ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

キャラメルボックス『クロノス・ジョウンターの伝説』・1

(完全ネタバレ前提。原作既読。初演DVDは実家で前半だけ観ました←疲れてたので寝落ち)

観てきました。

クロノス・ジョウンターの伝説』とあるけど、出てくる機械はクロノス・スパイラルの方です。

えー、感想の前に一言。インフルエンザ治ってよかったあああああ!!(涙)

咳だけ残ってたのでマスクはしてましたが、観劇中はのど飴も舐めてたお陰でほとんど咳が出ずに済みました。これが集中力か。

ということで今回上演されたのは、『きみのいた時間 ぼくのいく時間』再演と、成井さんが原作者の梶尾真治先生に許可をもらって書き下ろした『フォーゲット・ミー・ノット』の2本で、1日で両方観てきました。(順番も書いた順で)

何と昨年に引き続いて今年も梶尾先生と同日観劇だったよ! 昨年は撮影会の最初に梶尾先生がクロノスに乗って撮影されてまして、今年は14時の回を観てなおかつロビーで原作本を買った人にだけサイン会があったという!(私は昨年買っちゃってたので見送りましたが、一緒に行った弟と友達が参加してました)

梶尾先生のツイッターは昨年から拝見しています。読んでて何となく微笑ましいので好きです。

 

 

で、ですね。内容なんですけども。

私の中では(あくまで私の中では)、2本併せて秋沢さんの物語だなあとしみじみしておりました。いやー……だってさ、丈二さんの秋沢さんが好きすぎたんですもの。『フォーゲット~』観てても完全に秋沢さんばっかり探しちゃったし。

『きみぼく』の時は何と前から2列目でして。それはそれはもう丈二さんとか綾さんの表情がくっきりはっきり見えまして。

とするとですね、(いきなりそこから書くかって話ですが)過去で紘未が生まれてその様子をこっそり見に行った秋沢さんとガラス越し(設定)に完全に目が合ってしまったわけなんですよ(客席側に赤ちゃん達がいる設定なので)。その表情がもう切なくてさあ! もう照れとか全部通り越して丈二さんの表情を全力で見た。見るしかなかった。

あと2回目のレストランな…(涙)。原作既読なので1回目のレストランの時から裏事情はわかっているのですが、2回目は反則だった…。観ながらずーっと泣いてました。

今回の秋沢さんは、私が知っている限りの丈二さんの中で一番恰好良い丈二さんだったんですよ。元々丈二さん大好きだけど、恰好良い役がもちろん今までもあったけど、私の中ではその全てを超えました。一番恰好良いし、一番好きかも。

そういや舞台では明確な台詞としてあったかなかったか忘れちゃったけど、要するに、紘未が楠本健一さん(漢字合ってるかな)に呼び出されて話を聞きに行って場面が変わったところから、最後再びそのシーンに戻ってくるまでの秋沢さんの物語は、楠本さん=39年前に行った秋沢さんの回想だったってことで合ってるのかな。自分でも整理できてないので上手く説明できないけど。

今からすごくひどいこと言うんですけど。私、好きになった登場人物には基本的には幸せになってほしいんですよ。でも、同じくらいひどい目に遭ってほしいとも思っちゃうんですよねー…。(そこを乗り越えてのハッピーエンドがいい、ってことでもあるんですけど)

でね、原作のラストシーンがすごく好きなんです。説明すると長くなるので端折りますけど、39年前に戻った秋沢さんが結局紘未には再会できなかったところがたまらなく切ないけど大好きなんです。

だから「そうか、舞台では会えちゃったのか」とちょっと思っちゃって。もちろん、原作は舞台じゃできない演出だしなー、とか頭でわかる部分もあるし、舞台版が残念という意味でも全くないし、39年前に戻った秋沢さんが報われたんだからそっちの方がいいじゃんという気持ちもあるんだけど。

んー…これたぶんあれだな。吹原さんのこと思い出してるな、私。たぶん。

いつも通り、とりあえず一旦書けたところまでアップ。

下は自分用。(合ってるか謎)

(要するに、舞台が始まって最初と最後はBの秋沢さんだったんだよね?と言いたいのです。Aの秋沢さんのプロポーズの時には誰もいないはずだから)

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     秋沢さん生まれる(A)     プロポーズ   結婚   事故   39年前に戻る(A)

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39年後から飛んでくる(A)   プロポーズを見届ける  絋未を呼び出す   死去

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     秋沢さん生まれる(B)     プロポーズ   結婚   事故回避(歴史が変わる)

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