ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『ジャージー・ボーイズ』観てきました。

(※ゴスペラーズ話とちょい混ざります)

単刀直入に申しましてとても面白かった!

ちなみに行った理由はゴスペラーズ(というかボーカルグループ)のルーツだからです。フォー・シーズンズには正直詳しくないです。(元々、洋楽に疎いし)

でも、彼らの音楽人生を丁寧に描いているので詳しくなくても面白かったのです。

あと、詳しくないけど何曲かはわかった! ゴスペラーズがカバーしてくれてたから! ゴスペラーズ(とかTRICERATOPSとか)みたいに自分のルーツを大事にする人っていいなあ。

そして『君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)』の原典を初めて知りました…。カバーされまくりの中、原曲って誰なんだろうとはずっと思ってたんですけど。

茶化して言うと、やっぱり揉めるのは女と金なんだな…。逆に言うと、この人たちがその元祖というか(苦笑)。

「素晴らしい作品を作る人への人間性を求めるな」と一時よくネットで見たけど、私はできればやっぱり嫌な人よりは良い人であってほしいです。そりゃ。

そして、それ(女と金)が原因でグループが揉めていくんだけど、揉めてるシーンが一番辛かった…。某好きだったバンドの「解散直前のドキュメンタリー映画」も、そこまで揉めてるわけじゃなかったけど会話で末期なのを感じて「観ない方が幸せだった…」とちょっと思ったもんなあ(涙)。

それで生計を立てているんだし夢ばっかり見られないのはわかってるけど、あと大人だし必要以上にベタベタしなくてもいいけど、ある程度は仲良くあってほしいなと。

そして、できればずっと活動を続けていてほしいなと願うわけです。

役者さんはみんな凄い! だって、それぞれ1人の人生を30年くらい演じてらっしゃいますもんね? 若い時はペーペーに見えるし、その後ちゃんと歳を取っていくし。

殿堂入りのシーンで最後の最後に若い姿で4人揃った時は目が潤みました。でも、そこで潤んじゃうのは結局は久々に揃ったからだったというか。さっき書いたように、今現在好きな人達には、潤む必要なんてないくらい続けてほしいわけです。あくまで理想ですけどね。

音楽評論家の吉岡正晴さんがご自分のブログで「(ゴスペラーズの)『ハモれメロス』を観るとまた『ジャージー・ボーイズ』が観たくなる」と仰ってたんですけど、私は今作を観てまた『ハモれメロス』が観たくてたまらなくなりました。

この映画を観たらもっとゴスペラーズが好きになりました。