ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』

(※割と気軽にネタバレしてます )

観てきましたー!

前作も劇場行ってます。テレビ放送も観ました。

リアルに人が殺されるのは好きじゃないんですけど(戦争ものとか)、アクション映画は大好きでして(痛そうに死ぬとやっぱりしんどいけど)。古いですけど、ガンオペラ(で合ってるのかな)ならマーク・ウォールバーグとルー・ダイヤモンド・フィリップスの『ビッグ・ヒット』超おすすめですよ。

本当に面白くて話がまとまらないので、以下、箇条書き。

 

 

・ジャッカル富岡役の宮川大輔さん今回も最高でした!! 橋本マナミさんも全力で受け止めてて流石でした!!(最初がそれか)

(今回の岡田准一さんはまた何も映ってない画面を観ながら笑っていたのだろうか←前作のジャッカルの撮影は最後だったので、岡田准一さんの撮影時には何も映っていなかったそうな。何も映ってなくてあの爆笑すごい)

・金魚だけは悲しい目に遭うので苦手な人はご注意下さい。

インコは今回も可愛いです。原作だとヨーコちゃんがハムスター飼ってるのね。(映画ではなし)

・とにかく脚本と編集が素晴らしい。説明するだけ野暮なのでとりあえず観て下さい。前作観てなくても単体で面白いと思うけど、後からでもいいので前作もぜひ観ていただければ。面白いので。

・ギャグはそのままの路線でありつつ、シリアス面が前作と全然違ってて、前作のアキラは巻き込まれだったのに対して今回は完全に当事者だったのがよかったなと。でも、4年前の件はもっと過失があったのかと思ってたけど、やれるだけのことはやってるじゃん。

・堤さんは最低で最高でした。(真顔)

途中からはド変態だと思ってました。なので、表の顔も変態趣味のためなんじゃないかと疑ってました。

(インタビューによると、堤さんとしては「(宇津帆自身は)表の顔も裏の顔も真剣にやってました」とのこと)。

パンクブーブーの黒瀬さんもめっちゃ演技上手い! え、どういう流れのキャスティング!? いい感じにゲスでしたね。

・鈴木(役名)、初めて映った時から「えっ、めっちゃいい若手役者さん……? スタッフロールで名前絶対覚えよう」と思ってたら「安藤政信さんやんけ!!」と自分を殴りたくなったあの日。いやだって若いんだもん! 顔も雰囲気も!

(劇中では「顔を変えて誤魔化してるけどもう40」みたいな台詞があった気がする)

平手友梨奈さん素晴らしかった。欅坂の時からちょいちょい好きだったけど(と同時に心配もしてたけど)、本当にすごかった。すごいしか言えなくてごめん。今作が面白かったのは平手友梨奈さんが素晴らしかったから。(だけではないけど大きな理由)

・ヨーコちゃんめっちゃ恰好良かった。木村文乃さん大好き。ヨーコちゃんの太股で締められたい。この辺のセクシー加減は岡田准一さんのコーディネートとのことです(今作ではファイトコーディネーターも兼ねてる)。

ヨーコちゃんは人を殺したことがないんだね。この辺も続編で詳しく語られたりするんだろうか。そもそも、何でアキラとヨーコがボスに育てられたかも知らないもんな。(原作では語られているのかもしれない)

前作だと『神の舌を持つ男』(めちゃ好き)の主要キャストが揃ってて嬉しかったです。3人が絡むことはなかったけど。

佐藤二朗さんと山本美月さんは癒しでありつつ、でも多少はちゃんとストーリーに絡んでくるというね。

基本的にはオクトパス(社名)のシーンは笑ってばっかりだったんですけど、社長(二朗さん)がアキラの強いところを目撃してしまう(けどバックグラウンドを盛大に勘違いしてる)ところとか、ミサキ(美月さん)に今回の悪役が話しかけるところ辺りは結構どきどきしました。ミサキちゃん巻き込まれなくてよかった。(いやちょっと巻き込まれてたけど)

二朗さんは『33分探偵』の次に好きな役かもしれない。やりすぎてるようでやりすぎてないから。

・しかし彼(一応伏せる)は死んでしまったのか……。そりゃ確かに良い人間ではなかったけどさ……。更生するところまで見てみたかった。役者さんもめちゃくちゃ迫真の演技だったのになあ。

・アクションシーン大好きだけど、「あれだけ撃たれてたら一発くらい当たってるんちゃうん」と、どんな映画を観ても思ったりしている(マシンガン系だと特に)。あと「こっちはあんなに百発百中かいな」とか。

あの足場は実際に崩れてたのかな。だとしたらすごすぎる。日本のアクション映画もこれだけやれるのか。(るろ剣とかハイロー辺りからそういう傾向で嬉しいのでもっとやってほしい)

ヤスケンさん特別出演で出てくれてありがとうー! おうちそのまま住んでるし、ヨーコちゃんがヤスケンさん(の役)の車乗ってるので「あれ? 続編では全く出ず?」とは思ってました。なので画面に映った時はとても嬉しかった。

・強いて言うと、「何故前回の任務が途中で止められたのか」に答えがなかったのが気になったのと、鈴木とヒナコの関わりがもう少し見たかったかなと。鈴木はヒナコをとても気にしてくれていたので、何でそうなったのかなと(原作読んだらわかるのかな)。宇津帆の変態行為は止められなかったのかとか。

・この映画、本当は冬公開だったけど夏まで延びちゃって、でも結果的にはそれでよかったんじゃないかと思ったり。だって「夏くらいに思い出してほしい」んでしょ!? 「ああ、今頃きっとヒナコは歩けるようになってるんだ」ってラストシーンからスタッフロールになった瞬間泣きましたもん! 『ザ・ファブル』で泣かされると思ってなかった!

・ヒナコは最終的にはファブルに恋(という軽い言葉では済ませられないけど)をしていただろうけど、世界が違い過ぎるからそれを口に出すことも叶わなくて、彼のことはずっと心のどこかにありつつも、殺し屋家業を辞めて保護者になってくれた鈴木と一緒に暮らして綺麗な大人になって、ちゃんと自分の足で歩くこともできるようになって、その歩けるようになる過程に関わってくれた鈴木でもない別の人と恋愛をして幸せになって、その結婚式で鈴木が号泣してる。

くらいまでは余裕で想像できましたが皆さんはいかがですか。(いかがですかとは)