ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『アバター』観てきました。

※注意。若干ネタバレあります。

ルンさんがやたら興味を示していたので、付いて行って3D版を一緒に観ました。

前半は「どうせ映像がすごいだけの映画じゃないのー?」とナメまくっていましたが、後半は純粋に面白かったです。馬鹿にしててごめんなさい、と観終わった後に誰にともなく謝るほどのめり込んでました。確かにベッタベタな話ではあるけど、それでいいじゃないか。2時間半と長い作品ですが、個人的には驚くほど気にならなかったです。

そして絶対3D版で観るべき! 200円の割り増しくらいどうってことない映像美です。あと抵抗がなければ吹き替えをお薦めします。というのは、字幕も変に浮いて見えてしまうそうなので。あと、ナヴィ族(青い人達)の言葉も独特で別の字幕が出るので、字幕版で観ると目が色んな所を追わないといけなくて大変かも。

映像は前半は科学技術、後半は自然の美しさを堪能できます。前半の、未来を舞台にした作品でよくある『宙に浮かぶデジタル画面』を3Dで観れた時には1人で「うおー、すげー!」と大はしゃぎしてました。

自然美は、『聖剣伝説』(とか古き良き時代のスクウェア)とか初期のジブリナウシカラピュタ・トトロ)とか『世界樹の迷宮』(1の第3階層)とかが好きな人ならすごく楽しめると思います。正直、あれを観るためだけにちょっとリピートしたい。映画館に行くのに2Dで観たら何の意味もないです。(あ、頭の中で小島よしおが叫んでいる…)

3D用のメガネは映画館によって全然違うそうなので、ちゃんと下調べするとよいですよ。全部ルンさんにお任せした私が言うのも何ですが。

物語はいたってストレートでしたが、そこがよかったと思います。でないと、映像に集中できませんしね。「ここはちょっと説明不足なんでは?」と感じるところもいくつかあったけど、たぶん編集で切られたせいもあるでしょう。それはもう仕方ない。プロデューサーはすぐカットしたがると聞くし。

主人公も最初は「アホやなー」と腹を立てながら観ていましたが、物語が進むにつれて感情移入をせざるを得ない状態になっちゃってました。最後の彼の選択は、「結果がどうであれ、もうここに戻ることはない」というのを「地球に帰る」ということなのかと思いましたが、上手くいくかわからないのにそっちを選んだんだなあ…と。

ヒロインはかなり泣けました。強いんだけど結構可哀想な役回りが多くて。最後も決してハッピーエンドではないしな…。

ミシェル・ロドリゲスは相変わらず恰好良かったです。彼女の最後のシーンまで含めて「相変わらずいい仕事してるな!」とルンさんと褒めてました。もちろんシガニー・ウィーバーもよかったです。

ところで、予告編で『アリス・イン・ワンダーランド』をやってたんですけど、帽子屋がジョニー・デップなんですよ。つまり吹き替えが平田広明さんなんですよ。イコール『Are you Alice?』(CDドラマ)シリーズに続いてこっちでも帽子屋なんですよー!!

いや私は『Are you Alice?』シリーズはちょっとしか知らないんですけど、友達が大好きなんです(友達は櫻井孝宏さんファンですが)。漫画は読ませてもらって、(CDドラマの)予告編だけ聴かせてもらいました。ので、(映画の)予告編を観てて1人で大盛り上がりしてましたよ。「ここでも帽子屋かー!」と。

不思議の国のアリス』は好きだし、ちょっとおどろおどろしいファンタジー(実写版『オズの魔法使い』とかその続編とか)も好きなので、この映画も観に行きたいです。