翌朝の全国区ニュースではもうちらっとしかやらなかったのですが、大規模停電に巻き込まれまして。
大した内容ではないのですが、備忘録的に残そうと思った次第です。こういうのってやっぱり経験しないとわからないんだな、と感じた部分もあるので。
・その日はたまたま2人とも休みだったので朝もゆっくり寝ていたのですが、8時前くらいに何か暑いなと思っていたら同居人さんの「エアコン止まってる!?」の声で飛び起きる。
・まずブレーカーを疑う→落ちてない。
え、電気代未納?→いやいや引き落としだし。
ということは、結構長く使っているのでついにエアコンが壊れたか…。せめて夏終わってからにして…。
・と、パニックになりながらも同居人さんが不意に、スイッチ式の延長コードも反応していない事に気付く(ONだとスイッチが光る。ONにしてるはずなのに光ってない)。ツイッターで即行「(地名) 停電」と検索すると大規模停電とのこと。マジかー、と思いながら仕方ないので窓を開ける。風はまあまあ涼しい。
最初、自分のガラホでツイッターを見ていて、「電池減らしたくないからタブレットで見よう」とタブレットを起動して、停電だとWi-Fiが繋がらない事に「ああ、そらそうだわな!」と独りですごく納得しました。モデムとは何によって動いているのか。
・この間に冷静な同居人さんが家の中を確認したり、玄関前から聞こえる範囲の会話を拾って現状を把握。家にある水分は飲みかけのペットボトル2本でした。会話は、復旧は公共の建物からしてるっぽいけど、個人のお宅はまだまだみたいと。
ちなみに冷蔵庫と冷凍庫は開けなければ割と冷たさを保てます。基本的に開けないで下さい。うちは5時間停電してましたが、氷も溶けていませんでした。(要因として保冷剤を大量にストックしているのもあっただろうけど)
ちょうどこの日に買い出しに行こうと思っていたので、食材がそんなに残ってなかったのもよかったかも。
・関電さんの車も時々通りましたが、意訳すると「復旧に向けて頑張ってるんだけどごめんね」みたいな感じ。いや、文句は全くないです。むしろ応援してます。
・正直、出勤の方が楽だったかもしれないけど、よくよく考えるとうちのマンションは水道のポンプも電気依存なので、電気だけでなく水も出ない。ってことは、どの道、出勤日でも無理だったかもなと。(後から外に出たら近所の喫茶店なども臨時休業していました)
あと飼い猫が心配なのでやっぱり休んでたかも。幸い猫のご飯と水はあったので、猫にご飯をあげました。(同居人さんが)
・そんな電気依存のうちのマンションは落雷などでポンプが(結構な頻度で)止まって断水するので、お風呂の残り湯は大抵残しています。なので、この日も何とかお手洗いを残り湯でしのぎました。(結構我慢したけど。よくないね、はい)
当然お手洗いの灯りも点かないので、キャンドルで無駄にロマンチックに。(懐中電灯見つかってからはそっちにしたけど)
・リビングに行ってもテレビも点かないしどうしようもない。仕方ないので、1時間もあれば復旧するかなと思って、ひたすらベッドの上でツイッターを眺めるも復旧の気配なし。(他の地域では「ちょっと復旧した!」とかあったけど、うちは本当に気配すらなかった)
今思えばガスは止まってなかったのでフライパンで食パンとかウインナーとか焼いてもよかったけど、暑い中で火は使いたくなかった…。ということで人間は何も食べず。
・起きてから3時間くらい耐えてみたけどやはり復旧の気配なし。人間の方が暑さと空腹にだんだんまいってきて、猫の方が意外と大丈夫そうだったので、同居人さんのバイクで停電範囲外のお店で暑さをしのごうと決める。(本当に同居人さんがいてよかった。独りだったらたぶんひたすら困ってた)
・と言ってもあまり離れると怖いので、隣駅のファミレスに。私たちが入った時点では一応、通常営業でしたが、入ってから何と停電。聞けば、ずっと停電と復旧を繰り返しているとのこと。その後も、停電中は食事を提供できないのでお客さんが来ても断っていました。
ここでやっと、飲み物は思う存分飲めるし、ご飯も食べられるし、お手洗いも気兼ねなく行けるしで一息吐く。この時点でだいぶ疲れてます。何もしてないけど。
・この間もずっとツイッターとか関西電力の停電情報はチェックしてましたが、やはりなかなか復旧しない。特にうちの地域は1600軒くらいまだ停電中とのこと。帰ってもどうしようもないし、しばらくここにいさせてほしいなあと思う。
・本当にこういう時ってネットだけが頼りなんだな、ということを痛感したけど、どうしても時間が経つにつれて「○○(地名)停電なの? 大変。」とかそういう投稿が増えてきて、「感想いらない…情報がほしい…」と思いました。個人的に心配の声を頂く分には全然構わないですとてもありがたいです。「○○(地名) 停電」で検索した時に独り言ばっかり山ほど出てくるようになるのが正直辛かったです。
・お昼の12時か12時半くらいに、お邪魔していたファミレスが営業続行不能の可能性のため、とりあえず先にお会計をしてほしいとアナウンス。まだ我が家の復旧の気配がなかったので「何時までいても大丈夫ですか?」と尋ねると、レジの方が店長さんに確認して下さって、お会計さえしてくれれば今のところは何時まででも大丈夫とのこと。ありがた過ぎて泣きそうでした。
・その後、13時くらいにツイッターにすごくローカルな情報を投稿して下さった方がいて、近所のスーパーも電気が復旧したとあったので「1回帰ってみようか」と帰路に就きました。レジの方にはめっちゃお礼言いました。
・自宅マンション前に着くと、(1階に事務所があるんですけど)電灯点いてるし、前の自販機も動いていたので、たぶん大丈夫だと思って自宅へ上る。
電気通ってました。泣いた。
・その日はぐったりしていたのでニュースも見ず。しばらく涼しい部屋で休んで夕方に買い物行きました。
・一応、当日の朝からニュースになっていたみたいなので、翌日出勤したら心配してくれるかなー、と思っていたのですが、意外と気にされない。誰も何も言ってくれない。これ結構辛かった。あまりに辛かったので聞いてくれそうな人に自分から言いました。(ここ読んでない人だけど聞いてくれてありがとうー!・涙)
停電地域内に住む人は何人かいるので、同じような状況だった人(休みだったけど5時間停電)と「大変だったね…疲れたね…」と言い合いました。
当事者じゃなかったらこんなものなんだなー…と思ったのは事実。自分も今までどうだったんだろう。
・しみじみしたのは、私あんまり環境の変化に強くないなと…わかってたけど…。ゲームとかでもプレッシャーにめちゃめちゃ弱いし。
そんな感じの大規模停電でした。皆さんも備えてくださいね。(停電に限らず)