ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『ドクター・ドリトル』観てきました。

(ちょいちょいネタバレしてます。なので、できたら観てから読んで)

実はエディ・マーフィの方は全然知らない…。すみません。

『アイアンマン』が(一応)終わったダウニーさんが次にどんな役を演じるのか気になっていたのと、藤原啓治さんの最後の吹き替えなので絶対観ようと思ってたらもれなく公開延期になってしまいまして。ようやく公開されたので行ってまいりました。映画館久しぶりだったー。

啓治さん以外も豪華声優陣なのでとにかく観てて楽しい。個人的にはヒプマイから斉藤壮馬さんにハマった新参なので、今回たくさん声が聴けて嬉しかったです。

物語としては童話チックなファンタジーで、割と気軽に観ていられる作品なんですけど、石田ゆり子さんのナレーションの最後の一言が個人的にめちゃくちゃ刺さってしまって急に泣きました。スタッフロール中も泣いてた。何かね、作品を観た上で最後にその言葉が来たから泣いたんであって、ここだけ切り取るのは何か違うんだけど、「他人を助けることが結果的に自分も助けることになるのです」みたいな。(もう既にうろ覚え)

「あ、それでもいいんだ」と思って。よく言うじゃないですか、「自分を大事にしない人は他人も大事にできない」みたいな。大事にしてないわけじゃないけど、私は自分のことあまり好きじゃないし。他者肯定の方が得意なんですよ。でもそれって実際は大事にできてないのかなあ、とか思ったりして。でも「それでもいいんだ」と思えたのです。

なので、私はこの作品に何かめちゃくちゃ救われました。観てよかった。

あとは、何故ダウニーさんには幸せな恋愛とか結婚をさせてくれないのか!(役の話) 確かに似合うけどもさ! そうなんだけどもさ! というか、そういうのが似合う人だから好きなんだよね…。(何かを悟った)

何だかんだ言って奥さん生きてると思ってたので、最終的にそうじゃなくてとてもびっくりしました。事あるごとに奥さんの指輪を大切にしているシーンがあって、絶対再会して渡すんだと思ってたのに、あの島に置いて行ったので「あ、これ違う。もう本当に会えないやつだ」と悟りまして。

でも、そうだよな。そうだからこそ、前述のゆり子さんのナレーションが生きてくるんだよなあ。

映画観ている間は忘れられたけど、藤原啓治さん、これで本当に最後なんだと思ったらまた泣けてくる。ドリトル先生、恰好良かったですよ。シャーロック・ホームズの新作でも聴きたかったなあ。