ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『るろうに剣心』観てきました。

(※完全ネタバレ注意。

  普段、日本の時代劇は全く観ない人間の感想です。

  最後に同人要素が入っているので、不快な方はご注意下さい)

ということで行ってきたんですが、予想以上に面白かったです。

予想以上にちゃんと『るろうに剣心』だったし、

予想以上に健君が剣心だったし、

予想以上に武井咲が薫ちゃんだったし、

予想以上にアクションが激しかった。

原作至上主義で最初から「こんなの違う」って思ってたら面白くないと思います。

個人的には絶対続編作ってほしい! 志々雄をやる役者さんが本当に大変だと思うけど!(監督さんはやる気だそうです)

そもそも実写化の一報を知った時は自分の中で反応がいまいちだったのですが、予告を観て「あれ、もしかしたら面白いかも」と思い。さらに、映画秘宝(雑誌)の大友監督とアクション監督さんのインタビューを読んで行く気になったわけでして。

なんとアクション監督の谷垣さんは、あのドニー・イェン様の元で修行された方だそうです。そら! あんたもう! 私の好みにばっちりに決まってますよね!!

最初の戦争のシーンだけ(戦争映画が苦手なので)ちょっと辛かったですが、それ以外のアクションシーンはどれもこれも、本気で楽しく観てました。

基本は剣劇なんだけど剣の打ち合いだけじゃなくて、「立ったまま」以外のアクションも多くて。上手く説明できないんだけど(速すぎて追いつけなかったからw)地を這ったりとか、関節を取ったりとか、「こんな動きもあるの!?」というアクションが多くて本当に目の保養でした。

まさか、日本でこんなアクション映画が観られるとは夢にも思いませんでしたしね。だって、香港ですら「ドニー・イェン以降のアクションスターはいない」って言われてるくらいだから…。(なので、後身を育てているそうですが)

そういや、何で左之助のフィニッシュホールドがジャーマンスープレックスだったんだろう(笑)。いや、観ててすごく楽しかったけどね! しかも左之助の相手は須藤元気さんだしね! 「何で君らだけ素手での打ち合いなんだよw」と突っ込んだけど凄かったよ!

ストーリーの方も上手く混ぜてきたなあ、と思います。キャラ同士が知り合いになっていく過程だけは「あー、やっぱり少し端折っちゃったな」と感じたけど、もうそれは映画では仕方ないというか。でも、弥彦も妙さんも燕ちゃんも出てきたから大満足!(燕ちゃんは本当にチラ見せだったけど) 続編出るなら弥彦の見せ場も作ってほしいなあ。…というか、成長しちゃうから早く撮らないと!(汗)

ちゃんと原作への愛もすごく感じましたし。個人的には、原作での肝の台詞を、本当にここぞという時に出してくれたことに感動しました。いくつかあるんだけど、一番好きなのは「(中略)薫殿の言ってる事は、一度も己の手を汚した事がないものが言う、甘っちょろい戯れ言でござるよ。(略)」の下り。これは是非とも劇場で聞いて!!

キャスティングは何の文句もないです! 良すぎて感想書き切れません!

まあ、「江口さんの斎藤一が一番原作と違うなあ」とは思ったけど、江口さんの斎藤さんはこれはこれで好き。

女性陣もすごく心配してたけど、実際に画面で観たらしっかり薫ちゃんと恵さんでした。そんで何がすごいって、女性陣が男性陣に放り投げられたり踏みつけられたり、その勢いが全部本気なんですよね!(「本気で来なければ許さない、って蒼井が言ってる」と香川さんが困ってたらしい)

で、もちろん男性陣もすごいわけで。特に吉川さんおよび綾野君との戦いがね! この2戦は速すぎて全部は見えてなかった。有り得ないけど生で観たかったよ…! どんだけ凄かったんだろうって。繰り返しになるけど、本当にこんなアクション映画が観れて幸せです。

香川さんは名優の一言。いや、一言で済ませちゃいけないかもしれないけど、でも私がうだうだ説明するより観てもらった方が早いし!(笑)

(ここからCP語り注意)

もうねー、たぶん原作でも好きだったはずなんだけど、実写の方が剣心×薫により萌えた。やっぱり私、2.5次元が一番好きだわ。

なんかあれですかね。薫ちゃんを見守る剣心が素敵すぎるというか。でも、薫も守られてるだけじゃないし。

本当は薫ちゃんのさらわれ方が変わっちゃってちょっとだけ残念。でも、さらわれたヒロインを助けに行くヒーローの物語は本当に大好きだ。

あと、外印×恵さんもひしひし感じてたんだけど、最後は接触がなかったのが残念だったなあ。