ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

洋画『マイ・ガール』(1991年公開)

たぶん20年ぶりくらいに観ました。前に観たのは(実家の辺りは映画館はないので)テレビのビデオ録画で。

で、何となく「よかった」というおぼろげな記憶は残ってて、今回ザ・シネマで放送されるのを知ったので、「思い出は思い出のままの方がよかった」となってしまうかどうか心配しながら録画してみたんですが。

これが今観てもめちゃくちゃ面白かった…!

1人の少女が子供から大人の階段を昇ろうとしている、その心の機微をここまで繊細に描けるものなのかと。

家が葬儀屋で、とかちょっと特殊な設定はあるけど、基本的には日常を描いているわけで。だけど何かこう、エピソードの繋ぎ方が絶妙で、これだけ胸を打つ映画が作れるんだなあと。すごい。

主役の子供2人はめっちゃ可愛いしね!(男の子が誰かというのはわかってるけど「あの頃はよかった」とか言いたいわけではない) もう女の子(主人公)の方が先に大人びてるんだけど、でも男の子もそれをわかってないなりにも一緒にいてくれる優しさが素敵というか。

女の子もただ何となくワガママばかり言ってるんじゃなくて、根本にはお母さんのことがあったわけで。てかもう、この女の子がそういう所も含めてひたすらに可愛いんですよー!! 前半がワガママだからこそクライマックスが効いてくるわけでさ!

でも、20年前に観た時はただひたすらに主人公に共感してたけど、今観たら一番泣けたのは男の子のお母さんにでした。

そして、その20年前に観たのが吹き替えかどうかも覚えてないんですが、WIKIで調べたら主人公の吹き替えが子役の頃の真綾さんだったという。マジですか。

そして、主題歌がテンプテーションズの『MY GIRL』のリバイバル使用だった! そうだったのか! 今ではすごく聞き慣れた前奏が流れてきて「あれ?」と思ったら。しかも御本人たちもどこかに出演されてるとか。

2も連続で放送されてて録画したので、1の面白さを上回るかはわからないけど観るのは観るつもりです。