観てきました。（完全ネタバレ注意）
前置き。
私が役者さんの中で一番好きなのは、
キャラメルボックスの西川浩幸さんと畑中智行さんです。
結論。
畑中さんが好きだったら絶対行くべき。
てか、行かないとおかしい。
ということで、観終わったその足で金曜の回を予約してしまいました。畑中さんのために。いやマジで。この畑中さんをもう一度生で観なかったら絶対後悔すると思って。
もうさ…何から書こう。何から書いたらいいの！？
そもそもは、本当は行くか悩んでたんですよ『ナミヤ～』。スケジュールとかお金の面で。『雨と夢のあとに』再演に畑中さん出るかもしれないし、出るならそっちが観たいなと。
そしたら『雨夢』には出なかった上に、東京限定のとっても面白そうなお芝居『ジャングル・ジャンクション』に主演されるみたいで、『ナミヤ～』を逃したらしばらく観られないことが判明orz（東京に限らず遠征はそうそう行けません…）
妹に連絡したら彼女もまだチケットを取っていなかったので、「一緒に行こう！」と誘って神戸初日に行ってきました。
なので、私の目当ては完全に畑中さんだったのです。
「でも主演は多田君と安理ちゃんと筒井君だし、どれくらいの役なのかな？」と思ってたら、割と準主役くらいの勢いでして。前半はほぼ主役だったし。（いや、今回はみんな準主役みたいなものだったんだけど。あと主演3人はどちらかというと語り手かもしれない）
んで、それに引き込まれてて「あー、いい感じに（役の）人生が進んでるじゃないか。よかったよかった」と安心したところに唐突に訪れる不穏な空気ですよ。「あ、何かやばい」と。
そこから「え、いや、そんなはずないよね？」「嘘だよね？」と思いながら必死に見守ってたのですが、うん…もう涙腺崩壊でした。あれはあかん、ずる過ぎる。
割と最初っから（ダンスシーンも含めて）「やっぱり畑中さん恰好いいなー！」と喜んでたのが、「ちくしょう…だから何でそんなに恰好いいねん…（号泣）」でしたからね（苦笑）。
このお芝居のMVPは私の中では間違いなく畑中さんです。いわゆる「畑中さんの超王道」だったけど、それを久しぶりに見られてとても嬉しかったです。
その次に書きたいのは何だろう。今回、主演の3人と西川さん以外は何とみんな二役か三役してたんですよ。それが本当に凄かったんですよね。
ベテラン勢が凄いのはもちろんなんだけど、実は若手の毛塚君と春世ちゃん（Wキャストで私が観た回はこのお2人でした）がすごく良かったと思うのです。特に毛塚君。まだ顔とか個性をはっきり覚えてないこともあって、後から「どの役だったっけ？」とチラシを見返したときに「え、この三役！？」と驚きましたもん。何となく小多田君に似たタイプの役者さんかなと感じてます。（小多田君も好き）
そして、やっと多田君の主演舞台を観られましたー！（すごく行きたかったけど、時期がかぶったりWキャストだったりトリプルキャストだったりでなかなか観られなくて）
例えば西川さんとか畑中さんは（この場合はいい意味で）どんな役をやっても西川さんや畑中さんなんだけど、多田君（とか今回の毛塚君とか）は完全に自分の個性を消して役に入りきるタイプだと思うのです。（丈二さんがその間くらいで、彼は本当に化け物だなあと毎回驚愕してます）
なので、まだ多田君を覚えてない頃に観たDVDなどのキャストを後でちゃんと確認したら「これ多田君だったの！？」ということがよくありまして。
確かキャラメルの脚本って成井さんが当て書きされてるはずなんですけど、そう考えると確かに主演は多田君だったなと独りでしみじみしたり。
他の役者さんも本当にみんな良かったんだけど、今は畑中さんに浸りたいので感想が書けません…。あ、でも今回の役どころで特に好きなのは綾ちゃんです。
物語としてはとても爽やかでした。キャラメル作品って（いい意味で）ベタベタなハッピーエンドが多いけど、そうではなくて爽やかでした。
浪矢さんと暁子さんは（確か）あれから二度と会えなくて。浪矢さんはたぶん結婚したけど暁子さんは一生独身で。
だけど、2人の未来は繋がったんだなあと。
本編とは関係ないんですが、カーテンコールで急に畑中さんが一歩前に出たので「どうした！？」と思って見てたら（その、前に出たのが畑中さんだったのも嬉しかった）、「昨日6月8日は阿部丈二君の誕生日でしたー！」と丈二さんへのハッピーバースデーを歌えたのがとても嬉しかったです！ サプライズだったみたいで丈二さんも驚いてました（笑）。初日に行ってよかった…！
