ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『MOTHER3』クリアしました・2。

先にお断り。

1.本気でネタバレしています。クリアしてない人は読まないで下さい。

2.自分の中でも賛否両論です。ご了承の上、ご覧下さい。

えー、まずはネタバレしないように書きます。ストーリー関係はどう頑張ってもネタバレしそうだったので、ネタバレなしで書くのは諦めます。

■世界観

・えーと、DP(ドラゴンパワー)=お金っていう説明ありましたっけ。あったらごめんなさい。ずっと「ドラゴンパワーって結局何やねん」と思いながらプレイしてました。途中でお金の概念が持ち込まれたんだから、お金ですってことにして、もう少し通貨っぽい単位にしてほしかったかな。

・ストーリー上仕方ないとは思うんだけど、やっぱりカエルがセーブしてオケラが物を売るという世界は謎。その…非現実的だからとかそういうことではなくて、そのことに何でもいいからもう少し説明がほしかった。(オケラは一応、毎回自分で言ってたけど)

例えばセーブポイントを喋る向日葵にして、その理由が「ヒナワが一番好きな花だから」とかならもう少し納得できそうな気が…しませんか。あくまで例えだけど。

1・2の「パパに電話すると記録しておいてくれる」というのがすごく納得のいくものだったので、それに比べるとどうしても…というのもありますね。電話の向こうのパパの優しさもたまらんし。

今回はパパは一緒にいるというか、いないというかだもんなあ。いや、今作においてのフリントの役割に文句はないんですが。

あと、個人的にはセーブポイントが多いのはありがたいと感じる方ですが、それにしてもちょっと多すぎたんじゃないかと。だって同じ町の建物の中とすぐ外にいたりするんですよ。1つの町に1(もしくは2)匹のカエルくらいでよかったと思います。(ただしダンジョンは別)

■PSI

・なんでPKビーム消えちゃったんだー! PKグラウンドなんて…LV60に上げてまで使いたいものなのか。(私は結局覚える前にクリアしました)

・リュカの攻撃PSIがPK”かっこいいもの”しかないのは、かなり困りました。全体攻撃だけど消費PP高いし、ほとんど使えませんでしたよ。そんなん使いまくってたら、回復に回す分がなくなっちゃうし。

なので、リュカは補助系でしたね完全に。もっと主人公ぽく活躍してほしかったです。

追記:そういや1の主人公は攻撃PSIなかったですね。2のネスはリュカと同じ感じなのに、もっと活躍してた気がする。思い出補正だろうか。リュカは、「PK”かっこいいもの”を使える人が針を抜ける」という設定なのに、そのPKの使いどころがあまりなかったのが残念だった。

・フランクリンバッジがただのイベントアイテムに成り下がってしまったのが残念。(一撃死のPKビームγを跳ね返せるアイテムだった)

■戦闘

・基本的には2と同じなんですが、何というかバランスがちょっと大雑把だった気がせんでもない。

「ものすごいダメージ(「ちめいてきないちげき」でしたっけ)を喰らって、ドラムが回転している間に必死で回復」ばかりしている印象。アシストPSIもよく使ってはいたけど、使っててもそんな印象でした。

サウンドバトルは結局コツが掴めず、3か4コンボくらいしか行きませんでした。

・そういや私、1回もわんこに食べ物食べられたことありませんでした。

(HPが低い状態で仲間にアイテムを使わせようとしても、我慢できずに自分で食べてしまうことがあるらしい)

■ユーザインターフェース

・セレクトでメニューを呼び出して、そこでグッズとPSIとか選ぶと画面が切り替わるんですけど、これが地味にうざい。

例えば2番目以降に並んでいるキャラに装備させたい物がプレゼントから手に入る。けど(大抵は)1番目のキャラの持ち物になるので、メニューを開いて『グッズ』で1番目から2番目に渡し、次に『そうび』で2番目のキャラが装備する。

この『グッズ』とか『そうび』とか『PSI』を切り替えたい時に、毎回画面と音楽が切り替わるんですよ。それが地味にうざいんです(大事なことなので2回ry)。メニュー全部を別画面にするか、音楽が切り替わらなかったらまだマシだったのになと。

■音楽

・「ああ、『MOTHER』シリーズだなあ…」と素直に思える楽曲たちでした。音楽担当は新しい人になって、プレッシャーも大きかったと思いますが、名曲揃いだと胸を張ってほしいです。

ただ、1と2の大好きな曲を使ってくれるのは嬉しかったけど、どうでもいい場面に使われて曲の良さをあまり感じられなかった気が…。エンディングでもぶつ切りだし、そこは残念でした。

1のタイトル画面は今でも思い出すだけで震えが来ますしね。

 

 

ネタバレ編

■ストーリー

・1~6章までは本当に面白くて、一週間で7章にたどり着きました。けど、そこから急に話が「世界の命運」系になってしまって、すごく違和感があって。何と言うかな…自分の意志で「世界を救おう」としたんじゃなくて、ただ巻き込まれただけみたいな。

「家族の絆」と「世界の命運」って同時に並べる必要があったのかな、と思います。世界を「世界」と言うんじゃなくて「島」に限定するとか。いや実際に島だけだったんだろうけど、なんかこう話の輪郭がぼやけてしまったというか。

「世界の命運」の話(リダがしてくれた話も含めて)も壮大すぎて、正直あまり付いていけませんでした。そんなことよりも私はクラウスを助けたいんだよと。

点数を付けるなら、1~6章が89点、7・8章が65点、エンディングが85点でしょうか。

7章は本当にしんどかったです。だって、どんだけ頑張っても(中ボスを必死で倒しても)ストーリー上、横からかっさらわれるじゃないですか。あれは本気でやる気を削がれました。

どっかのマジプシーが迷ってる間に針が抜かれたりとか。「え、これお前のせいやろ!?」と本気で突っ込みましたよ。プレイヤーがどう頑張っても変えられない話にしたいなら、小説とかでやってくれと。

・クラウスが何故ポーキーに従っていたのか。ポーキーが何故この時代(と場所)に来たのか。ヨクバ様が何故裏切ったのか。この辺りをゲームの中でちゃんと語ってほしかった。私、イカヅチタワー(でしたっけ?)の子供部屋はクラウスのものだと思ってましたもん。あれ、ポーキーのだったんですね。

「語ってない」のと「想像の余地がある」には天と地ほどの差があるので、語ってほしかったです。

・ポーキーの出現は本当に突然だったなあ。もう少し出てくるヒントがほしかった。

と思ってたんですけど、人様の感想見てたら私が気付かなさ過ぎだっただけみたいです。ともだちのヨーヨーって2のどこに出てたっけ…。

冷たいけど、私まったくポーキーに思い入れないんだよな。

・やっぱりお父さん・サルと旅したかったなあ。絶対、犬は途中でチェンジだと思ってましたよ。姫とダスターはわかるけど、犬が最終メンバーなのは納得いかない。

・ラストバトルは…もうちょっと何とかならなかったんですかね。プレイヤーは耐えるしかないって、そんなんゲームじゃないじゃないですか。耐えてたら勝手にお母さんの声が聞こえてきて解決、って。TRPGでいうところの吟遊詩人マスターじゃないかと。

ないかと思ってたのに、号泣させられちゃった訳ですけどね。あの回想シーンから。

ハミングバードのタマゴってどこ行っちゃいましたっけ?(汗)