随分前にCS放送を録画してて、ようやっと観ました。随分と久しぶりに観た邦画なのですが、思わず立て続けに2回観てしまうくらい面白かったです。
作り方がとても舞台っぽいなー、と思ったら、舞台化もされてましたね。回想シーンとかどう作ったんだろう、気になる。
え、ドラマCDにまでなってるの! しかもキャストが好み過ぎるよ!?(小野大輔・杉田智和・中村悠一・藤原啓治etc.:敬称略)
出演俳優さんもみんな上手いなあ、当たり前だけど。
ユースケさんと塚地さんが特にすごい。絶対、塚地さんは後からぐいぐい来るだろうなと思ってたけど!
小栗君は2003年に初めてドラマで観たんだけど、その頃はこんなに売れっ子になるとは夢にも思わなかった…。でも、小栗君はこういう普通の役の方が好きだなあ。拗ねてる姿が微笑まし過ぎる。「もうやめて! 家元さんのライフはゼロよ!!」
ちなみに、小栗君の役が一番感情移入できました。当たり前っちゃ当たり前なんだけど、でもやっぱりね。言ってる内容が身につまされることが多くて(涙)。
香川さんは相変わらず香川さん(笑)。こういう役者さんも大事!
小出君も結構好きだし、上手いと思うけど(のだめの真澄ちゃん大好き)、このメンバーの中だとやっぱり若手だなあ。新鮮だ。
(どの作品でもそうなんだけど)2回目観ると、役割とか気持ちとかがわかってるので新たな面白さがありますね。あと、ちゃんと細かな伏線が山ほど張られてて、しかもそれがちゃんと回収されてるという。
ただの普通の人とかおどおどした人とかちゃらい人とか何か恰好良さげな人とか気持ち悪い人とかが、実はああでこうでという後半(1時間に差し掛かる頃)からのどんでん返しの連続が素晴らしい!
結末とか本人達の気持ちに関しては、自分で「推論かもしれないけど」って言ってるし。
悪く言えば自己満足だろうけど、これは「あの場に集まった5人が救われる話」なんだと思う。1年間ずっと引きずってたわけだから。
それを台無しにするスタッフロール(前半)が素敵☆
ラストシーンは、続編の構想があったらしいですね。いやー、これは続編作れないだろう。
そんなこと気にせず、2年後にはああいうことが起きた。それは彼(宍戸さん)の勘違いかもしれないし、本当に真相に繋がる何かがわかったのかもしれない。後の想像はご自由に、でいいんじゃないかな。(ちなみに私は勘違い派w)
一番好きなカットは、香川さんと小栗君が揃って泣いてるところを一瞬だけ映したところ(笑)。
ところどころは紙芝居っぽくなってて、映像作品としても面白かったです。