予告を見ていた時は「アライグマが可愛いなー」と微笑みつつも、観に行くことはないだろうと思っていたんですが。（え）
公開後、意外とネットでの評判がいいことを知ったのと、メインキャラクターを演じる役者さんの中に（元？）WWEのスーパースター（男性レスラーのことをそう呼ぶのです。ちなみに女性レスラーはディーバ）のバティスタ（役者名はデイヴ・バウティスタ）さんがいることもありまして。じゃあ行ってみるかと。
『るろ剣』とどっちを先に行くかちょっと悩んで、「『るろ剣』はロングヒットしそうだし」ということで、こちらを先に行ってきました。
（あと『イン・ザ・ヒーロー』も観たいんだよなー。秋の映画忙しいよ！）
で、観た感想。
これは…これはですね、「俺、王道大好きだから！」っていう人は絶対に行くべきです！
私は行ってよかった。本当によかった。
前半は王道のドンパチなんですけど、後半が予想以上に感動の連続で思いっ切り泣かされてましたからね。泣けるとは聞いていたのでハンカチを持っていくつもりだったのに、忘れて大変でした。
先程も書きましたが、王道が好きでしたら騙されたと思って是非ご覧下さい。あと『アベンジャーズ』が好きな人も観ておいてもいいと思います。私も、そういう意味でも観ておいてよかったので。
評判がよかったら続編があるんだろうな、という終わり方だったので、是非続編を希望します！ その場合は、大人の事情でキャストとか変わらないでほしい！（汗）
バティさんは美味しい役をもらったなあ、としみじみ。元々、技術よりは雰囲気で売っている人だったので（単なる事実として）、むしろ演技の世界の方が向いてるんじゃと感じたり。そうは言っても、今回の役はちゃんとオーディションで勝ち取ったものだそうですが。
ヒロインさんは『アバター』でヒロインやってた役者さんか！ 今回の方が可愛かった、うん。強いヒロイン大好きです。でも強いだけじゃなくてね、冷静だったり結構繊細なところもあったり。最初は何じゃいと思って観てたのに、最後の方は可愛くて仕方なかったです。
ジョン・C・ライリーとかベニシオ・デル・トロも出てて嬉しかったり。デル・トロさんは『パシフィック・リム』のチャウみたいな感じなので、あれが好きだったら観て損はないですよ。
カリーナの女優さんは、出番自身はそんなに長くなかったのにいい存在感でした。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でもカリーナでカメオ出演してるのかー。やっぱり本当は『アイアンマン』以外も観た方が『アベンジャーズ』がより楽しめるんだろうなあ…。（社長以外観てなくてごめんなさい）
（※ここから下は完全ネタバレ注意）
泣けるシーンはいっぱいあったけど、主にグルートとロケット関連ですね。
グルートがみんなを守ろうと包み込むところとか、それを見てロケットが「死んじまうだろ！」と制止するところとか、それに対してグルートが優しく「”We are” Groot」（それまではずっと「”I am” Groot」）って言うところとか、バラバラになったグルートを見て泣いちゃうロケットとか、ずっと喧嘩してたのにそこでそっと慰めるドラックスとか（そしてロケットの尻尾がしゅんとなる）、ロケットが1本だけ大事に抱いていた枝が再生して小さなグルートになってるとか、そしてエンディングでちょっと成長して音楽に合わせて踊ってるとかー！（ドラックスと『だるまさんが転んだ』ｗ）
ブラッドリー・クーパーとヴィン・ディーゼルすげえ。ブラッドリーさん超楽しそうだった（笑）。ヴィンさんは、実はめちゃくちゃ表現力が高いんだなと（肉体派だと思ってたから）。字幕で観て本当によかったです。（日本でも上手い役者さんを当ててくれればそれでいいだけなのに、何故ああなってしまうのか…。今作がというか国民的アニメなどで）
あと主人公の方も、最初に張られた伏線が最後できちんと回収されてるのがすごくよかったです。「Take my hand」とプレゼントとね。
オープニング見てて「何でお母さんの手を握ってやらないんだよ！」って怒ってたので（私が）。でも、本人的にもすごく心残りだったんだろうなと。刑務所脱出の時にわざわざテープを取り返しに行ったくらいだから。
『スター・ロード』というネタにされる二つ名もお母さんからの贈り物だったんだというのと、26年間開けられなかったプレゼントをやっと開けて涙目になってる主人公を見て、こっちがボロ泣きでした。
しかも、実はお父さん宇宙人かい！っていう（笑）。そのお陰で助かったんだけど。「（石の力を）複数人で共有したけど焼き尽くされた」という前フリがちゃんとあってのあのシーンですから。あれはすごくぐっと来ました。
ドンパチだけじゃなくて、ちゃんと仲間の絆も描いてるところがたまらんかったです。
続編超希望！！
