ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

舞台『龍よ、狼と踊れ ~Dragon,Dance with wolves~』・2

(容赦なくネタバレしてますのでお気を付け下さい)

その次は何書こう。やっぱり新撰組かな。

語彙力ない感じで書くと。

局長付いていきたいいいい! 土方さん恰好よすぎるううう! 山南さんクールな参謀で素敵ーーー! 沖田君ピュアーーー! 藤堂さん斜に構えてるところが好きーーー! 左之助あの槍振り回せるのすげーーー! 新八っつぁんはああいうキャラ大事! 大事だから! 葛木君可愛いいいい!

 

一番心奪われたのは土方さんでした、はい。最初に撃ち抜かれたのが、具体的な台詞が思い出せないんだけど「あ、この土方さんもめっちゃ局長好きなんじゃん」と感じた場面があって。その瞬間にずきゅーん!と。それまでは「怖い鬼副長」くらいのイメージだったんですけど(もちろん見た目はめちゃめちゃ恰好良い)、そこからはもう釘付け。

土方さんを演じる谷口賢志さんは、元々から特撮とか舞台でめっちゃ活躍なさってる方なんですね(もらったチラシにも結構名前あったし)。てかWIKI読んで知ったけど、2012年の『ロッカールームに眠る僕の知らない戦争』でキャラメルボックスの畑中さんと共演なさってる。あ、三上俊さんもだ。絡むシーンがあったかは知らないけど。

(↑あった模様。畑中さんが罪を犯す大学生で、谷口さんが彼に迫る警察らしいので。三上さんは畑中さんにそれと知らず罪を犯させるリーダーかな。何だめっちゃ美味しい関係じゃないか)

あ、で、土方さん土方さん。今回の物語で、最後の決断を下すのは土方さんで。そのシーンでたった独り舞台に残って、客席に背を向けて座って、舞台にしてはかなり長いこと沈黙して逡巡するんですよ。もちろんお客さんも誰一人喋らない。息を潜めて土方さんを見守ってる、あの一体感が凄かった。演劇って本当に両側から作り上げるものなんだよなあ。

で、決断して、バラバラだった皆の気持ちが一致団結して、すごい勢いで盛り上がっていくあの場面から大体泣いてた。何だよもう男達も女達も恰好良すぎるってば。

2番目に好きなのは山南さんかも。新撰組のみんなが割と血の気が多くて、一歩引いたところでクールに見守る参謀的な。目立つタイプではないはずなのに、気が付いたら目を引かれてました。もっと殺陣も観てみたかったなあ(手の包帯取ったところがすごく恰好良くて期待したんだけど)。でも、演じている松崎史也さんが脚本も演出もなされてるんですよね。それで重要な役のひとつも演じるってすごいにも程があるのでは。

てか松崎さん私とほぼ同じ歳なのにめっちゃ大病されてる…。寛解されてよかった本当よかった。ほぼ同じ歳なのにキャリアこんなにあるのかあああ(こちらはただの一般人なのに打ちのめされている)。ほさかようさんの脚本を原作として演出されたこともあるんですね。そもそも空想組曲に何回か出演されてるのか。

上で沖田君をピュアと書きましたが、別にそれは「天使のような」とかそういう意味では全くございません。彼の求めるものが「強さ」で、そのことに対して本当に純粋なんだなと。その純粋さが好きでした。悪びれもせずに近藤さんの虎徹を弁慶に差し出しちゃうもんね(取り返しに行く前提ではあるけど)。あと、山南さんに「慣れない二刀流より利き手を磨いた方がいいですよ」(うろ覚え)という助言にも素直に耳を貸すし。こういうタイプは強くなるんだよー。

そんで殺陣も速かったですわ…めっちゃ恰好良かったですわ…。彼だけじゃなく全員恰好良かったんだけど。1回しか観られなかったから細部が思い出せないのが本当に悔しい。あー、でもいいもの観ました。このお芝居全体がいいものってことね。

藤堂・永倉・原田トリオは微笑ましかった! トリオでまとめちゃっていいものか悩んだけど、御本人達が自分で「三バカ」って言ってたからまとめちゃう。可愛いね、可愛いよね。

藤堂さんと左之助は2人ともフランとフラグが立ってて個人的に大変美味しかったです。藤堂さんがフランを気にかけてて「斜に構えてるくせに優しいなあんた…!(涙)」と思ってたら、フランは自分を気絶させた左之助が気になるみたいな(借りを返すために)。藤堂さん→フラン→左之助かな?(そんなはっきりした片想いじゃないけど)

このお芝居、観に行ってみたら何と「第一章」だったので、続きで人間関係がどうなるのかも大変気になりますね。観に来れるかわからないけど。(ほろり)

今日別のお芝居見に行くので、混ざらない内に書きたいところだけ書きました。覚えてたらもう少し書くかも。本当に面白かったので!!