ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『PRINCE OF LEGEND』劇場版

(※後半ネタバレが入っているので注意)

結論から申しますと泣きました。めっちゃ泣きました。失礼な言い方だけど、まさかプリレジェに泣かされると思ってなかった。すごくいい映画だった。

あのー、LDHはちゃんと劇場版の冒頭で毎回説明してくれるけど、でもやっぱりドラマ版から観た方がいいですよ。ハイローは劇場版→ドラマ版でも補完になるけど、プリレジェはできればドラマ版から観てほしい。

ただ、最終的に劇場版に力を入れるので、ドラマ版だけでめっちゃ面白いかと訊かれるとそうではないのが難しいところ。なので、正直言うと劇場版がどんな物語になるのか全然予想がついてなくて微妙に不安でした。と思ったらめちゃめちゃ面白かったんだけど。ある意味ではハイローより好き。

あの、LDHすごい本当にすごい。LDHというコンテンツが私の中で今一番熱い。だって課金(ソシャゲのという意味だけではなく)したらちゃんと(次の作品とかで)リターンが返ってくるし、LDHだけじゃなくて外部の役者さんもいっぱい使ってくれるし、でも自分のところの若手も毎回少しずつ投入してちゃんと育ててるし。基本は音楽関係なんだけど、それ以外のお仕事もできるようにしてるんですよ。すごくない?

でも何より、ちゃんと観たいものが観られる! 実はこれが一番大きい! 例えばハイローだったら佐野岳君のアクションとかさ! 「そうそれ! ずっと観たかったのそれ!」みたいな! 佐野君別にLDHじゃないんですよ!? ありがとう本当にありがとう。

あと監督さんの裏話とかで聞くのは「お金を惜しまない」。関係者の試写で反応がイマイチで、追加撮影したいとなったら惜しみなく出してくれると。邦画でそういうことしてくれるってあまりないらしいので素晴らしいなと。あとは役者さんがよく差し入れの豪華さに驚かれてますよね。『たたら侍』の時に山の中にコンビニが1軒作られたとか(笑)。

『PRINCE OF LEGEND』は『HiGH&LOW』に続くLDHのプロジェクトで、メインはGENERATIONSの片寄涼太君で、その側近に『獣電戦隊キョウリュウジャー』の塩野瑛久君と『仮面ライダーエグゼイド』の飯島寛騎君がいるという特撮ファンも熱くなる構成。というか、私がプリレジェを観てた原動力の一つは塩野君だ。他チーム(3B除く)がほぼLDHだったことを考えると、メインの側近に外部の人を入れてくれたのって本当にありがたかったなと。

ハイローはひたすらに熱かったですが、今回は完全女性向けということでみんなキラキラ男子。殴る蹴るも好きですけど『アンジェリーク』(乙女ゲーム)も好きな私は、世界観に特に違和感はなく入り込めました。学園の設定とかがあそこまでぶっ飛んでくれる方がすっと入れます。

ヒロインというかヒーローは白石聖さん演じる成瀬果音(なるせ・かのん)。果音が色んなきっかけで色々な男の子から惚れられているので、いわゆる乙女ゲームの主人公ポジションなんだろうなと思っておりました。が、(最初はそう見せてないんだけど)とてもクールで現実主義な彼女は一筋縄では行かず、全くなびかない。というのが、世の中の女の子にどう受け取られたのかは気になるところ。私は大好きですけども。

本当、あの、聖ちゃん大変だったと思う…。LDHって女性ファンが殆どなのに、そんな中、人気絶頂の人達から一斉に惚れられる役って…。(それで言うと、王子選手権で壁ドンされたりお姫様抱っこされるモブの女の子達もすごかった)

だから、果音がこんな感じだったのでドラマ版はそんなに物語が動かなかったんですよね。それもあって劇場版の予想が全然つかなかったんですよ。だからこそ泣かされました。だからこそドラマ版から観てほしい。

(この辺からネタバレちょっと入るのでお気をつけ下さい)

ちなみに、ドラマ版だけで果音のカップリングで好きなのは年下組でした。ヤンキー王子/弟の竜ちゃんと、ダンス王子レッドの光輝。果音がストーカーされてるかもって時に2人で送り届けてたのが可愛かったし優しいなと思ったから。他は、奏は夢見すぎだし尊人は一方的だし、生徒会長は奏ありきだし。

それにしても、竜役の川村壱馬君は歌ってると大人っぽくて顔が全然違うのでビビる。竜ちゃんの時の方が年相応といった感じで微笑ましい。光輝の吉野北人君はTHE RAMPAGEで最初に顔と声を覚えてました。

さて、推し王子はドラマでもゲームでも塩野君演じる久遠誠一郎さんです!! そらもう塩野君だし、メガネだし。ゲームでも推し王子にしてて、ゲームの方は完全に乙女ゲームっぽいんだけど、でも私、彼の恋路を応援したいんだけどどうすれば…。

そう。最初に劇場版で泣かされたのは誠一郎さんでした。「あっ、背中押すんだ。そうなんだ!」って泣いた。だって誠一郎さんも泣いてたもん。ぎりぎりこぼれてなかったけど、あれ泣いてたもん。

涙と言えば鈴木伸之君演じる尊人もね。こっちは泣かされるというよりかは息を飲んだ。あの切り取り方が美しい…というか、あー、何て言ったらいいんだろう。美しいけど美しいよりもう一段階上みたいな。物語としても感動したけど、役者としての伸君に感動した。台詞の一切ない『JAM』も素晴らしかったけど、あれを観たからこそ尊人が素晴らしい。

尊人はだって、結局気付いたのは彼だったわけじゃないですか。いい子だなあ、って。

ストーリーの核心はちょっと置いといて。(観てほしいから)

続編あるっぽいですね! 嬉しい! しかも亜嵐君が敵対グループのリーダーっぽいよ! GENERATIONSのみんなが舞台挨拶でそれをいじってたのが面白かったよ!(笑) 亜嵐君のInstagram見たけど、本当に「Here I come」書いてあって笑ってしまったごめん。

あと廣瀬智紀さん! マジか! ラスカルズMARCOで『刀剣乱舞』映画版の鶯丸さん! まさかプリレジェでも拝見できるとは! 早く続編観たいやんけ! 戦うの? 戦っちゃうの?

ところで最後に一瞬映った光輝さん。光輝さんだよね? え、まさかの悪堕ち? 最後にすごいのぶっ込んできたな。びっくりしたわ。何でそうなった。

あー、あと続編あるなら他のチームももっと掘り下げてほしい。生徒会長が玲於君が演じるにしては奏へのライバル心以外、あまりバックグラウンドがなかったので。玲於君ならもっと難しい役できるんだから! 写真渡してくれたのはいい人だったけど!