ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『傷だらけの男たち』

トニー・レオン金城武で観に行かないわけがないだろ!

(両方とも好きになったのルンさんの影響だけど)

ってことで行ってきました。

めちゃくちゃよかったです。(主題歌以外)

個人的には『インファナル・アフェア』より好きかも。

(ただ『インファナル~』はDVDだったので、

映画館で見てたらまた感想は違ったかもです。

『インファナル~』は完成度がめちゃくちゃ高いですしね)

なんだろう。『インファナル~』は完全に男の世界、

『傷だらけ~』はちょっと女々しさとかも入って、その好みの差かなあ。

ところでその映画館に貼ってあった(雑誌などの)作品批評を読んだら

「子犬のような目の金城武にメロメロ!」みたいなことが書いてあったんですけど、

個人的にはそれはないです(笑)。

この映画に限ってはトニー・レオンの役の方が好きだ。

こんな役もできるんだなあ、と。すごかった。

泣きを狙う映画でもないのに、むちゃくちゃ泣いてしまいましたし。

でも金城君ももちろん大好きです。

あ、ちなみにこの映画で金城君がウイスキーを飲んでいるシーンは

本当に飲んでいるらしい。と中山功太君が言ってました(笑)。

追記は大したこと書いてないけどネタバレ感想。

(映画を観ていない人は、できれば読まずに先に観てほしい)

 

いろいろ書きたいことはありますが、

まとまらないのでどうしても書きたいことだけ置いときます。

・こう、とある事件を境にバラバラになってしまった2人が、

やはりとある事件をきっかけに再会し、その事件解決のために協力する―

的な映画かと勝手に思ってたら、かなり違う内容でした(汗)。

でもトニー・レオンが『○○○』なのは知らなくてよかったと思う。

中山功太君もそれに関しては伏せててくれまして、後からそれが嬉しかったです。

でも雑誌とかには思いっきり書いてあったな…。

知らない方が絶対楽しめると思うんですが。

・この製作陣でラブラブな夫婦見ると不安が募るなあ…、

と思ってたら案の定、持ち上げて落とされました。

奥さんが昏睡状態の間に夫は頑張って介護して、

本当の愛情が芽生えてたわけだけど、奥さんはそんなこと知らんしね…。

裏切られた、と感じたところで時が止まってたわけで。

最後の指輪は自分で外したのかなあ、やっぱり。

・個人的にはこの映画のベストシーンは

トニー・レオンがうつむき気味で話していて、

ふと顔を傾けた時に鼻に涙が流れて「実は泣いてたんだ!」

ってところなんですけど。

私が「あのシーンは絶対偶然の産物に違いない!」って力説したら、

ルンさん「いやでもあの人18歳から俳優やってるし、ちゃんと計算してるって。

『あ、(ここ泣くシーンなのに)意外と涙出てこんかった。よし傾けとけ(笑)』って」

と夢を壊されました。いや違います、絶対偶然です。