぐ生観劇)
ここから完全に趣味に走った話。
深雪と高峰さんが、2人でいちゃこらしてた場面があったわけじゃないのに、『海に降る』より親密度が上がってて聴いてて悶え転げました…! 高峰さんが海から帰る時も、目山さんが「帰るのは仕事(のため)だけじゃないな」とか言ってて電車の中で窓ガラスに頭ぶつけたくなりましたよ!
ラジオドラマを少し聴いて、小説を読んで、ラジオドラマのクライマックスを聴いたんですが、この順番で本当によかったなと。小説でこの2人にどっぷりハマってしまったので…。何かわかんないけどめっちゃ好きなんだー! ラジオドラマの最終回であの台詞聴けてよかった!(目山さんに「ほほう。言うねえ」って言われたやつ)
たぶんこの2人は同じゆっくりとしたスピードでお互いに近付いてきたと思うんだけど、最初の出会いは最悪だったのに、どの辺で恋愛感情に変わったのかなと。特に高峰さん。
あと上手く言えないけど、多田君ってどっち(どのどっちだよと突っ込まれたら陰と陽かな?)のベクトルのお芝居もできてすごいなと思う。でも、やっぱり陰のある役の方が似合うかなあ。明るくても陰があるという、つまり高峰さんなんだけど。そして(多田君が演じる)高峰さんが好きってことだよ! そういうことだよ!