ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

プロデュース公演『ナミヤ雑貨店の奇蹟』・1

私が一番好きな役だーれだ。(初演も再演も)

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ということで行ってまいりました、プロデュース公演『ナミヤ雑貨店の奇蹟』大阪初日。何がどうプロデュースなのかあんまり上手く説明できないんですけど。とりあえずシアターBRAVA!が閉館しちゃうわけなんですね。そのさよなら公演としてやってくれませんか、とオファーが来たはず。確か。

で、半分くらいはキャラメルボックスから出演されて、あと半分はいろんな人を呼んでくるという。またその方々が豪華メンバーなんですけども。

っていうところから何から書こう。最近長い文章書いてないから、感想が書けるか観る前から実は心配でした。

えーとね、まずね、とにかく書きたいのが、今日のお客さんめちゃくちゃ温かかった!

私、キャラメルボックスでやった初演を2回観に行ってるんですね。すごくよかったから。その後、文庫で原作も読んだんですね(言い訳すると、ちゃんと本屋でハードカバーを買おうと思ったらその時には既に在庫がなかった)。ということは流れが大体わかってるので、面白いシーンも面白いけどあんまり声出さずに笑ってたんですよ。

なんだけど、周りのお客さんが至る所でもうどっかんどっかん笑ってて。弟と友達と3人で行ったんですけど、その2人も終演後に聞いたらそのことに驚いてたみたいで。キャラメルももうかなりの回数行ったけど、ここまでどっかんどっかん来てたことはそうそうなかった気がする。で、そのお客さんが温かかったことがすごく嬉しかったんですよ。今日のお客さん達と一緒に観られたことが嬉しかったなと。正直セリフは結構掻き消されてたけど、何かそれよりこの回の劇場の空気が本当に好きでした。アフタートークでも、いいともでお馴染みの拍手からの「タン! タタタン!」がばっちりだったし(笑)。

ラスト曲のカーテンコールでまさか手拍子起こると思わなんだ。あの曲好きなので、そういう意味でも手拍子が嬉しかったです。

(ここから下はネタバレ含む)

 

そんで初演も大好きですが、今回の再演も同じくらい大好きです!

何から書こうかなと思ったけど、やっぱり最初に写真載せたからその話題で。はい、一番好きなのは魚屋ミュージシャンさんです。初演を2回観に行ったのは彼のためです。

なのでね、実はちょっと不安というか、「初演は克郎さんでボロ泣きしたけど再演泣けなかったらどうしよう…」とドキドキしてて。私の理想が高すぎたので。けど、実際見たら鯨井さんの克郎さんも大好きでした。お父さんに活を入れられるシーン辺りから大体泣いてました。やっぱあかんわ。火事のシーンほんまあかんわ。原作のそこ読んでも泣いてましたもん。

丸光園にクリスマス慰問公演に行った時も、初演と同じ演出だったんですよね。「頑張って下さいね、頑張って下さいね、頑張って下さいね、頑張りましたね(笑)」のくだり。けど、私ツイッターとかBRAVA!の宣伝番組とかで前情報いっぱい集めてたから、今回はセリさんと克郎さんが歌うのも知ってたんですね。だから「ククク、みんな(お客さん)今は笑ってるけど、後でめちゃくちゃ度肝抜かれるからな…!」って独り密かにほくそ笑んでて。

で、実際歌のシーンになったら本当にすごかった…。美香ちゃんこと菊地美香さん本気で歌上手い。レミゼ出てたんだから上手いだろうと思ってたけど、本当に上手い。それに重なる鯨井さんのハイトーンコーラス。泣きました。アホほど泣きました。あ、あとハーモニカもよかった! つい最近キャラメルの座談会DVDを観たところなので、ハーモニカで単音メロディーを吹く苦労を詳しく聞いていまして。でも鯨井さん、ちゃんと単音で綺麗に吹いてたし。

初演は演じてる人が好きだったのももちろんありますけど、再演観たら「実は克郎というその人が魅力的なのかなあ」とちょっと思ったり。いや、でもさあ、やっぱり死ぬと思わなかったよね。生きててほしかったよね。ねえ。

というところで、ちらっとお名前を出したので美香ちゃんの話。デカピンクの時からファンです。と言っても、それ以外のお仕事はあんまり追っかけられてなかったり…。なのでね、今回の『ナミヤ~』に出ると知った時びっくりしたんですよ、「こんな所で繋がってくるんだ…!」と。(馬鹿にしている意味の「こんな所」ではないです)

ほんで、美香ちゃんめっちゃ可愛かった! 何だあの天使! 暁子さんもセリさんも可愛すぎてマジ天使! やっぱり声のお仕事も舞台もやってる人は安定感が半端ないなとしみじみ感嘆しました。川原和久さん演じる浪矢さんとの息の合わせ方もすごくよかった。繰り返しになるけど歌も上手いし! セリさんは中学生セリさんが一番好きかなー。

主演3人はあえて言えば再演の方が好きかもしれない。初演は3人の関係が調和のとれた三角形って感じだったんですけど、再演は男子中学生(か高校生)がわちゃわちゃしてる感じで(笑)。でもあれだよね、どちらにしても翔太(翔子)と幸平が敦也のことを大好きなのには違いないよね。

多田直人さんはもちろん生でも何回も観てて、松田凌さんはいくつかの作品(ドラマ・映画)で拝見してたんですけど、この2人、割と似たタイプの役者のような気がする。だって作品によって顔が全然違うんだもん…! 何にでも染まれちゃうというか。でも(何も演じてない)平時はほわんとしてて。役者ってすげえな、っていう。

で、初めて観たのが鮎川太陽さん! チラシだけ見た時は、鮎川君と松田君って役が反対だと思ってたんですよ。切れ長の目の鮎川君が翔太で、垂れ目で可愛らしい松田君が幸平かなと。そしたら逆だったので「え!?」と驚いて、本番どんな感じになるのか楽しみだったんですけど、えー、鮎川君が予想以上に可愛かったです。見た目がどうじゃなくて、振る舞いとか反応が(アフタートークの「光のカーテン」は素敵すぎた。どちらかと言えばこれ暴露エピソードだけどw)。あの高身長であのほのぼのキャラというギャップも相当可愛かったけれども。

松田君の翔太もいい子だったなあ。多田君の敦也は、「わー、久しぶり!」って感じでした。本当に、久々の友達に再会したみたいな。ああ、何かもっと色々書きたいのに頭が回らない。本当、いい3人組でした。何でこのキャスティングにしたのか成井さんに聞きたかったりする。

寝落ちしてたので一旦切ります。続き書けるかわからないけど書きたい…。