ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

キャラメルボックス『エンジェルボール』・1

(完全ネタバレ注意)

21日の京都公演マチソワ観てきました!(一度使ってみたかった言葉「マチソワ」=マチネとソワレ=昼夜)

2回観たし原作も読んだので、普段の会話が微妙にエセ広島弁になってます。

(子供の頃、転校で言語が全然違う地域に行ったので、大人になっても人の話し方がうつってしまう。高校の頃「家の中と外でしゃべり方違うね?」と言われたことがあります)

ということで感想を一言で申しますと、面白かっためっちゃ面白かった! 夏でした!(概念上の夏だけど・笑)

しかも、あまりにもいいところで終わったので早く続編が観たい。来年だけども。よかった、これ絶対観とかないといけないやつだったわ。

とりあえず原作の3・4巻読もう。個人的には早野さんが好きです。彼を鍛治本君が演じるのかと思ったら(ツイッターで知ってた)喜びしかなかったです。来年はぜひ早野Tシャツも作ってほしい。買う。(アンケートにも書いた)

今公演が始まった時はまだ続編をできるかわからなかったので早野さんのバックグラウンドがザビちゃんくらいしか入ってないけど、寧々を誰が演じるのか今から楽しみで楽しみで仕方ないですから。

鍛治本君と言えばね、今回三役やっておられたんですけど(すげえ)、早野さん→社長→富澤アナウンサー→早野さんのギャップが激しすぎてずるかった。あれはずるい。本当に純粋な気持ちで考えたら一番好きなの富澤アナウンサーかもしれない(真顔)。鍛治本君がこんな役できるようになるとは夢にも思ってなかった。私が観た中で一番好きなネタは「『あんかけスパゲティー』と発しただけで『生理的に無理』と言われました」(だっけな。うろ覚え)です! 後編では結婚できるといいね富澤アナウンサー!

鍛治本君、本当に恰好良くなったよね。実を言うと、男前っぷりにまだ付いていけてない。何かむしろ『広くて~』のカシオやってた時の方が別の人だったんじゃないかと思う。いやでも、『クロノス』の藤川さんの時はまだちょっと可愛かった気がするんだ。だから、(個人的に)ぐっと変わったと思うのは『BREATH』かなあ。(土居さんめっちゃ好き)

私は劇団のファンなのでどうしても役者さんありきで語ってしまうのですが、三浦さんと貴子さんの夫婦役というのが新鮮でよかったなと。そもそも、このお二人が舞台上で親密に台詞を交わしているところをあまり見なかった気がする。(奈良出身同士ではあられますが)

そして貴子さんのお母さん役というのも初めて見たような気がする。貴子さんチャーミングなので少女みたいな性格の役が多いんだけど、今回は(元)夫と息子達をとても大事に思っている一人の女性でした。いや、可愛らしいのは可愛らしかったですが!

原作1・2巻を読んだ時は「いやでも結衣が悪いんじゃん」と思ってたけど、舞台を観たらちゃんと納得できました。3・4巻のどっかにあの場面があるのかな。舞台も最初は(お客さんに)誤解されるように作ってあるんだよね。

さて、二人の息子達もめっちゃ良い子達でね!(涙) 大地も大河も、こんな良い子そうそうおらんで、っていうくらい良い子なんですよ。2人とも好きめっちゃ好き。父親思いだし母親思いだし。こんなこと書くと怒られそうだけど、お父さんよりお母さんよりおばあちゃんの育て方が良かった気がする。

でも、好きな女の子に素直になれない大地が可愛い。そんな大地を受け止めてる瑞季ちゃんが大人すぎるよ(笑)。大河はめっちゃ応援したくなる。何かこう、健気だなあと。

関根君は『光の帝国』以来でずっと待ってたので嬉しかったです! 『光の帝国』でめちゃくちゃ好きになったのですが、その時も今回も少年時代と大人になってからを行ったり来たりするという。そんで『光の帝国』では主人公だったけど、何て言うかな、あの時はちょっとひねてた子供時代と大人になった光紀の達観した感じのギャップがすごくて。一方、今回の大地はまっすぐでちょっとぶっきらぼうで不器用で、だけど、すごく家族思いで。

やってることの外殻は同じなんだけど中身は全然違うっていう、でもどちらもすごく好きっていう。と来たら、次は等身大の青年とかやってほしいなあ、というところで秋はそんな役っぽいですよね奥様! 主人公ですよ! たぶん1回しか行けないのが残念すぎる!(涙)

(前記事とかぶるけど)この物語は野球ものではあるけど野球を知らなくてもヒューマンドラマとしてちゃんと面白くて、でも「やっぱり野球を知ってるともっと面白かったんだろうなあ」と思うわけです。

何でかと言うと昼回は当日券だったので後方席だったんですけど、「さよならボーク」で後ろの男性のお客さん(つまりその人もたぶん当日券)が大爆笑してたから! かなり引きずって笑っておられたから! 「あ、これは野球を知ってるからこその笑い方だ」と思ったので、羨ましかったんですよ。そしてすごく嬉しかったのです。

まだまだ書きたいことあるけど一旦切ります。