ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『ライチ☆光クラブ』観てきました。

2月は『オデッセイ』『SHERLOCK』『ライチ☆光クラブ』を観る予定だったのですが、後ろ2本がインフルエンザでずれ込んでしまい。でも何とか間に合って全部行けました。

今日観てきたのが『ライチ☆光クラブ』。原作未読ですがWIKIで軽くストーリーは予習しました。予習してよかったと思います。

いやー…凄かった。久々に「凄い映画を観た」と言いたくなる作品でした。R-15だわエログロ耽美だわで、全くもって人にお薦めはしにくいのですが。(痛いシーンが満載で苦手なので薄目でやり過ごしました)

いやしかし、これ役者さんめっちゃ頑張ったね!! 頑張ったよ!! すごい!!

そもそも好き&気になる役者さんだらけだったので観に行こうと思ったんですが。一番目当てが池田純矢君で、その次が戸塚純貴君と岡山天音君と松田凌君で、気になってたのが野村周平君と間宮祥太朗君。そして藤原季節君も実は『人狼ゲーム ビーストサイド』で観てました(名前が独特なのでどっかで見た気がしてた)。私は大体、「この人好きだな」と人を覚えてその人が出てる作品を観る、というスタンスなので舞台でも何でも大体は人目当てです。

でもごめん…。松田凌君、『鎧武』の城乃内君なのにザックと勘違いしてた…。ごめん…。どっちも松田君やねん!(ザックは松田岳君) もう『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のチケット取ってあるので許して下さい!(土下座) そら雷蔵ちゃんでも似合うはずだった。雷蔵ちゃん好き。

池田君よかった、よかったです。ゴーカイシルバーの時はあんなに笑顔が素敵だったのに、狂気溢れる役をやっても凄いんですよね。今作は怖いくらいでした。いやー、本当ねー…あの痛いシーンねー…(ヒント:スプーン)。「やめて! やめてえええ!(涙)」ってなったけどナイスキャスティングだなあとしみじみしました。久々に映像で観られて嬉しかったです。本当は舞台も観たいー!

ニコ(池田君)がゼラとジャイボの情事を見てしまってうろたえてた時に、最初はドン引きしたのかと思ったんですよ。そしたら嫉妬だったので「やっぱりそうでなきゃ池田君が演じてる意味がないよねー!」と心の中で独り叫びました。池田君は素晴らしい役者なのです。「上手い」はとっくに飛び越えてる。

いや、本当ね。本当にみんな凄かったって! ゼラの恐怖政治半端なかった。ジャイボの「きゃはっ」は可愛かったというか…可愛かったなんて簡単な言葉で片付けたくないというか…。美しかったですよ、この2人。うん。ごめん、私、2次元よりは2.5次元(この場合は2次元と3次元の間の意味)の方が大丈夫なんだ。うん、すごくセクシュアルでした。まあ、少年だから見るに堪えるんでしょと言われたら確かにその通りかもしれませんが。

ストーリーをものすごく突き詰めて酷い言い方すると、「大人に絶望して童貞こじらせた少年の物語」かなあとは思うんですけども(苦笑)。童貞こじらせたと言ってもまだ中学生なんですけどね。演じてる人が20歳超えてたりするので一瞬「あれ?」と思うシーンもありましたが、まだ中2ですよ。(演技としても実際に中学生にあんなことはさせられませんわな…←色々思い出しながら)

「あー、この後嫌な予感しかしない! あー! あーーー!」と思ったら大体その通りだったので何か面白かったです。物語が悪い方向に進むご都合主義はいいらしい。(昔習った)

あと、杉田智和さんが声の出演をされてたのも観に行く要因の1つでした。ロボと少女の心の通い合いは永遠のテーマなのでしょうか。私も好きですけども。カノン役の中条あやみさんは完成されたお人形さんのようでした。ああいうのに心奪われちゃうんだねえ。ああいうのを永遠に留めたいと思ったりするんだねえ。仕方ないじゃないか、生き物なんだからみんな等しく老いていくんだよ。順番なだけだよ。

全然伝わらない感想でごめんなさい。とにかく圧倒される作品でした。