ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

母上とボードゲームしてきました。

毎年この時期に父方の祖母を交えて親族旅行がありまして。ただ、全員揃うのはホテルとか旅館でなので、それまでは割と別行動で。母および2人の弟と今回行ったのがブルーメの丘でした(妹は仕事で来れずで、父は祖母に付き添い)。最近だと『銀河英雄伝説』とコラボしたのが有名かと思われますが、簡単に言うとのどかなドイツ村です。

最初は鈴鹿サーキットの予定でしたが(子供の頃に何回か連れて行ってもらった)、母がちょっと足が悪いのであんまり歩かせるのもどうかと思い。近くにブルーメの丘もあったので「母は車よりはビールの方が好きだな、うん(満場一致)」ということで行き先を変えまして。しかも公式サイトで調べたら、何とボードゲームが遊べることが発覚! 主にツイッターで書いてますが、私も弟ズもゲーム大好きでボドゲも遊びます。最近よく話題になる『犯人は踊る』も大好きです。

両親はあまりゲームに興味がなく好意的でもありませんでしたが、子供たちは立派なゲーマーに育ちました。お父さんお母さんごめんなさい。(実家には何故かファミコンがあったけどずっと眠ってて私が小学校中学年の時に一度解禁されたものの、ハマり過ぎて数年禁止された。その後いつ解除されたか忘れたけどたぶんなし崩し)

ゲームの写真だけ載せるのも何なので風景を1枚。

ミニ遊園地もあって、ゴーカート乗ったりボート乗ったりアーチェリーやったりセグウェイ乗ったりもできます。セグウェイ初めて乗ったけど楽しかった! 近未来感! 感覚としては、(ナウシカの)メーヴェに乗ったらこんな感じなのかしらみたいな。

天気も雲一つない快晴で最高の行楽日和でした。

DSC_0094.jpg

陰になってしまったけど、ソーセージとビール。美味しかったです。

DSC_0097.jpg

 

さて、先程も書きました通り母上はほぼほぼゲームに興味のない人でした。でも、せっかく行くなら見てるだけでは勿体ないなと思い、母上でも楽しめるゲームを選ぼうと思っていたらスタッフさんが察して下さいまして。

最初に出して下さったのが『ラッシュアワー』。要するに車版箱入り娘(の難易度様々)。赤い車が自分なので、周りの車を前後に動かしてスペースを作り、出口から出しましょう。

(今気づいたけど、これ写真撮るためにセッティングしたら、問題と出口の向きが違ってた…)

DSC_0103.jpg

次が『グラビティメイズ』。お題カードにスタートとゴールと使用パーツが示されているのでそれを使ってコースを作り、小さな鉄球を転がして無事にゴールに着けばクリア。初級問題はパーツの最上段しか通らなかったけど、たぶん難しくなると二段目以降も通すものと思われます。

まだ見てるだけだったけど、この辺で母上の反応が好感触だなと思い始める。

DSC_0101.jpg

次にお薦めして下さったのが『ストライク』。

ダイスを1個中に振り入れて、同じ目があれば取れる(複数組合せ可)。1は×になってて×が出るとゲームから除外。振ったダイスが飛び出ても除外。全部取られて場が空になったら次の人は全部振らなければならない。これを繰り返してダイスを取り合う。

ダイスが取れなかった時は何回振り足してもよく、しかしもちろんダイスがなくなれば負けるので自分との戦いになる。ダイスはぶつけて目を変えてもいいけど、強くぶつけると飛び出るので力加減が必要。でも白熱すると結構飛び出ましたw 意外と後半に巻き返しも起きて、簡単なのに熱いゲーム。

DSC_0104.jpg

そんなに難しくなさそうだったので、ここで母上も入れようと決意する。基本はダイスを振ってゾロ目を取るだけなので簡単で、割とビギナーズラックも発動して1位ではなかったものの白熱した戦いが広げられておりました。ところで、2回遊びましたが私は2回とも最初に脱落=最下位でした。接待じゃないよガチだよorz

『ガイスター』。母は休憩して弟と2回プレイ。

将棋とかチェスみたいなプレイ感覚だけど、あそこまでルールは難しくないです。青はよいオバケ、赤は悪いオバケで4体ずついて、「相手の青を全部取る」か、「相手に赤を全部取らせる」か、「自分の青を1体でも相手側の出口から脱出」させれば勝ち。

ずっと興味はあったものの2人用なのでなかなか遊ぶ機会がなくて、やっと遊べましたが期待以上に読み合いが面白い! 将棋もチェスも全然楽しめない私ですが(どうしても感覚が掴めない。囲碁の方が楽しい)、これは楽しかったです。

DSC_0105.jpg

再び母も入って『お背中よろしいですか?』。誰にも一度はやってほしい積み木ゲーム。対象年齢は4歳から。

動物を一種類ずつ手元に持ち、専用サイコロを振って、1が出たら1個積む。2が出たら2個積む。ハテナが出たらどれを積んでほしいか選んでもらう。手のマークが出たら誰かに積んでもらう。逆に、1個崩したら1個引き取る。2個崩したら2個引き取る。3個以上崩したら、2個引き取って残りはゲームから除外。手持ちの動物を全部積んだ人の勝ち。

私が遊んだ版はアルプスが舞台で、山脈が土台で牛やヤギやもみの木が入っている高難易度版でしたが、これはワニが土台で、動物も割と乗せやすい易しい版でした。このゲームは常にシャッターチャンスが来るので大好きです。写真に残したくなるでしょこれは!?

DSC_0107.jpg

長いのでさわりだけ遊んだ『ディクシット』。全部違う絵柄のカードを6枚手札にして、親(語り部)のプレイヤーがお題を出し、そのお題に合ったカードを選んで伏せた状態で親に渡す。親はシャッフルして並べ、親以外のプレイヤーは親が選んだカードを当てるというもの。

親が選んだカードがバレ過ぎても親に点が入らないし、逆に誰にも当てられなかったらそれはそれで点が入らないので、微妙に当てられるように選びたいところ。

ちなみにこの時のお題は「志村! 後ろ後ろ!」でした(笑)。最大12人で遊べて、人数が多い方が俄然楽しいです。

DSC_0109.jpg

最後『マラケシュ』。これもずっと遊んでみたくて、「もう出発しないと」という時に発見してしまって「絨毯敷きたかったー!(涙)」と叫んだら、道が渋滞しているのでもう少し時間潰してから行った方がいいかもということになって遊べたゲーム。

それぞれ選んだ色の絨毯を敷いていくのですが、アッサムおじさんが他の人の絨毯の上で止まってしまうと、絨毯が繋がったマス目の分だけ罰金を払わないといけません。なので、止まらないように上手く誘導しないといけないのですが(自分の絨毯はセーフ)、進む歩数はダイス目なので運が関わると。

止まられた時にたくさんお金がほしいと思って絨毯をたくさん繋げると、危ないと思って近寄られないので意外とお金が入ってこなかったりとか。簡単だけど思ったより駆け引きがあります。絨毯は上にいくら重ねてもいいけど、まるまる隠すのはNG。(2マスのどちらか1マスだけ重なるように置く)

絨毯のコンポーネントもよくできてて美しい。

DSC_0110.jpg

で、買ってしまいました『マラケシュ』。てへ。「あー、これ欲しいー! でも6000円かー!」と悩んでいたら母上が「半分出したるよ」って言ってくれたのでつい(その後お返しでポーチとかハンドクリームとか買いました)。ずっと何か新しいボドゲ(それも大きい箱のやつ)買いたかったんだけどぴんと来るものがなくて、でもついに来てしまったので。

このゲームを遊び終わった時に母上が「これなら私でもできるわー」と言っていたのを聞いた時に、独り心の中で「Yes!!」とガッツポーズしました。あまりに(私が)楽しかったのでホテルでも1回遊びました。実家に帰る時は持っていきたい所存です。

難しいゲームもあるけど、簡単で面白いゲームもたくさんありますよ。

そしてブルーメの丘は素晴らしいですよ。ぜひ遊びに行って下さい!