ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『きっと、星のせいじゃない』(2014)

(公式サイトはこちらWikiは完全ネタバレなので閲覧の際はお気を付けて)

何か…よかった。難病ものなので「観て!」とは高らかに言いにくいけど、私は観てよかった。

言葉にすると薄っぺらくなりそうなので難しいけど。

すごく悲しい物語なんだけど、必要以上に悲しく描いてないです。淡々と進んでいくのが逆に悲しいみたいな。

でも、でもね、一番最後のカットの主人公の一言が未来を感じるんです。

よかった、って思うんです。

という物語。

主演の男の子の方のアンセル・エルゴートさん、『ベイビー・ドライバー』で主演やったんですね! やはり映画館行けばよかったか…。

作家役のウィレム・デフォーさんが全然ウィレムさんだとわからなくて流石でした。(上手い人だなー、と思いながら観てた)

ちょっとここからネタバレ注意。

 

 

主人公(ヘイゼル)に共感して観てたから、オーガスタス(アンセル君)に対して「いや、でもあんたもう助かった側やろ?」って思ってたんです。ごめん。

ヘイゼルもそういう所あったよね? たぶん。

それがひっくり返っちゃった時の、傲り…じゃないけど、何かそういうのに気付くというか。

そして、今まで色々助けてくれていた相手に何ができるのか。

もし私にそういうことが起きたら何ができるだろう。

と考えたりしました。たぶんあんまりできない。