ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『Lost& Found』観ました。

※注:ネタバレと畑中さん語りを含みます。

キャラメルボックスの畑中さん目当てで、うっかり衝動買いしてしまったDVDです。

いやー、畑中さんは堪能させて頂きました。駅員の畑中さん…いいね! 撮影時期的には4年くらい前のはずなので、だいぶ若いです。

個人的には、最後の「これお前のだろ?」が優し過ぎてー! 何かもう、畑中さんの台詞の言い方っていちいち優しいんだよー! 人を思いやる役やらせたらたまりませんよ、もう。

(『雨と夢のあとに』の北斗とか、『サンタクロースが歌ってくれた』10daysの本人役の時とか、もちろん『トリツカレ男』のジュゼッペとか)

あと、(畑中さんに限らないんだけど)「顔の見えない演技」が大好きです。俯いてるとか、後ろ向いてるとか。そういう時の畑中さんの演技力が凄いし好きなんです。

6月の『無伴奏ソナタ』(キャラメルの舞台)も途中で出演されることになったから行きたかったけど、お金がなかったから無理だったぜ…。『アルジャーノンに花束を』ではどんな役なんだろうなあ。すごく楽しみです。

作品の内容としては、割と淡々とした日常もの。舞台は山形の駅。

「淡々とした日常もの」も好きな方ですが、ちょっと最後のオチが淡々としすぎて「あれ?」って感じだったかなあ。

もっと、登場人物1人1人を掘り下げてくれるかと思っていたので、特に何もなくて残念。

何であの人が「命よりも大事に」してたんだろうとか、どうして写真を撮っていたんだろうとか、どうやって出会って日記を返せたんだろうとか。

好きか嫌いかだと断然好きな作品なので、それだけに惜しい気がしました。

買ったことに後悔はないです。

あ、ジャケットの2人は主人公ではありません。

ちなみにAmazonに跳んだ先のレビューは『世界の涯てに』のものなのでお気を付け下さい。『世界の~』の原題がこれなので、何か間違って繋がってるみたいです。

『世界の涯てに』も超名作ですよ! もうだいぶ古い作品だけど、今でも大好きです。