PS2版です。
自分のブログを探してみたら感想書いてなくて、かなり今更だけどせっかくなので書きます。
ネタバレ全開で、PS3版が発売されてまだそんなに時間が経ってないので、一応追記に置いときます。
・ということで、(たぶん)4回目のクリアなんですけど、何回みても『ICO』のエンディングは泣ける。震える。
が、そういやヨルダと離れてからってEDまでノーセーブなんですよね。お昼ご飯&サッカー中継の直前にそこに入ってしまったので、必死でクリアしました。なんか、前回も全く同じことをやったような気がする…。
初回プレイ時は、ヨルダと離れて目が覚めたらとんでもない所に放り出されてて途方に暮れたなあ(汗)。
・本当にこのゲーム大好きで、周回という意味では『FF3(FC版)』の次にやりこんでる気がします。
元々、発売時からゲーム屋さんの店頭でデモを見て激しく気になってたものの、買う機会を逃してまして。結局買ったのはベストが出てからだったので遅かったんですが、買えた時は「やっと自分の手の中に来たー」という気持ちでいっぱいでした。
で、実際にやってみたらめちゃくちゃ面白いし。
・もう散々書かれていることだと思うので多くは書きませんが、この作品がゲームとしてちゃんと成立しているところが本当に凄い。決して観てるだけではなくて、ちゃんとゲームなんですよ。こういうのが本当の「映画みたいなゲーム」なんじゃないかなあ。
(最近で言うなら『アンチャーテッド』とか。これは私は隣で見てただけだけど、見てるだけで面白かった)
・映像で一番好きなのは、暗い中でもヨルダだけは光のように見えるところ。
その次は、城の外に出た時に見える周りの風景でしょうか。めちゃくちゃ綺麗なんですけど、城と外の世界の断絶感が凄いです。
・あと、最近の感想でよく操作性の悪さを指摘されてるんですが、あれは敢えてあの操作性だと思うんですよね。
だってあの状況で、イコがすらすら動けてたらおかしいじゃないですか。ちょっと力が強くて打たれ強くて角が生えてるだけの、ただの少年なんですから。
あの動きで、イコの戦闘の不慣れさとか一生懸命さを表していると思うのです。
確かにカメラワークはちょっと不親切ですけど(いきなり切り替わったりしますし)、でも、やっぱり個人的にはそれも含めてこのゲームという気もします。
この辺からキャラとか物語とか。
・イコもヨルダもめちゃくちゃ好き。もう、「影が絶対出てこないエリアで一生2人でゆっくりしてればいいじゃないか」とか思う。(最終的には2人で脱出できたから良かったけど)
4周目ともなると大体物語を覚えているので、城門に光が集まって脱出できるようになってからの、その後の展開を思い出すと辛くて辛くて進みたくなくなります。
・イコは、自分で操作しといて何ですが勇気有りすぎです(笑)。もう…もうね、ただ単純に男の子が女の子を助ける話大好き! 最近足りないよ、この成分が!(ジブリでいうなら『ラピュタ』)
・2周目以降だとライトセーバーが手に入るんですけど、火を着けるために木の棒に持ち替えている時に、影に襲われた際の不安感は並じゃないですね。普段、いかに楽をしているかがわかる(笑)。
・クライマックス&エンディングは涙なしでは見られません。イコが、石になったヨルダを影から守る場面(守るというのは私が勝手な思い込みだけど)。女王に立ち向かって角が折れる場面。
そして、ここに来てまさかのヨルダがイコを助ける場面がもう…!(涙) あんだけ非力に見せといて(実際そうだったんだろうけど)、最後の最後にイコを軽々と抱き上げるっていうね。でも、実は一緒にいる時から結構たくましかったけどね、ヨルダ(笑)。
・2周目以降は絶対、すいかエンディングです。あの2人の後ろ姿見てると、何かがこみ上げてきてたまりません。本当によかったよー!(涙)
初回も、走っていったらヨルダが波打ち際にいた時の感動といったら。
・裏設定は全編に渡って色々あるんでしょうが、あんまり気にしてません。イコがヨルダを助けようとして頑張って、ヨルダもイコを助けてあげて、最終的に再会できた。それだけでいいじゃないかと。んで、あの後幸せに暮らしたんだよ、きっと。
ていうのは、それだけ本編で無駄を削ぎ落としているからそう言えるんですよね(個人的にはアニメの『モノノ怪』と同じものを感じます)。もっと中途半端に語られてたら、もやもやしてただろうなと。だから小説版を読む気にならないんだよなー…。
さて、5周目はいつ始めようか。あ、でも『大神』もやり直したくなってきた。