(綺麗な景色だったので。撮影は携帯)
タイトルの通り、水没したポスト・アポカリプス的な街へ、主人公の少女が負傷した弟を連れて船で流れつくところからスタートです。この弟のために灯りとか薬とかを探しに行く流れでゲームが進みます。弟は重傷ですが、リアル時間制限とかがあるわけではないのでゲーム不慣れな人もご安心を。
内容は『ICO』+『アクアノートの休日』みたいなアドベンチャーで(海の中に入るわけじゃないけど)、上下の動きはありますが落ちて死ぬとかのアクション要素はありません(今のところ)。なので、ゲーム要素より物語を楽しみたい人の方が向いてるかも。
基本的には、船で辺りを探索する+望遠鏡で辺りを見回す→チェックポイントや物資を発見する→その建物に行く→登って建物を探索する といういたってシンプルなものです。しかも、建物の探索の順番は特にないらしく、発見さえすればどの順番でもよいそうな。(ゲーム中の説明はないので、他の人の感想を読んで知ったことだけど)
なので、私も「これ途中で飽きるんちゃうか」と思いながらやってたんですけど。
このゲームって台詞による説明がほぼなくて、チェックポイントとか物資を集める度に、象形画みたいな絵が別画面で見られるようになるんですね。これが「少女の生い立ち」とか「世界が水没した理由」を示しているっぽく。それがめちゃめちゃ切なかったんです…。「あ、あああ、そういうことかー…(涙)」みたいな。絵だけだから余計に切ない。
しかもさー、物語が進んだら、これ実は『ICO』じゃなくて『ワンダと巨像』なんじゃ、っていう…(ゲーム性じゃなくて物語が)。私もまだプレイ途中なので実際のところはわからないんですけど。
あ、あと時折流れるBGMが最高です。
ちょっと不満点も挙げると、
・洋ゲーなので○と×が日本と逆
・洋ゲー移植にありがちな無味無臭なフォントおよび雑な翻訳
・最初からどこにでも行けるので方向音痴(私)には逆にちょっと辛い
とかはありますね。
でも、お値段もそんなに高くないので、上記の感じでよければネタバレ見る前にやってみて下さい。