ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『世紀末オカルト学院』感想。

(※ネタバレ注意。疑問もいろいろあるけど、あえて目をつぶってます)

話の進行がものすごくスローペースで、「これどうやって収拾つけるんだろう」と思っていたら、ラスト3話がそれまでの倍の早さで話が進んで終わりました。最終回はまた別のエピソードなので、実質2話でしたね。でも面白かったです。

千尋さんの白魔術師姿好きだー! ていうか、まさか味方だったとはー! 美風さんは最初から好かんかったので敵でよかった。(こら)

黒スーツの人はグエンワイヴァー(BYダークエルフ物語)だったという、ある意味萌え展開。消えてしまうシーンは悲しかったです。千尋さんは、文明の元にたどり着いたところで力尽きて、全ての魔を封じる呪文で消えてしまったと予想。

最終回は胸にぐっと来すぎて、観終わってすぐさまもう1回再生しました。

ずーっとずーっと見せ場のなかった文明が(※実際はちゃんとありました)、最後の最後に自分の身を犠牲に世界を救うという。もうむちゃくちゃ恰好良かったですよ。恰好良すぎて、泣くより見入ってました。

ていうかね、要するに文明が好きだったんだよーーー!!(泣) 今気づいたけどこれもヘタレ萌えか! 臨死体験で過去が見えた頃から文明にきゅんきゅんでしたよ! ちくしょう、マヤと同じじゃねーか!

未来のマヤはちゃんと大人っぽい声でしたね。日笠さん素敵。表札が『内田』ってことは、将来的にチビ文明と結婚したんでしょうか。

たぶんチビ文明が10歳くらい、マヤが17歳くらいならあり得ない歳の差でもないけど、でもチビはチビであって、あの文明じゃないんですよね。切ない。

でもカレーを食べるのに、お箸じゃなくてスプーンが用意されているところにほろっときました。あー、チビはちゃんとマヤから愛情を受けて育ったんだろうなと。

あ、思ったより長く書いた。実は結構好きだったんだな、この作品。あかりの話とかもかなり泣けましたしね。

欲を言えば、スマイルとかJKがもっと主要人物になってほしかったかな。いい脇役ではあったんだけど、もう少し深く関わってもよかったのになと。でも、そうすると文明の意味合いが弱くなっちゃうか。JKなんて、あのキャラで子安さんという贅沢な使い方だったのにw

あと、このアニメの特筆すべき部分は、久川綾さんのお母さん声(教育ママだけど)が聞けたことですかね! 久川さんもそういう役をやる歳になったんだなあと。セーラームーンど真ん中世代としては感慨深いものがありました。

それにしてもDVDが気になります。だって、90年代カバーのPV…! やっぱり日笠さんの『LOVEマシーン』が一番聴きたいかなあ。