ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

OOPARTS Vol.4『天国への階段』観てきました。

もう書かなくていいだろと思いつつ目当てはキャラメルボックスの畑中智行さんでした。でも菊地美香さんは『デカレンジャー』リアルタイムで観てたし今年の『スペース・スクワッド』と『ガールズ・イン・トラブル』も劇場行ったし(最高過ぎて「最高だった…」しか言えなかった)昨年の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』も観たし、平田薫さんは『マジレンジャー』リアルタイムで観たし『ゴーカイジャー』の最終回も観たし『HiGH & LOW』も劇場版からハマってドラマ全部観ましたよ。

でも、実は劇場にいる時は平田薫さんが知ってる女優さんって気付いてなかった…すっごい大人になってたんだもん! 綺麗な女優さんになってたんだもん! 山崎さん(役名)は私の中ではかなり可愛いヒロインでした。今回のディレクターさんも恰好良い大人でした。

ウメコ(デカピンク)は、今年劇場行ったんだからそれくらい好きだとわかってほしい。御本人へのお手紙にも書きました。(照)

(以下、多少ネタバレあり)

 

身も蓋もない感想で大変申し訳ないのですが、個人的にはちょっと物足りなかったかなあ。ネタはよかったしテーマもよかったし笑いは多くて好きだったし役者さんもみんなよかったし音楽も恰好良かったし、けど、最後シリアスにするならそれまでにもう少し心を揺さぶられたかった。

カーテンコールの方が面白かったとかそんなこと言えない(目を逸らす)。カーテンコール面白すぎてびっくりしました。畑中さんが邪険に扱われてたのも「ありがとうございます!」って感じだったし(笑)。

あ、畑中さん、カーテンコールでの一言挨拶の担当が毎回鈴井さんの指名で決まるみたいだったんですが、私が観に行った回が何と畑中さんで「ありがとうございます!!」でした。びっくりした。

畑中さんの演技が彼を知らないお客様達の目にはどう映ったのでしょう。『トリツカレ男』とか『クロノス』とか『鍵泥棒のメソッド』とか『TRUTH』とか『彼は波の音がする』『彼女は雨の音がする』とか観てほしいものです。私、この人に何回泣かされたことか。(誤解を生む表現)

話を戻すと、チラシのあらすじを読んでかなり期待していたところもあったので、元地下アイドルの設定がなくなってたのも残念だったなと(なかったですよね?)。それが美香ちゃんかな、と思って期待してたのもあるし(ちょっとでも歌うのかなとか)、それがどう物語に絡むのかも期待してたし。よくも悪くもまとまり過ぎていたというか。

あ、あと、もっと故人の生き様を推理していくような物語なのかと思ったんですよ。あの面白い作りの舞台から、もっと色々な遺品が出てきて、どんな人だったのかなって想像していくのかなと。

なので、割とさくさく片付けられていっちゃってちょっと寂しかった。床が抜ける、という演出に使われたりするのはすごく面白かったし、あの大がかりな舞台を本番中に片付けていくのもすごかったし、その途中で使い方が変わるのも面白かったんだけど。

だから何というか、今回の舞台はどちらかというと動きとか見た目の方に重きが置かれてたんだけど、私としてはあらすじを読んですごく気になったからこそ、舞台を観ながらもっと色々想像とかしたかったんですよね。そうかそういうことだったのね、私。言葉にしたらわかってきた。

演出は本当に色んなところが面白くて、そもそも最初、役者さんがいきなり客席横から登場とか夢にも思わなかったです。テレビ局組が本当に目の前だったので度肝抜かれました。

特殊清掃員を取材、というシチュエーションだったので、実際に舞台上をカメラで映してそれがリアルタイムで後ろのビジョンに映るのもすごかったし。本当にドキュメンタリーみたいでした。

そういや、あの動いていたビニール袋の中身って何だったんだろう…?(実際の話じゃなくて物語の中で。何か…たぶん見たらいけない何かだったんですよね?・汗)

ちなみに『水曜どうでしょう』とかその辺りはたまに見るくらいで知らないに近いですごめんなさい…。今年のスペシャルでしたっけ? ヤスケンさんが東京の仕事で遅刻して(二度寝したんだっけ?)、その時に怒ってた事務所の社長が鈴井さん、ってことなんですよね。あと藤村さんのディレクターネタも要所要所に詰められていたと(笑)。

(※訂正:正確には事務所の社長は鈴井さんの元奥様で、鈴井さんは会長とのことでした)

弟と一緒に行ったんですけど、弟は『水どう』もNACSも好きなので(演劇のDVDも持ってる)、始まりから終わりまで大ウケでした。

子供いないし私も(先に看取った場合は)将来的に孤独死かなあ、とか割と本気でたまに思うのですが、子供がいようがいまいが独りになる時はなるんですね…辛い。仕方ない事情の時もあるんだろうけどもちろん。

亡くなった人を忘れたくない、ってのはある。

忘れられたくないか、って訊かれるとどうだろう。たまに思い出してくれればいいかなあ。

死んでからじゃ遅いので生きてる間に伝わってほしいしね、それなら。