2日連続観劇でした。そもそもが3日で4ステージしかありませんので。
やっぱり初日に独りで行っておいてよかった…。左右が空いていたのでどんだけ泣いても迷惑かからないし。(もちろんお客さんが入った方がいいのはあるんだけど)
なので、今日は皆さんの表情とか細かい仕種を見る方に重きを置いていました。
そして初日割は弟に託してきたぜ! 弟妹と行ったんですけど、妹は1年ぶりくらいのキャラメル観劇で、弟妹揃って昼だけのつもりが急遽夜も行ってました。(妹は初使用のサポーターズスタンバイ)
今日、妹(CSC15年弱)と話してて気付いたのですが、CSC会員のバースデーカードってある程度の年数行くと豪華になるんだね! すごい! 持ち歩いてたので見せてもらったんですけど、私はポストカードで、妹はいわゆるグリーティングカード。そして妹は「ああ、今年から変わったんだ?」程度にしか思っていなかったらしい(笑)。
そんな3人の会話はこんな感じです。
妹「あれ、私『TRUTH』(2014)観たっけ?」
弟「観たやん。一緒に『三浦さんの死にっぷりがすごかった』って話したはず」
私「ああ、『ザスッ!』のところやろ」
弟「そうそう」
そうそう、ってそれで通じる弟がすごいなと思いました。(※ほぼ原文まま)
『嵐に~』の2002年とか2008年の話もしたのですが、3人の結論としては「(2008年の)細見さんは狂気の向こう側だった」でした。
あと大体「今やってほしい再演」とか「妄想キャスティング」とかは毎回語ります。素敵な弟妹です。お母さん産んでくれてありがとう。
ということで何から書きましょうかね。誰も止めなかったら私、まだ波多野さんの話しかできないんですけど。
そうだ、とりあえず書き残したいことがあったんだった。波多野さんにとって雪絵さんってどういう存在だったんだろう、って。もちろん守るべき存在だし、同時に一番の弱点だし、たぶん枷でもあるし、そして、畏怖でもあったんじゃないかなと。
今回観て改めて感じたのは、「雪絵さんには『二つ目の声』のことを知られたくなかったんだな」と。と言っても、それにしては不用意に殺しすぎだろとはツッコむけど。いや、だから、そこが本当の悪ではないというか、まだちょっと子供っぽいんだなというか。だから、あくまで「お姉ちゃんを守る弟」なんだなというか。
で、雪絵さんは耳が聞こえません。なので波多野さんには絶対に操れないのです。ここが本当はすごくキーポイントなんじゃないか、と思ったりするわけなんですが。でも上手く言えない。
あのクライマックスのユーリを殺そうとした時、雪絵さんが来たことに気付いたんだよね波多野さん。だから一瞬ためらってた。ためらった上で、目の前で見られても殺そうとしてた。
で、雪絵さんに止められて、「その子を殺すなら私を殺しなさい」って(手話で)言われた時の波多野さんの首の振り方(「嫌だ」の意味)が幼い子供みたいで本当に泣けた。
殺陣も達也さんがかぶって見えたしさー。アクション指導が達也さんなのもあるけど、あの殺気は達也さんにも負けてませんでした。まさか鍛治本君が達也さんと同じ役を、それも波多野さんを演じるなんて夢にも思いませんでしたとも。(だからチームを長く観てるのって面白いんだよね)
あああ、あと! 時系列遡る一方だけど、レストランで電気消して真っ暗になって、傘の音が「コツッ…コツッ…」って鳴った時は「来たーーー!!」って心の中で叫んだ! ついにこのシーンを劇場で体験できたと思って! あのシーン怖かった! 本当に息もしちゃいけないと思った!
そういえば、最初の時点でユーリを殺さなかったのは何でだろう。だって『二つ目の声』の存在がわかる(知られた)時点でかなりの脅威じゃないですか。でも声を奪う程度で済ませた(怖がらせて逆らわせないようにした?)。流石に相手が女の子だから優しさを見せたのかな。ほら、後から「あいつを始末しておけば」って言うから。油断したわけではないと思うんだよなー。
あー、あと高杉さんがうっかり生き残ってしまったのは結構誤算だったかな、とか。
今回の高杉さんめっちゃよかった。すごくよかった。毛塚君は絶対いい男になる。なるぞ。毛塚君も今年の初めは良い人役だったのにすごいなあ。役者さんってどこで化けるかわからない。
高杉さん「嫌な人」という印象だけど、彼だって親友を殺されたわけだし。(直接手を下していないとはいえ)
『竜馬』観た時も思ったけど、昔観た時は私がユーリと同世代で、幸吉君も波多野さんも「憧れの年上の男性」だったのに、すっかり年下になっちゃってまあ(涙)。でも、それも人生の楽しみの一つでしょうか。
波多野さん以外のことも書きたいので一旦切ります。