ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

PSVita『オーディンスフィア レイヴスラシル』

(全力でストーリーのネタバレをするので未プレイの方はお気を付けください。

 遊ぶつもりなら絶対読まないでほしいです。ぜひ!)

クリアしました。

本当はクリアしたその日に勢いで感想を書こうと思ってたんですけど、そうすると推しCPのことしか書けなかったので、ちょっと時間を置いてよかったのかもしれない。

前記事でも書きましたが、ジャンルとしては優しめ(易しめ)の2DアクションRPGで、グラフィックはヴァニラウェアなのでめっちゃ綺麗です。リアルという意味ではなくて「このイラストがこんなに動くの?」といった動き具合。結構細かく動きます。(ボスキャラとか背景もファンタジックでめっちゃ綺麗。死の国の女王オデットのデザイン好きすぎる)

それは戦闘とかでももちろんそうなんだけど、このゲーム特有の要素に「料理を食べる」(経験値を得られる+最大HPが上がる)というものがありまして、その食べ方が主人公5人ともちゃんと違うんですよ。これすごい。個性が出てる。意外とメルセデスの食べ方が適当で可愛いです(笑)。

5人とも武器が違うので(槍・大剣・石弓・短剣・鎖)、戦闘でのアクションとか戦法も全然違うし。それによってプレイヤーの向き不向きはあるのですが、難しかったら難易度を下げればいいので大丈夫。(私は意地でSweetにはしませんでしたが…何か悔しいんだもん。でも引き継ぎ2周目では容赦なくSweetにしましたw)

個人的にはメルセデス(石弓)が難しかったですね。結局、火山のシューティングステージの宝箱は諦めました。アクションもシューティングも得意じゃない!(涙)

オズワルド(短剣)も結局バーサークして殴るのが一番強かったので、もう少しスキルで遊べたらなあ、とは思いました。こんなにバーサークしてたら早々に死神に捕まっちゃうよ。

武器として一番面白かったのはベルベットの鎖でした。私、『聖剣伝説2』も鞭が一番好きだったんですよ。何かびよんと伸びるの楽しいじゃないですか。リーチも広いので強かったし。(ただしベルベット本人が足が遅いし若干打たれ弱い気がする。そういうところでバランスを取ってあるんだろうけど)

前述の通り主人公が5人いまして全員好きなのですが、特に好きなのはグウェンドリンとコルネリウス、そして推しCPはメルセデス×カエルでありました。

グウェンドリンは健気すぎる…(涙)。けど、このゲームって「一本道のストーリーだけど主人公によって見る角度が違う」という物語でして、グウェンドリンって最初にプレイするからプレイヤーに知らされない情報もあるし、まだ思い入れがない状態なので「ん? それで本当によかったんだよね?」という終わり方だったんですよ(私は)。なのでぜひ2周目を遊びたい。

あと、ドレス姿の時に幽閉されてるんだと思ってたのであっさり外に出られてちょっと拍子抜けしたw(今思うと幽閉というほどではなかったのかもしれない)

コルネリウスは突然他人に人生を変えられちゃうんですけど、それでも大切な人のために一生懸命なところがよいのです…。ラストシーンめっちゃ泣けた。その後の時系列でもここぞという時に出てきて恰好良すぎた。あとプーカ姿が可愛いので(力説)。(ケモナーではないんですけど人外は大好きです)

コルネリウスって浪川大輔さんなんですけど、やっぱり浪川さんってすごいんですね! 浪川さんの素を知ってるけど、聞いてたらやっぱりコルネリウスだったもん! 泣かされたもん!

推しCPは完全にネタバレになる上に深く思い出すと涙が止まらなくなるので追記で書きます。

そもそも主人公はみんな可哀想な身の上ではある…。けど、物語としてさらっと読めたのは書いた人が上手いからだと思います。(必要以上に落ち込まないけど、感動はめちゃくちゃした)

タイトルはPS2発売の時から知っていたと思うのですが、何せアクションが苦手なので敬遠してまして。そしたら「攻撃ボタン連打でもクリアできなくはない」と聞いたので「それくらいなら大丈夫か」と思った次第。(実際はアイテムやスキル使う時は時間が止まるので、焦らなくても大丈夫)

Expertだと実際どれくらい難しいんでしょうね。アクションが好きな人も楽しめる難しさなのかな。アクションが好きといっても好みが細かく分かれるみたいだけど。

はい! ではここから下は完全にネタバレです! 推しCPについて語ります!

 

ラストステージの「終焉」は、とりあえずバッドエンド2周して、トゥルーエンド見て、攻略読んでストーリーアーカイブ埋めてコンプリートエンドを見ました。

「終焉」で真っ先にやったのは六ツ眼の獣にメルセデスを当てること。バッドエンドと分かっていてもこれはやるしかなかった。

そしてそのエンディングに泣いた…。ある意味、ある意味ではこのエンディングが一番好き。だってメルセデスが気持ちを伝えられたから。そしてイングヴェイも自分の気持ちをちゃんと自覚してるから。このエンディングがある意味一番両想いなんですよ。ああ、もうこれ書いてるだけで泣きそう。

結局ここで逢えないともう逢えないんですよ、この二人。シナリオ書いた人ひどいよね!?(褒めてる)

そんでトゥルーエンドを見るじゃないですか。「えっ…あれ…? 普通に死別エンド…? あれ、ちょっと待って…?」みたいな。わかりますか、この気持ち。スタッフロール最後まで見てすごく感動したけど、「ちょっと待って他のCPは完全にハッピーエンドとは言えないまでも両想いで生存はしたのに、私の推しCPはただただ悲しい終わり方ですか…?」と何とも言えないこの気持ち。

とりあえず夜遅かったので複雑な気持ちになりながら寝た翌朝に、コンプリートエンドを見た私。

ほんの少し、ほんの少しだけだけど推しCPが救われてたことが分かって泣いたね、そりゃもう泣いたね。泣くしかないじゃろ。

イングヴェイ、あれわかってくれたのかなあ。きっとわかってくれたんだと思う。ていうか、メルセデスが守ってたんじゃん! 2人再会できてたんじゃん!(涙) あかん、泣けてきた。

彼がその後どういう風に生きたのかは分からないけど、きっと人生を全うしたと信じたいし、もしかしたらベルベットとコルネリウスの手助けもしてたかもしれないよね。

メルセデスが真の名前を名乗った時は鳥肌が止まりませんでした。ああ、そういうことだったのかと。彼女は自分の名の由来は知らなかったのかな。オニキス(実はめっちゃ長生きしてる)は知ってたから、この世界の古い言い伝えだったのかもしれないですね。

と「終焉」の話からしてしまったのですが(これが勢いで書こうとしていた部分)、そもそもメルセデス編に出てきたカエルが好きでして。

「えっ、何、この男前のカエル! めっちゃいい奴じゃん、惚れる! やばい! うん? あれ? ちょっと待ってこの声聞いたことある…?」

という辺りで予想はしていたのですが(中の人も好きだし)、でもそれまでってイケメンだけどコルネリウスがあんなことになった元凶だしあんまり好きじゃなかったんですよイングヴェイ

で、メルセデス編で人間に戻ってからはどっか行っちゃってあまり交流なかったし、「あれ、せっかくCPにハマったのにもうこの2人の続きないの…?」と寂しく感じてまして。

でも結局、「イングヴェイ:そんなに好きじゃない→最推し」も「メルセデスイングヴェイもっと見たい」と思ったのも、全部スタッフさんの掌の上で見事に踊った自覚があります。それでいいんだけども!

ああ、でも幸せになってほしかったなあ…。

あの世界はほとんど滅んでしまったけど再生して、人もグウェンドリンとオズワルド以外も少しは生き残ってたんじゃないかなと思います(でないと流石に無理じゃろと思って)。その人達と協力して少しずつ復興させていったんじゃないかなあ。

コルネリウスとベルベットはその復興していく世界を見守っていったんだなあと。そういや、世界ってかなり大変なことになってたけど、バレンタインのコインは大丈夫だったのか…。あと、実をいうとベルベットがプーカになった理由がまだよく分かってなかったりする。

この2人の出会いも知りたかったですね。気が付いたら既にラブラブだったので。

ということで2周目のグウェンドリンを堪能したいと思います。楽しみだ!