ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

キャラメルボックス featuring D-BOYS『また逢おうと竜馬は言った』・3

ネガティブな始まり方で申し訳ないですが、実は今回の公演、発表された時からちょっと劇場で観るのが心配でした。何でかと言うと2010年版を映像で観た時に、男性キャラは大体好きだったのに、女性キャラは大体苦手だったので…。(なのでブログに感想書けなかった)

だから、今回は女性陣の可愛さが増していて正直ほっとしました。

まずはこの人から書くしかない。安理ちゃんのケイコさん可愛かった、本当に可愛かった、舞台に初めて出てきた時から可愛かったマジで。あの黄色のワンピースと緑のカーディガンが似合いすぎてた。他の衣装も全部似合ってた。何かもう本当に「綺麗なお姉さんは好きですか」みたいな。好きですよ!!(力説)

劇中でも言われてましたが、ケイコって怒りっぽくてぷりぷりしてるシーンがどうしても多くて(本人のせいだけじゃないんだけど)。けど、安理ちゃんのケイコがよかったのは、感情をぱーんと出す時は出した上で、要所要所で岡本さんの気持ちをちゃんと受け止めてくれたのがよかったんだよなあと思ったり。ボートのシーン(乗る前含む)とか、もちろんラストシーン直前とか。

あと、本郷さんとのやり取りもすごく夫婦っぽかった。最初の「夫婦ってのはそんな面倒臭いものなのか!?」「馬鹿ね…。それを面倒臭がらないから夫婦なんでしょ!」(微妙に台詞違ったらすみません)から既に夫婦だった。仲違いしてるシーンなんだけども、夫婦じゃないと夫婦喧嘩できないじゃないですか(何言ってんだって話だけど)。だから、あそこで既に「結婚して3年くらい経ってちょっと倦怠期入ってる夫婦」だったんですよ。それがよかったんです。

山田悠介君との組み合わせすごくよかったなー。仲直りのシーン本当によかった。本当、ちょっとお互い素直になれば済む話なのにねえ(自戒含む)。これからも色々あるだろうけど、末永く幸せになってほしいです。

さなえさんもめっちゃ可愛かった! じっきーの着物姿が素敵なのは当然として、現代版で出てこられた瞬間から思わず「可愛い…!」とつぶやきました。

終盤のさなえとケイコが話すシーンすごく好きだったな。岡本さんの好きなのはケイコさんだって言うところ。今回のさなえさんはどういう気持ちであの言葉を言ったのかなあと。

特に付き合ってたわけじゃないけど岡本さんとちょっとデートしてみて。で、岡本さんが大失態して(苦笑)、当然男女の関係に発展なんかしなくて。けどその後、目の前でケイコの為に頑張る岡本さんを見て。それで、さなえさんはどう思ってくれたんだろうと。

何だかんだと助けてくれる、頭の切れる素敵な先輩だったし。さな子さんの時は竜馬と結ばれなかったけど、岡本さんも結果的にはフリーなんだから、いつかこの2人(さなえと岡本)がとか思ってもいいのか。いや、でもやっぱりないかなあ。どうだろ。

小久保さんも憎めない存在でしたね。キャスティングが綾ちゃんの時点で憎めるわけがないのですが! 小久保さんの名前の元ネタって大久保利通だと思うんですけど、劇中の小ネタで普通に「学生時代は大久保って呼ばれてました」って言ってて笑いました。(綾ちゃん身長高いから)

棟方さんよりいい人見つけてほしいです! 時田君とのやり取りがちょっと好きでした。世話焼きなんだから、世話焼かせてくれる人の方が合ってるよ絶対!

石倉さんはセクシーだった。きりちゃん危ない脚線美が危ない。そして、あの靴でよくあの坂道駆け下りられるなあ。やっぱり運動神経いいんだなとしみじみ。(バレエやってたんだっけか)

あと、シャワー借りるシーンのラストの(「鍵、開けときますね」「じゃあ、外から鍵かけときますね」)「やだー! 閉じこめられちゃうー!」(だっけか)が可愛すぎて笑いました。なびかない本郷さんにもときめいたけど。

物語の大体の筋はわかって観ていたので、石倉さんが出てきた瞬間に問題の紙袋を見つめていました(笑)。たぶん、何とかして石倉さんは助けを求めたり、とりあえず紙袋を取り戻そうとしてたんでしょうね。

そしてカオリちゃん。あのカップルずるいw

実を言うと2010年版を観た時にカオリちゃんが一番苦手でした。「岡本さんがあんなに頑張ってるのに何でそこまで言われなきゃなんないの!」って。今回もその気持ちに変わりはないんだけど、目の前でじっくり観たのもあり、自分が年を重ねたのもありで、ちょっと冷静に見れたかなと。お姉ちゃんを想っての発言だったわけだし。(でも、あくまで冷静に見れただけ…)

ところで、今回の岡本さんと伸介さんってベクトルは一緒じゃないですか? 三浦さんの時はもう少し違ったけど。(だからそんなに岡本さんに当たらなくてもいいじゃない、という意味で)

伸介さんずるかったなあ。最初に観たのが達也さんの伸介さんで、写真は見ちゃってたんですが、脱力しました(笑)。そこまで崩してくるかと! なんでこういうキャラ設定になったんだろう。竜馬が伸介さんになれるんだから、役者さんって本当にすごいよなあ…。

あと棟方さんか。棟方さん恰好良かったよ! 小多田君だと知った時に実は「え、小多田君!?」と思ったけど、ほとんどギャグがないし(お茶目なシーンはあったけど)、服装もお洒落だけど着こなしてたし、表は人当たりいいし、でも裏は怖いしで、ちゃんと棟方さんだったよ! 『君をおくる』に続いて小多田君の新たな一面を見ましたね。

一番印象に残ってるのは独りで土方と沖田の物真似してたのを見られそうになって、そのまま時田君とやり取りしてたシーンなんですけども(笑)。あのシーンは曲が元々好きなのもありまして、大変印象的でした。

そして、ちょっと話題が戻る感じにもなるけど竜馬。どっちが好きか訊かれたら前も書いた通り大内さんなんだけど、やっぱり達也さんって竜馬なんだよなあとか思ったり。達也さんの竜馬は『駆けぬける風のように』も生で観たけれど、あれは実際の竜馬なんですよね。今回はあくまで岡本さんの心の中にいる竜馬で。そこに演じる上で差があるのかどうかわからないけど。

でも、お2人とも岡本さんを見守ったり協力したり背中叩いたり突き放したり、それぞれの岡本さんとすごくいいコンビでした。陳内君と達也さん、みっちゃんと大内さんだからよかったんです。

やっぱり生だよな。生で観ないとわからんよなあ。DVD販売やテレビ放送などがありがたいのは前提として。

安くはないのでなかなか飛び込みにくいとは思うのですが。

私としましては、拙い感想でも書いてたら友達が2人キャラメルを観に来てくれるようになったので、地道に続けたいと思います。

今流行りの承認欲求はぶっちゃけあるけど、そこを抑えて「自分のため」が一番じゃないとたぶんこんなに書けてない。

最後はよくわからない内容になりましたが、とにかく今公演も本当に素晴らしかったです! ありがとうございました!

夏も秋も冬も楽しみにしています!

特に夏! 年明けてから8ヶ月待つ計算だから! 待ちわびて待ちかねてますから畑中さん!!