ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『ジャンゴ 繋がれざる者』観てきました。

クエンティン・タランティーノが監督で、南北戦争2年前が舞台の西部劇です。黒人が白人に、当たり前に奴隷として使われていた時代ですね。

残念な私は歴史にはかなり疎いんですが、幼少の頃にアニメ『愛の若草物語』を観ていたので(同じような時代が舞台)、何とか時代背景にも付いていけました。

これが当たり前の時代が実際にあったんだよね…。

以下は箇条書き。

・相変わらずタラちゃんは自分の趣味の映画を作ってくるなあ、と本編を観ている最中からずっと思ってました(笑)。映像も音楽も物語もいい意味で古臭いです。

リアル銃撃戦は苦手なので少ししんどかったけど、それ以外は思わず笑ってしまうシーンが多くて楽しかったです。総合的に一言で言うとかなり面白かった!(でも女性にはあまりお奨めできない)

上映時間が3時間弱なんですけど、中だるみもほぼなく、時間を忘れて観てました。姿勢だけは辛かったですが。

・ごめんなさい。主演のジェイミー・フォックス、名前は知ってたけど初めてまともに観ました。この作品では超恰好良かったです! 黒人さんの色気って何か反則だ。

・奴隷を扱っているのと、主人公が段々洗練されていく様が『レ・ミゼラブル』とかぶったり。レミゼ観といてよかった。

レオナルド・ディカプリオサミュエル・L・ジャクソンは超楽しそうでした(笑)。息もぴったりだったし。最近、大ベテランが脇を固めるパターン多いなあ、嬉しいけど。

・ところで、何というか映像の作り方がすごく綺麗だった! それは「綺麗とか美しいものを映している」わけではなくて、構図とかカメラの移動の仕方とかがすごく洗練されてるという意味で。

序盤から特にストレスなく観ていたんですが、(逃げた奴隷が木の上で往生しているシーンで)ディカプリオが馬車から降りて木に近付いていくんですけど、その時のカメラの動き方が何か美しかったんですよ。腕のいいカメラマンを雇ったんだなあと! 編集も素晴らしいし。

・何だかんだ書いたけど、基本的には頭空っぽにして楽しんだらそれでいいと思います。時代背景は知ってればOKって感じで。