ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『クロノス2015』DVD観ました。

(初演のDVDを観た時の感想はこちら

 再演で劇場に行った時の感想はこちらこちら

時かけ』観劇の際に購入して、コメンタリーを観終わりました。普通には既に1回観て独りで号泣しました。でも、悲しくて泣いてるんじゃないんだよなー。切ないけど、悲しいんじゃないんだ。

小説でも舞台でも結局この吹原さんの物語が一番好きなんですけど、こんなにハマると思わなかった。鈴木理一郎さんの主題歌聴くだけで条件反射で泣くレベル。

何かねー…今日すごく考えてたんですけど。例えば、頼人はキャラとしてすごく好きでめっちゃ恰好良いと思ってて「頼人を演じてる畑中さんや多田君が超好き」なんですね。

でも吹原さんは、吹原さんという存在とか概念が好きというか。もちろん初演の菅野さんが演じたからこその吹原さんで、あと再演で畑中さんだったのはめちゃくちゃ嬉しかったし実際観ても最高だったけど、そういうところを超越して吹原さんというその人が好きな気がする。原作の吹原さんと菅野さんと畑中さんが全部混ざり合って、ただ「来美子さんを助けるために己の人生を捨ててまで必死に突き進む」吹原さんが好きなんだ、みたいな。そんな感じ。

この下、何となく適当に順不同で箇条書き感想。(ネタバレ注意)

 

・『クロノス』好き過ぎてiTunes Storeで鈴木理一郎さんのアルバム(扱い?)『クロノス・ジョウンターの伝説』買いました。『No More Tears』も聴きたかったし、あと来年の予習にもなるかな?

・(機械としての)クロノス見る度に「あれに乗せてもらえたんだなあ」と思うと感慨深い。

・DVDメインメニューの倒れてる吹原さんに胸が詰まる。

・劇場で観た時、最初のシーンでカエルのブローチが吹原さんの手から落ちるのがちゃんと見えてすごく感動した。

・ダンスシーン、畑中さんが1人でくるっとターンするところめっちゃ恰好良い。気付いてなかった。

・吹原さんと頼人のハイタッチって、引っ越しのお別れの時にやってたから再会の時にもやったのか!

・コメンタリー聴いたらもっと畑中さん好きになったし、畑中さんを好きでよかったと思った。

・やっぱりこの作品って男性人気が高いんだな。

・あ、足柄さんも来美子さんファンクラブの1人だったのか。私、普通に普通のお客さんだと思ってて、彼女か誰かにあげるために花を買いに来たのかと思ってた。(で、待ち合わせしてるから「急いでる」んだと)

え、でも来美子さんファンクラブだったらあれだよね。足柄さんが去った直後に事故が起きたってことだよね? それって足柄さん的にも相当辛かったのでは…。

・『南十字星駅で』でどうなってるのかわからないんだけど、56年後の未来で吹原さんに「クロノス・ジョウンターが科幻博物館にある」のを教えてくれたのって、(この時代の野方さんは亡くなってるけど)年を取ってから未来に飛んだ野方さんなんだよね?(原作でそうだと知ってからその前提で観てる。そこ読んだ時、驚きとか感動とかごちゃ混ぜになって叫んだ)

・圭さんも来美子さんも以前に上演したクロノスシリーズを踏襲して設定が変わってると聞いて、(圭さんには気付いてたけど)「来美子さんも吹原さんを想ってた」という事実が嬉しくて切なかった。

津久井さんのワンピース姿めっちゃ可愛い。樹里ちゃん足綺麗だよね。(どこ見てる)(いやキャラメルの女優さんみんな綺麗なんだけど)

さちえが出てきたところの吹原さんの砕けた喋り方が好き。

・「…死んだよ。事故で2年前に」の時の表情が初演も再演も悲しいんだけど好き。

・頼人の喧嘩シーンと、吹原さんとの決闘シーンも、初演も再演もどっちも「わー! かっけえええ!」ってなってた。

・再演では、タクシー乗ってる時の頼人とさちえってあんまり喋ってないんだな。でも、ちょっと『バイ・バイ・ブラックバード』を彷彿とさせられる。

・圭さんが「だって私は…!」って言うところに毎回鳥肌。圭さんたぶん自分の別れを思い出してるんだろうなあ。ていうか、その後跳んだのか。(野方さんが2人跳ばした内の1人だよね? もう1人は鈴谷さんで)

・(コメンタリーで)野方さんに「きゃー!」ってなってる理恵さんが可愛い。

・野方さんの叫びは客席からは全く気付きませんでした。今回映像で観てそうだったのかと気付いて泣いた。

・吹原さん、最後あんな笑顔なんやな。(いつも泣きながら観るからちゃんと見えてなかった)