ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『天気の子』観てきました。

(とりとめなさすぎる感想ですみません)

(『君の名は。』と『天気の子』のネタバレ注意)

私は決して新海誠監督の熱心なファンという訳ではなく、『ほしのこえ』はコミック版から気になってテレビ放送で観て、『君の名は。』もテレビ放送の録画視聴でした。それもどちらかというとRADWIMPS目当てだったり。今回の『天気の子』もRADWIMPSだし、あと感想が賛否両論だと聞いたのでむしろ行きたくなった次第。

結論としては超絶好きでした。『君の名は。』より圧倒的に好き。要するに(『君の名は。』もそうだけど)私は男の子と女の子(男性と女性)の一対一の関係が好きなのです。その関係が物語のほとんどを構成しているお話が好きです。でも作品に対して思うところももちろんある。帆高と陽菜のそれぞれの背景をもう少し語ってほしかったなと。

今作に関しては、主人公の帆高がとても好きでした。やっていること自体は『君の名は。』の瀧君もそんなに変わりないはずなんだけど、何でだろう(瀧君、胸揉んでたりしてたしなあ・苦笑)。でも先述の通り、何で島を出たかったかの説明はほしかった。映像だけで匂わす程度でもいいから。冒頭で絆創膏が3つも貼られていたので、島を出ることに関係するのかなとは思ったけど。

そんな帆高君がただひたすらに陽菜を救おうとする物語。「救う」でいいと思う。だって陽菜ちゃん、あの時(最後の夜の質問)帆高に否定してほしかったんだと思うし、空の上でも魚群に食べられそうになってたし(本当に食べるわけじゃないと思うけどわかりやすく書いた)。

東京より陽菜を選んだ。というより、陽菜を追いかけ続けたらそうなった。ってだけだと思うんだけど。一番最後、そこの覚悟が決まった主人公がすごく好きでした。何かわからんけどスタッフロールで泣いた。

陽菜。雨が続く東京に、晴れ間を呼ぶ能力を得た女の子。1年前お母さんが病気で亡くなりそうな時に、「もう一度お母さんと晴れた空の下を歩きたい」と願いながら鳥居をくぐったら能力を得てしまった子。

この辺も、「何故歩きたかったか」(お母さんと思い出があったのか)とか「能力を与えたのは誰なのか」などはほぼ語られず。能力に関しては神社の神主さんなどのお話などから推測するのみ。あえて入れてないんだろうけど、個人的にはそこが気になるところだったりする。もう少し感情移入したかった。

弟の凪君はめっちゃ好き。彼女の子達は声優さんそのままのお名前だったんですね。(花澤香菜さんと佐倉彩音さん。何と羨ましい2人だ)

あー、何か色々書きたいけど蛇足のような気もする。

須賀さんは、好きですよ。須賀さんの方が共感する部分も多々ありました。

夏美ちゃんが警察に追われながら帆高を助けるのはめっちゃ恰好良かった。

あの2人はまだ再会してない時か…! 彼が出てきた時は「何か知ってる顔?」ってなって(笑)、後から表札が映って「やっぱりそうだった」ってなって、彼女の時は心の中で名前を呼びながら泣けました。