観てきました。
…………悲しかった。
なんでこれがアカデミー賞取ったんだろう。
この映画を観たいと思っている人は、予告編で止めておいた方が幸せです。
前半は可愛かったけど、後半はドン引きでした。
以下ネタバレ。
てかYahoo!映画のレビュー読んだら詳しく書いてあるんですけどね。
その、ねえ。
環境破壊とかのテーマが後半でいきなり出てくるのがどうかと。
そのテーマはとても大事だけど、
それならそれで最初っから前面に押し出してほしかった。
いかにも「ペンギンの可愛い映画ですよ~」で釣るのは卑怯だと思う。
ショベルカーが出てきた時に嫌~な予感がしたんですよね(汗)。
環境破壊ネタも「絶対上っ面だけ見てこの脚本書いただろ?」って感じだし。
もっと掘り下げて書いてくれたらよかったのに。
動物が喋る映画でリアルな人間が出てくるのもドン引き。
一番嫌なパターンでした。
(『ファインディング・ニモ』くらいならギリギリ許せるんだけど)
リアルな人間と、デフォルメされた動物が交流ってあり得ないじゃないですか。
しかもペンギンがダンス踊ってその素晴らしさが人間に伝わるんですよ。
あり得ない世界を描くなら、人間もアニメーションで描いてほしかった。
そもそもこの映画に人間が出てくることなんて望んでなかったなあ(涙)。
結局、「マンブル(主人公)だけが皇帝ペンギンの中で
唯一歌が歌えない、でもタップダンスは踊れる」
という設定が何も生かされてないんじゃないかと。
だってダンスが(人間に)通じるなら歌でもいけそうなわけで。
あの世界の中で、ダンスじゃなければいけない理由があるのかなと。
映画としても場面転換激しすぎだし。
それでもペンギンだけの物語ならそれも有りかと思ってたけど、
単に後半の無理やりさを目立たなくさせるためだったのかな。
(激しく無理やりでしたけど)
あとグローリア、そこで帰るなよ!
ヒロインの意味まったくなかったよ…。
CVの役者さんはみんな良かったですよ!
日本と違って、豪華な役者さんが声優やっても違和感ないもんですね。
イライジャ・ウッドの可愛い演技が良かった。
ロビン・ウィリアムズは相変わらず激しいです(笑)。
…レイトショーで観ればよかった。