ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ』

http://acresfilm.com/

観てきましたー!

沖縄特撮の『ハルサーエイカー』という作品の映画版です。

ハマったのは、昨年の沖縄に行った後だったんだぜ…。(だからロケ地巡りとかできなかった)

ローカル局で放送されていたのを同居人さんが見ていまして(←『琉神マブヤー』も好き)、隣で見てたら私も何となくじわじわハマってきて、最終的には2で完全にハマって、後からもう一度1を観ました。(再放送してくれたから)

公式サイトを見てたら映画版も制作されてることを知って、でもなかなか公開情報が上がってこなかったのでずっと待ってたんですよ。ちゃんと公開されることになってよかった!

んで舞台挨拶がなくても観に行くつもりだったんですけど、何と舞台挨拶があることになりまして!

ヘラーと! カマーが! 神戸に来るってさ! マジか!?

1の時から最愛キャラのカマーが!!

ってことでいつからチケット買えるんだとか情報収集して、無事にチケットもゲットして、行ってきたわけです。

何かもう夢のようだった…。だって沖縄行かなきゃ会えないと思ってましたもん。

上映前の舞台挨拶だったんですけど、まあ服もね、普通の私服かなと思ってましたら、劇中のあのまんま(Tシャツ+半端丈パンツ)でさー!(※やっぱり寒かったそうです)

もう本当に本当に本当に嬉しかった!

お2人のかけ合いも作品の中からそのまんま出てきたようだったし、見ててすごく微笑ましかったし、楽しかったし。

で、映画本編もすごく面白くて(後述)大満足で出ようとしたら、出口にお2人が立っておられて激しく動揺する私! マジでびっくりしましたって! でもこんな機会一生に一度あるかないかだと思ったので、意を決して握手して頂きました。

カマーこと知念臣悟さんの握手が驚くほど優しくて惚れ直したんだぜ…。自分でスーツアクターやるくらい動ける人やのに。腕の筋肉とか筋が入ってて見惚れるくらいやのに。幸せだった…。

あ、あと何と舞台挨拶中に変身ポーズもして下さいまして!(テレビ版ではシンプルだったけど、映画ではもう少し振りが付いた) その時のね、カマーさんが普段はにこやかな笑顔なのに変身ポーズに入る瞬間から表情が鋭く変わったのが! 変わったのが恰好良過ぎて!

ごめんなさい、上手く言葉にできません。私こんなにカマーさんのこと好きだったのか、気付いてなかったわ…。

そんなわけで(?)、先程も書きましたが映画本編自体もとても面白くて幸せな1日でした。

何が一番よかったかと言うと、「『ハルサーエイカー』を好きな人達が集まって一緒に観られた」というのが実は個人的には一番よかったです。ちょっとテンポに特徴のある作品だし(緩いです)、でもそれが好きということは笑う場面も割と一緒だったりして。この作品が好きだから、同じように作品を好きな人が同じ場所に集まってるのが幸せだったんです。いやマジで。

で、そんだけ笑ってたってことは、映画になってもちゃんと『ハルサーエイカー』だったんですよ。だけど、ちゃんと映画版ということでパワーアップしてて。

本当に観てよかったなと思いました。

一旦ここでアップして、詳細は追記に書きます。(詳細というか自己満足な感想。全力でネタバレ注意)

 

(一気に書けないのでたぶん少しずつ増えていくと思います)

さて何から書こう。やっぱり「カマーさん恰好良かった」からかな。好きなことから書いた方が筆が進むし。

はい、カマーさん恰好良かったーーー!!(全力)

作品に完全にハマったのは2からだけど、カマーのことは1から好きで。でも、1の時はまだ「ひょうきんなお兄さん」のイメージだったんですよ。で、2の最初はヘラーがいなくて目立つことが多かったので、その辺からより好きになってたんですね。(2の最初の生身アクションがめっちゃ好き。アイ&カマーVSドブチリの)

そうは言っても、やっぱりヘラーとカマーの2人組が好きなんだけど。(2で復活した時泣きそうだったし)

で、今回の映画版のストーリーに関しては何にも前情報を仕入れてなかったんですけど、舞台挨拶の時に「今回はね、ちょっとカマーが心配になる場面もあって」という話が出たので「え?」と思ってて。なので心の準備はしちゃったんだけど、だけど…ねえ。

あの砂浜のシーン、本気で恰好良かったです。あれを抱き締めて俯いた時の表情がもう、もう…!(涙)

テレビ版ではヘラーが大変だったので映画版はカマーにもそういうシーンを作ったのかな、という、やらしい考え方もしてしまいますが。

あー…でも、助かっててよかった。あれは詳細は描かれなかったけど、たぶん「爆発で吹き飛んで海に沈んで眠ってた」という解釈で合ってるかな?(1のヘラーみたいに折れはしなかったので助かったという)

あと、トラックに荷台から運転席に移るアクションが素敵でした。スーアクもしてるから当たり前と言えば当たり前かもしれないけど、めっちゃ動ける人っぽいですよね臣悟さん。本当に本職はお笑いなのか。

又吉君は2の又吉君と同一人物だったのかな? それにしてはオサム兄が反応してなかった気がするけど。

又吉君こと比嘉恭平さんもめちゃくちゃ動ける人なので、今回アクションがなくてちょっと残念でした。でも、あの嫌らしい感じの又吉君が健在で嬉しかったり。メガネも素敵。しかし、スーパー除草剤(だっけ)とかどうやって用意したんですか。やっぱり自分で開発したんですか。

あ、じゃあそのまま悪役繋がりでドブー&チリー。見た目はパワーアップしてたけど、中身は相変わらず愛おしい所もあるキャラ達でした。特に今作は2人の絆がより描かれてた気がする。ドブチリとは決着が着かなかったから、つまりそれは…ぞ・く・へん! ぞ・く・へん!(希望)

そして『ハルサーエイカー』の黒幕と言えば津波信一さん! 今回は声の出演だけでしたが、コノハさんすごく可愛かったです。コノハは自然の怒りなんだよね。だから今までとはまたちょっと違うんだよな。その辺も何か続編の伏線になりそうなんだけどどうだろう。(期待)

オサム兄と言えば、オサム兄が出てきたのも嬉しかったー! 日に焼けてちょっとたくましく見えましたが、中身はオサム兄のままでしたね。それでいいんだけど! 森を焼こうとするシーンとかめっちゃ笑いました。カフェは潰れたのか…(涙)。

新しく出てきた村の皆さんも、相変わらずいい人探してくるなあと。五月ちゃんとマリオン可愛いし、おじぃもどっちもいい味出してるし。

ハルは恰好良くて可愛かった。2の最初に比べたら本当にたくましくなったなあと。今回も最初の方は割と邪険にされてるんだけど(苦笑)、『ハルサーエイカー』はハルの成長物語でもあると思うし。

演じているAKINAさんがここぞという時にいい表情するんですよ! 今回だったら「ふざけるな! ハルサーエイカーに決まってるだろ!」とか、鼻の絆創膏剥がすところとか!

この映画を踏まえて、姉妹で活躍する続編を是非ですね。是非。

ちと真面目な話。

こういう物語で自然界と開発の対立になった場合、観客としての気持ちでは大体自然界に肩入れしてるんですけど。

でも、実際に我が身を振り返った時に、高速道路が長く繋がってめちゃくちゃ恩恵を受けているのは事実なんですよ。(実家遠いし)

そういう自分の中の矛盾にどう向き合ったらいいのかなと…。他にも電力関係にしたってすぐに答えが出せるわけじゃなくてたぶん生きていく上で一生考えるべき議題で。

そういった物事に対して、改めて考えるきっかけをもらったような気がします。だけど、あくまでもそれが主題じゃないから『ハルサーエイカー』が好きなのです。

あとは何じゃろなー。繰り返しになるけど、映画になっても『ハルサーエイカー』は『ハルサーエイカー』のままだったんですよね。そこがすごく嬉しかった。それは緩い笑いという意味もあるし、あとすごく仲間の絆を描いているなというのがずっとあって。それは味方側も敵側も。

ハルサー側なら、アイちゃんが幼い頃からノーグ達と触れ合ってたという描写がちゃんと(テレビ版の1で)あって。んで、今回の映画版の最初ではアイが農具に戻ったカマーを手入れしているんですよ。そういう細かい所でちゃんと大事にしてることがわかるという。そういう所が好きなんです!

もちろんドラマとして仲間内の対立もあるんだけど、それもあくまで問題解決のためだしね。

記事の最初で書いたように、昨年せっかく沖縄に行ったのにその時はハルサーのハの字も知らなかったんですよね。

でもそれは逆で、沖縄に行ったからこそ『ハルサーエイカー』を好きになったのかもしれません。

だから、これを踏まえて是非また沖縄に行きたいです!