公式サイトはこちら。
http://www.ghibli-museum.jp/yorutoba/
…って、今、公式サイトを観たら東京で舞台挨拶とな!?
ちょ、真綾さん会いたい! 会いたいじゃねえかよおおお!!(涙)
取り乱してすみません。
このように、完全に真綾さん目当てで観に行った作品です。いや、予告の最初は映像に惹かれて「これは観たいなあ」とぼんやり思ってたんですが、途中で真綾さんが吹き替えと情報が出て、「これは絶対行かなあかんやろ!!」に変わったんだったりして(苦笑)。
あと、重要キャラで西島秀俊さんも吹き替えをされています。いやー…西島さん凄かった。
一言で説明すると、影絵の童話風・恋愛短編集でしょうか。割と淡々とした進み方で、そんなに大きな盛り上がりはないです。でも、個人的には好き(ゲームの『風の旅ビト』が好きなら、好きそうな感じ)。ルンさん及び弟2と行ったんですけど、観賞後の感想の言い合いも意外と盛り上がりました。
淡々としてるけど、脚本的にはよく練られているんですよこれが! あと、影絵ということもあって割と横スクロールで話が進むので、「こんなゲームやりたい…!」と本気で考えました。
舞台はお話によって様々で、基本的にはファンタジー路線かな。死者の国とか喋る動物も出るし。
吹き替えは3Dだけだったので3Dで観たんですが、(『アバター』でも感じたけど)やっぱり3Dは幻想世界とか光を描いてなんぼだな、と思いました。妖精の国のキラキラが綺麗です。
音楽も、前述の通り様々な舞台なのに、ちゃんとそれぞれの世界に合った音楽で。
ただ、観に行く大きなきっかけにもなった、真綾さんの「どれぐらい私が好き?」という台詞が、劇中ではあまり好きじゃないキャラが言うものだったのでそれだけは残念でしたね。「お前やったんかい!」と心の中で叫びました(苦笑)。
以下、お話毎の一言ネタバレ。
『狼男』
もうちょい話を掘り下げてもよかったかなあ、と思わなくもない。好きだからこそ。
湖と月の風景に目を奪われました。ここでまず観に来た甲斐がありましたね。
それにしても姉はひどい(苦笑)。初っ端からやたらに怪しいなあ、と思ってたけど。
『ティ・ジャンと瓜ふたつ姫』
「おじいさんにアイテムをもらって障害をクリアするRPG的な感じ」と思いきや、少年が自力でクリアという。
少年本人も言ってたけど、おじいさんひどいよね…飢えてる動物にさらに「泣きっ面に蜂」的な行為って(苦笑)。聞きながら「それひどくない?」と薄々感じていたので、少年がそれを全部捨ててしまって驚いたけど嬉しかったです。
そして助けた動物がそれぞれ恩返しに来てくれて、最後にあのオチという。すかっとしました。
『黄金の都と選ばれしもの』
個人的に一番好きなのはこれ。少年が少女を助ける話が大好物なので(笑)。あと、守り神もドラゴンだし。王道! 王道!
少女は今まで声をかけられなかったからこそ、少年に味方したんですよね。声をかけてくれた上に助けてくれたとか、青年どんだけヒーロー。でも少女自身も言っていた通り、「少女だけを助けた」んじゃないし。
「滅びたのは都だけだ! 僕たちは生きている!」(正確な台詞は失念)にはっとさせられたり。
音楽のコーラスも凄かったです。
『タムタム少年』
音楽が一番印象に残っているのはこれ。でも、ラストが思い出せない…。
『嘘をつかなかった若者』
メロンギが…メロンギがああああ!!(涙)
元々、喋る馬というポジションが好きで、喜んで見てたらあんな結末だよ…。いや、だからこそ物語として素晴らしかった。でもメロンギ…(涙)。
演技開始前の少女も「こんなの嫌」って言ってたし、結末も取って付けた感があるけど、これはたぶんそういう狙いなんだろうな。
聞きたかった台詞を言ったのは、このお話のヒロインです。
『鹿になった娘と建築家の息子』
ラストシーンで急にうるっと来ました。割と先の読める展開だったので安心して観てたんですが、何か急に涙腺に来たなあ。(※ちゃんとハッピーエンドです)
実際に愛の力で戻ったのかもしれないし、もしかしたら…かもしれないし。
それにしても、何故お父さんの親友さんはあんなにカラスを邪険にしていたのだろう(笑)。