（5/10・13時の回。初『カレッジ～』です。
追記は完全ネタバレ注意）
観てきました。
うん。私が感想書くとほぼほぼ鉄平さんの話になるよ！
なので鉄平の話は後回しで。
でもまだちょっと放心してる。
それはたぶんこの物語が、「出来事としてはとてもとても悲しいことだらけなのに、こんなにちゃんと明るい方へ歩いていく物語なんだ」というところに圧倒されて。
それはやっぱり、ほしみのお陰というか力なんだろうなあと。だから本当にきりちゃんがすごいと思う。確かにこれは明るいだけじゃできない役だ。
って、そこまで書いて30分くらい放置してました。凄すぎて何書いたらいいのかわかんない。観てる時はもちろんちゃんと観てめっちゃ泣いたんですけど、いざ感想をと聞かれたら何て言ったらいいのかわからない。
そしてさらに一晩置いたという。
だからやっぱり鉄平さんのこと書く。
今作で一番感情移入して観てたのが鉄平さんでした。元々一番好きな役者さんだからというのもありますし、私自身もリアルではうだうだ考えた挙げ句に結局何もできなかったり、行動に起こしたら起こしたで割と失敗していつまでもたまに思い出して落ち込む人間だからというのもあり。
あ、それで。物語のネタバレは知らないようにしてたんですけど役者さんのニコ生は観てて。その中で、安理ちゃんが「自分が好きな人」と「自分を好きな人」というキーワードを話してて。
その時は安理ちゃん＝あやめを中心に考えてたので、「自分が好きな人」＝鉄平で、「自分を好きな人」＝菊川だと思ってたんです。そしたらまさかの逆で。
そんで、避けてはいたけど核心を微妙に知っちゃって…。そんな時に、安理ちゃんが書いた役者ブログ読んだんです。その時の内容は、家族組の役者さん達が2時間半ほど居酒屋さんで役になりきってエチュード（即興劇）をした、という内容で。しかも、あやめ視点で「こういうことがあったんですよ」って書いてくれてて。
それを読んだ時に「1年前はこんなに幸せそうなのに何があったんだよおおお（涙）」って、まだ舞台も観てないのに独りで泣きそうになってまして。（しかも職場で）
なので、実際の舞台を観てもひたすら鉄平さんを見ておりました。で、主に鉄平からの視点しか書かれてないからというのもあるけど、あれは仕方ないだろと思う…。あんなん私でも嫉妬するわい。だって結婚式の打ち合わせのシーンとか見ても、「あれ？ 付き合ってるのってどっちだっけ…」って見えるもん。
あやめは本当に鉄平のことが好きだったのかもしれないけど、でも以前は菊川のことが好きだったのも事実なんだよね？ それはやっぱり選んだ方を一番に大事にしなきゃいかんよ…。（ああ、何かつい最近リアルでもそんな話を聞いたもんだから余計とそう思ってしまう）
そりゃまー、鉄平さんも鉄平さんで「俺が浮気したらどうする？」じゃなくて、そこは「愛してる」の一言でよかったんだけどさー。それが言えるんだったらあんなに思い詰めないけどさー。何かねー、もう、あああああ。（リアルに身につまされている）
菊川君は実は「あやめが結婚すると決まってから自分があやめを好きだと気付いた」のかなと何となく思った。それくらいでないとあのいろんな行動に納得が行かないから。そんで、あやめを巡って鉄平さんともっとバトルするのかと思ってた。「あやめを返してもらう！（菊）」「あやめは渡さない！（鉄）」くらいの勢いで（笑）。
そして、人のために動いて死んでいく辺りが畑中さんらしいなあとしみじみしました。実は溺死だったことにちょっと笑ってしまったところまで含めて。でも、こんな鬱々とした役もすごく好きだ。畑中さんもアコースティックシアター出たらいいのに。もしくは玲衣ちゃんと畑中さんと多田君で『嵐になるまで待って』やってほしい（さあ、誰が誰だ）。あ、『ヒトミ』のDVD観ましたよー！ コメンタリー観たら感想書く！（本当はコメンタリー観なくても書きたい）
種明かしされたところが一番泣いたなあ。その少し前に「あれ？ ちょっと待ってもしかして…」と気付いて。確かに怪我がなくなってたり、ベッドからいつの間にかいなくなってたり（普通にびびった）、病室であれだけ喋ってるのに同室の患者さんが気付いてなかったり色々あったもんな。（だから最初は時間軸が巻き戻ってるのかと思った）
あ、あと鉄平さんもギンペイさんも結婚指輪しててどきどきした。（何か男性の結婚指輪に弱い）
お母さんは、早い段階から何となく「そうかな」と思ってました。たぶん、鉄平さんがあれだけ必死になってたからそこがヒントになって。
お父さんの棺の前で泣いてた若い女性は単なるファンだったのかな？ それともお父さんもやっぱり浮気してたの？
ツキエの複雑な感情がすごく好きでした。好きというとちょっと語弊があるかもしれないけど。でも、自分だけ知ってて誰にも言えないあの感じがね。しかもその相手がお母さんだし。言えない言えない、絶対誰にも言えない。
そういう所がすごく上手いと思いました、春世ちゃん。昨年の『太陽の棘～』ではどんな役だったんだろなー。
もはや恒例となった撮影OKタイム中のカーテンコール写真。（クリックで拡大）
ガラケーでもここまで撮れるほどの近距離でした。そら泣くっちゅうねん。
実は水曜にも行きます。だって、祝・畑中さん1500ステージなんですもの。
私、数年前に西川さんの3000ステージも観に行けたんですけど、よくよく考えたら関西でそうなったことが奇跡だったんですね。西川さんと畑中さんという一番好きなお2人の記念ステージを観ることができて本当に幸せです。
そして、夏はたぶん西川さんと握手できる…。2月はクロノス乗って畑中さんのお隣で写真撮ってもらえたし。どうしよう、私もう死ぬんじゃないだろうか。（真顔）
