ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

キャラメルボックス『太陽の棘 彼はなぜ彼女を残して旅立ったのだろう』

今年のお年玉セールの「鍛治本大樹セット」でDVDを購入させて頂いたのですが、届いても観る勇気がなくてさっきやっと観ました。

あと30分でCaramelBoxTVの『ヒトミ』が始まるのでそれまでに何とか何かは書きたい。

たぶんぐちゃぐちゃで人が読んでもわからない文章になりそうなのでワンクッション置いときます。ネタバレも全開なのでお気を付けください。正直読まれるの恥ずかしい内容になりそう。(えっ今までのは)

 

この作品は東京限定で、2014年クリスマスツアーの『ブリザード・ミュージック』と同時上演でして、私この年に多田君にハマったので「夏も冬も東京だけかーい!」と涙を数えてたんですけど。(嘘)

情報がちょこちょこ入ってくる内に「あ、これ少なくとも今の私が観たらあかんやつや」と思うようになり(当時ちょっと大変だったので)。ある意味行ける距離じゃなくてよかったなと。

いや別に恋人を失ったことがあるわけじゃないんだけどさ。でもそれに近い思いをしたことはある。あっちはこっちのこと1つも知ってるわけじゃないけど。この辺は名前を出せば伝わる人には伝わるけど伝わらない人には伝わらないので出さない(書いたけど昔)。それはこんなこと言うと薄情と言われそうだけど正直身内(実家の家族や親戚)を失うより辛かった気がする。その痛さはあくまで私のものであって、無理して理解されたくないし理解されないなら渡したくない。たぶんそれは残念ながらこの先も似たようなことがあると思う。遅かれ早かれ。

再生時間20分の明音(あきね)の台詞で涙腺が壊れてどうしようもなくなりました。本当劇場いなくてよかった。正直ね、今回はまだそんなに日が経ってないケースだったけど、これ別に何年経っても駄目な時は駄目なのよ。まあそら徐々には薄れるけどさ。でも10年以上経っても傷口が開く時は一瞬なのよ。ただそれに囚われて生きたいわけでも決してないんだけど、これはもう本人の気の済むようにしかならないというか。でもあれだねー、自分で書いて思ったけど悲しさだけ思い出すのは不毛だね。

で、すごいワガママだけどこの作品を観て思ったのは、「物語の登場人物には答えを出してほしいんだなあ」と。全員が全員じゃなくていいんだけど。亮二は亮二であれでいいんだし。でもそれで亮二に共感するかというとそうではなく、彼は彼のケース、私は私のケースなのです。

恭一は、死を覚悟して助けに行ったんじゃないと思う。「やってみないとわからない」という覚悟をしたんだと思う。

お父さんのこととか、大人になって富家さんと話したこととか、亮二に怒られたこととか、色々あって。

自己犠牲って言われるけど、犠牲になろうとしたわけじゃないというか。

星占いで言うと魚座っぽい生き方だなあと感じました。(突然の星占い)

この脚本を書かれたのは空想組曲のほさかようさんで、演出が成井さんなんですけど、ほさかさんが演出したらまた全然違うんでしょうね。

多田君と岡内さん、鍛治本君と春世ちゃんって翌年の『BREATH』でもペアだったんだなあ、そういえば。

あ、『ヒトミ』始まってしまったのでこの辺で。まだ書くかもしれないし書かないかもしれない。

P.S.

確かにこれ観てから『ブリザード・ミュージック』(DMMで買った)を観たら違った角度から面白いです。『ペンネンノルデの伝記』の登場人物がちゃんとわかる(「小太りの男」でちょっと笑いました)。何かそれだけで泣けてくる。このメンバーで『ペンネンノルデの伝記』をやったらどんな感じだったんだろうなあ。