行ってきました。
詳細はこちら → http://d.hatena.ne.jp/iyukari/20130525/p1
星占いをされている石井ゆかりさんの、下半期の占いを本にしたものが『星栞(ほしおり)』で、その本に写真を提供した写真家・山口さんの展示でした。
そもそも、ゆかりさんを知ったのも実は(ゴスペラーズの)酒井さんからだったりする(番組のアンケートで)。あれから早○年、すっかりご著名になられましたよね。その○年の間にも時々講座などを開かれていて、すごくすごくすごく行きたかったんですけどあっという間に埋まるんですよ、やっぱり。
古本市などにも参加されてましたけど大体遠いし嘆いてたんですが、ついに今回京都で展示が行われて、しかもリンク先にもある通りゆかりさん自身も在廊されるとのことですごく行きたくて、友達を誘ってみたら快諾してくれたので行けた次第です。
で、ついにお会いさせて頂いたわけですが、とてもお綺麗でした、はい。予想よりとても女性的な方で。女性的というと誤解を招くかもしれないけど、そもそも予想と程遠かったわけでは全然ないんですけど。
ゆかりさんの文章は基本的には「風にそよぐ夜の湖にゆっくり沈んでいく小石」みたいな印象なんですけど(精一杯、詩的に書いてみた)、たまに豪快な文章を書かれるので、少し少年ぽいところもあるのかなあと。と思ってたんですけど、実際に拝見したイメージではそんな感じではなかったのです。綺麗な陶器みたいな御方でした。
ゆかりさんの本で最初に買った魚座の本を持って行ってサインを頂きました。ありがとうございます。
思ったより喋って下さって、私も思ったより緊張してないつもりだったんですけど、後から思い出したらやっぱりテンパっててわけわからんこと喋ってた気がします…すみません。
展示は、1階が『星栞』に使った写真展、2階が山口さんが廃墟の写真集を出していらっしゃって(タイトル忘れてしまった…)、その写真展でした。まず1階を堪能して、感嘆の溜め息をついて、2階に行ったら山口さんご本人がいらっしゃってビビる。(ゆかりさんは1階。お2人とも名札を首から下げていらっしゃいました)
で、その2階の写真がまた凄かったのです。写真載せられないから何が凄いのか全く伝えられないけど。
けど、その2階の展示を見たからこそまた1階が見たくなって。で、2回目に1階の写真を見た時は、1回目と全然違って見えました。
何と言うかな…。1階の写真は綺麗だったんですよ、ゆかりさんの占いの文章にぴったりの。
2階の廃墟の写真は、それはそれで綺麗だったんだけどイモリの脱皮の跡とかも普通に写されてて。
それはゆかりさん(の写真に添えた前書き)曰く、山口さんの写真は現実を写しているだけだと。怖く見せようとかそういう『意図』が一切ないと。だから見ることができる…だったかな。(うろ覚えなので間違ってたらごめんなさい)
死があるから生が輝く…というのを簡単に言葉にしたくないけど、表裏一体なんだよなあ。輝くというのもちょっと違うんだけど(ネットで見た言葉を拝借すると、命は重くない。軽くてあっという間に消えてしまう。そのことを子供に教えた方がいい、という感じ…)。というか、この対照的なものを同じ人が撮ったんだなあと。
2回目に1階に行った時は、思わずゆかりさんに握手をお願いしてしまいました。
ポストカードも全部ほしい勢いだったんですけど、キリがないので星空のものだけを選びました。
そしたら、1階の前書きに「タロットの星の意味は希望」とあって嬉しかったり。(人が多かったので後から読んだ。タロットも持ってるし一時期よくやってたけど、だいぶ忘れてしまってました)
今回何でゆかりさんにすごく会いたかったかというと、文字に生身を感じたかったからなのです。
ゆかりさんのサイトの占いとか、ゆかりさんに限らず例えばCDとか、本とか、絵とか。
(絵は割と生身を感じやすいかなと思うけど)そういうものって、当たり前だけど勝手にできた訳じゃなくて。CDをプレイヤーにかければ音楽が流れ出すけど、その向こうには色んな人が肉体を酷使して心を込めて時間をかけて、それでやっと完成してるんだと思うんですよ。
ゆかりさんの占いもそういうものであって、(例えば週報なら)金曜になったら勝手にでき上がる訳じゃない。けど、そういうことを最近忘れがちだったので。
でも、実は私は未来を占うことにはそんなに興味ないんですよね。とにかく自分のことを知りたかったのです。それが星占いに興味を持ったきっかけだったので。それに捕らわれ過ぎるのもどうかと思うけど、人の星座を知るだけでもちょっと人付き合いがやりやすくなりました。