ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

キャラメルボックス『ゴールデンスランバー』2回目

月曜から風邪っぴきで文章を書く体力がありませんでした(寝込むほどではなかったけど、喉がめちゃくちゃ痛くてその後鼻と倦怠感に移行)。熱風邪ならがっと寝れば治せるんですけど、喉はなかなか治らなくて辛いですね。

その間に悲しいこともありまして、ショーキチさんの10月のメルマガを読みながら泣いたり、2年前のビルボードを思い出しながら泣いたりしておりました。その時1メートル圏内ですれ違わせてもらったからさー(すれ違ったというか入退場を至近距離で見た)。次があったら絶対行くつもりだったからさー。新曲も待ってたからさー、本当に。マジで。

自分の記憶のためにも記録することは大事だなと改めて思った次第です。

キャラメルボックス繋がりでこの曲だけ貼らせて下さい。前述のビルボードでも最後に歌ってくれました。

さて、私の今年のキャラメルボックスも終わってしまいました。Jリーグが終わり、キャラメルが終わり、1年が少しずつ終わってゆきます。でも、昔は「年が終わる」って、本当にカレンダーをめくってまた新しい1年が始まる気持ちだったんですけど、今は12月31日から1月1日になっても長いマフラーを編み続けているイメージです。(毛糸玉がなくなって新しい毛糸玉を継ぎ足した感じ)

(ここからネタバレありおよび自分語り多めなのでお気を付け下さい)

 

そんなわけで、初日割を使って2回目行きまして。

本当は前日の金曜夜の方が良席が残っているのはわかっていて、でも土曜にするしかなくて、なので「後方席でも仕方ないか」と思いつつ当日券売り場に並んだわけですが。

座席表を見たら補助席が出ていることが発覚! そうか、人の多い時はその可能性があった!

補助席は前方からぽつぽつとあります! そして通路側です! 通路側です! 大事なことなので2回言いました!

私、既に1回観てました。なので、舞台に向かって右側の通路の補助席を取りました。しかも前から2番目の補助席! 劇場全体で言うと6列目! 私の前にも何人か並んでらっしゃったので「頼むからその通路の補助席空いてて後ろでもいいからー!」と願ってました。いつも関西の当日券売り場にいらっしゃるUさんが「ここ良い席ですよね」と言って下さったので全力で笑顔になりました。

ここ完全なネタバレです。何故その通路側がよかったかというと、劇中で畑中さん達が客席の間を駆け抜けていくからです。例のツイッター等に上がっている写真のシーンの直後に青柳さんが逃げて、(本当はいないけど)森田さんも追いかけて、刑事達も追いかけるという。私、初日は反対側だったんですよ。なので近くで観られた人が羨ましくて羨ましくて。

でも念願叶って2回目は真正面から観られました。真正面から観て、すぐ傍を駆け抜けていかれるのにどきどきして、背中まできっちり見届けました。ただ今思うと、畑中さんに夢中で後から走ってきた人達(彬さんとか若手2人とか三浦さんとか)に邪魔だったかもしれない…。ただでさえ狭い通路が補助席でさらに狭くなって、お客さんに気を遣いながら全力疾走だもんな…。すみませんすみません。

ちなみに一生懸命観る方を取ったので写真は撮れませんでした。ちょっとだけチャレンジしたけど、「せっかくこんないい位置で観られるのにケータイなんか触ってる場合か!」と思ったので。

一生懸命観ると言えば、クライマックスの花火も、1回目は一緒に上を見てたんですよ。「花火上がったー!」って。で、しばらく経って視線を戻したら青柳さんがいなくなってたので「あ、やられた」と思って、2回目はずっと青柳さん見てました。ちゃんとマンホールから下水管(雨水管)に入ってましたね。

あと、最初の方の「(助けたアイドルと)やったのか?」と森田さんに訊かれて交わした会話のくだりを「本当に言うのかな?」と思ってたら本当に言ってたので何か照れました。いやまあ、男性だけで会話する時は大体下ネタ入るらしいから畑中さんも普通に下ネタ喋ってるんだろうけども。

私の中ではそんな『ゴールデンスランバー』でした。(どんなだ)

本音を言うと、舞台としてちゃんとまとまってるし、2時間という制約上仕方ないところではあるんだけど、小説を読んでおいた人間としてはちょっと削り過ぎた感がありました。舞台観終わってから改めて原作を読んだら、「ここもここもセリフで聴いてみたかったなあ」と思ったし。

あと、晴子ちゃんとかカズ君にもっともっと青柳さんを好きでいてほしかった。好きというか何だろう、何かよくわからないけど助けたくて仕方ないというか。だって森田さんは本当に青柳さんのこと好きだもん。あの優しい目は泣かざるを得なかった。

実際のところ、原作の晴子ちゃんって付き合ってる時はそんなに青柳さんのことを好きじゃなかったのかね? 映画の約束も忘れてるし。でも、「付き合って」って言われた時は嬉しそうだったから、「付き合ってみたら違った」のかなあ。それともやっぱり「長すぎた」のか。

けど、もうとっくに別れてたけど7年も会ってなかったけど別の人とも結婚して子供もいたけど、「青柳君は犯人じゃない」って思ったわけなんですよね。(カズ君は半信半疑っぽかったけど)

安理ちゃん、お母さん役もすっかり似合うようになったなあ。小多田君は実はカズ役だと思ってなかったので意外でした!

まさかの2連続ゲストの洋平さんは、キルオの動きがめっちゃ凄かったけど、好きだったのはマネージャーの方でした(笑)。キルオも凄かったですけどね、本当。あの動きを毎回舞台でちゃんとやれるんだ、っていう。あと洋平さん、舞台上で誰よりも声大きいしね(褒めてる)。死んでしまうシーンは、1回目は目の前だったので息を飲んで観てました。

彬さんはよかった本当よかった。『トンマッコル~』行きたかった…。

今回の出演陣の中で特に「おっ」と感じたのは近藤君。医者の時のクールな話し方が恰好良かったです。1回目は顔が見えにくい位置だったので「え、医者誰?」って思いましたもん。ちょっと近江谷さん思い出したマジで。

丈二さんと理恵さんのペアは三たび来たこれ! このお2人の夫婦役好きだわー好きだわー。何でだろう、すごくしっくり来る。丈二さんが自由奔放にやるのを理恵さんが見守りつつも締めるところは締めるみたいな。役じゃなくて普通に夫婦のことを話しているみたいな感想だなこれ。

もりめさんと左東さんの夫婦シーンも1シーンだけだったけど可愛かった! これ有りです有りですよ。もりめさんの奥様役って結構好きだったりする。(って、あと観たの『バイ・バイ・ブラックバード』くらいだけど)

三浦さんと達也さんのヒール(悪役)は久々に見たけど、やっぱりよいですね! 前記事でも書いたけど三浦さんにショットガンが似合いすぎでした。恰好良い。銃が似合う人いいですね。(達也さんにはスナイパーライフルを持ってほしい)

真実ちゃん今回も可愛かったけど『鍵泥棒~』の新人抜擢ステージめっちゃ期待してます。

美咲ちゃんもやっぱり可愛いって! もしまた『トリツカレ男』やることがあったら絶対ビアンカやってほしい。あと歌声が綺麗でした!

菅野さん来年も絶対帰ってきて下さいー! マスコット的な使われ方が多いけど恰好良い菅野さんもまた観たいー!

竹鼻君と元木君も、初日を見たから本当の初舞台だったはずなのに全然違和感なかったです。120秒CMも観ましたよー!

舞台装置もすごかったですね、あれ(役者さん達はアミダと呼んでるらしい)。シンプルだけどめっちゃ大きいし。あれどうだっけ、ダンスシーンの最初に出てきて、途中で片付けてみんなで踊ってもう一度出てくるんだっけ。4つ並んで同じ動きするのがすごかった。

アミダに隠れてすーっと出てきて、真ん中に座ってる人と入れ替わるのも滑らかでしたしね。一番最初、安理ちゃんと彬さんが入れ替わったのを見た時は「うわ、すげえ!」と二度見しました。(そこからはついつい気を付けて見てしまったので気付いてたけど)

ダンスシーンも恰好良かったなー。キャラメルのダンスは毎回どこ見るか悩む。2回目観た時は菅野さんが割と正面だったのでじっと見てたら動きの切れがよくて、やっぱり体操経験者だなー、と惚れ惚れしてました。あと、やっぱり畑中さんのターンは美しい。

ということで今年のキャラメルも終わってしまいました。

今年は…幸せでしたね。はい。

来年も1回でも多く観られたらいいなあ。キャラメルも畑中さんも。

あと来年は多田君の御帰還をお待ちしています! 春に出ないからめっちゃハードル上がってますからね!!