ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

キャラメルボックス『クロノス・ジョウンターの伝説』・3

(ぽちぽちネタバレ感想も上がってきてるので、私も忘れない内に上げときます)

さて『パスファインダー』! 早く書かないと記憶が薄れてしまうー。まあ、アンケートは直後に出したので伝えたいことは大体そこにちゃんと書きましたが。

うん、でも、30周年にふさわしいお祭りでしたね! すごく楽しかったですよ。本当に褒め言葉として、成井さん及びキャラメルボックスの王道でした。チラシが若干怖かったので(笑)、もっと重いというかシリアスかなと思ってたんですが。かと言って決して軽いわけでもなく。

もう忘れない内に色々書きたいので、早速核心を突いたネタバレを書きます! ご注意!

 

ということでいきなり核心です。

まさか、劇中劇で『また逢おうと竜馬は言った』をやってくるとは思わなんだーーー!!

実は観劇前にちょっとだけ曲目リストを見ちゃったので『君のいた夏へ』の文字が見えてたんですよ。でも場面名は見ないようにしてたので、「あれ? 何で?」と疑問を抱いてて。「別のお芝居で使った曲を使うなんて加藤さん珍しいなあ」と思ってたら、そういうことでしたかと!

陳内君演じる秋路(この兄弟何で「秋の路」と「光の春」なんだろう。もう1人の兄は夏か冬かな)が実は駆け出しの劇団で演劇をやっているということで、「もしかしてキャラメルボックスの初期と重ねるのかな…?」と観ながら想像してたんですけど(そして密かには重ねられていたかもしれない)、まさかそう来るとは思わなかった。

(畑中さんの方しか観れてないけど)『竜馬』のラストシーン大好きなんですよ。その前の桂子と本郷のやり取りから含めて大好き。だから、そこもちゃんと御本人同士で演じてくれて嬉しかった! それも含めてのキャスティングだったのかと! 成井さんこの脚本いつから考えてたんですか!?

三浦さんが竜馬をやってるのも『竜馬』と逆で面白かった! 何だろうこの違和感(笑)。でも、「三浦さんの刀のしまい方が好き」って前も書いたんですけど、まさかこの公演でも観れるとはー!

そして陳内君が岡本役ですよー! そもそも陳内君を『駆けぬける風のように』で観た時から「じゃあ、もうキャラメルにもゲストで来ちゃいなよ☆」と思ってたんですが、叶うのが早過ぎてびっくりで。で、達也さんの兄役で面白いなと思ってたら、まさかこんなサプライズがあるとは! 何かもう感無量でした。

身体能力も相変わらず高かったし。リンの叔父さんから逃げる時の動きに思わず見惚れてしまいましたよ。

ダンスシーンもめっちゃ恰好良かったしなあ。その前の逆再生の動きも。ダンスシーンは(座席の位置もあって)陳内君ばっかり見てました。

カーテンコールのおまけもダンスシーンだったので、二度観れて尚お得でしたよ。その時も観る方が大事だったので、結局撮影はしませんでしたが。

陳内君、まさか安理ちゃんと恋人同士の役とはなー。なかなかの意外性だったけど似合ってました、新鮮だった。でも、壁ドンしてたのは安理ちゃんの方だったという(笑)。

そして、何と言ってもリンと倉敷さんが可愛かった!(あえてこの書き方)

玲衣ちゃんどんなヒロインなんだろうと思ってたら小学生役で「そっちかー!」と思ったけど、千恵さん(育休中)ポジションが若手から出てきたと思うとそれはそれで嬉しかったり。『ブリザード・ミュージック』でもすごく可愛かったし『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』にも出演されるので、これからも楽しみです。

倉敷さんは「何で下の名前がないんだろう…?」と思ってたらなるほどなー、と! そしてどんだけ一途やねんと。岡内さん可愛いですってば。個人的には岡内さんも「想われる」より「想う」役の方が好きだなあ。

ところで『パスファインダー』を観て思ったのが、「クロノス・ジョウンターを使って過去に行くところも含めてが歴史なのか?」という難しいことなんですが。

(それは実は『素敵な選TAXI』観てても気になってるんだけど)

というか、よく考えたらクロノスシリーズがそもそも全部同じ時間軸の中で起きてる物語なわけで。

自分の中で何となくたどり着いた結論は、「時間流」というものが大きな大きな河みたいなもので、その中の小石が少し上流に移動したからって、河そのものの流れは変わらないから、細かいところは変わっても大きな流れはそのままなのかなとか。

(原作をちゃんと読んだら出てくるかもしれない。まだ全部は読んでないので)

パスファインダー』も、秋路があの後どうなったのかはわからないけど、でも少なくとも絵子ちゃんは「過去に戻った光春と出会った」から作家になったんだと思うし。

まあ、ねー、だったら吹原さんも何とかならんかと思っちゃうわけですが。けど、吹原さんはクロノスで跳んだ最初の人だからなあ…。たぶん吹原さんがあれだけ跳んだから、後の人が上手く行ったんじゃないかなあとも思ったり。(データ収集なども含めて)

でも、光春と倉敷さん、最後どの年に帰ったんだろう。というか、どうやって(2人一緒に)同じ年に戻ったんだろう?

できれば今回の『クロノス・ジョウンターの伝説』、どちらももう一度観たかったです! ありがとうございました!