ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『COCOON 星ひとつ編』観てきました。

(全力でネタバレ気にしないのでお気を付けください)

私の通ってきた道は、TRUMP(Dステ版)→SPECTER→グランギニョル→SPECTER再演(これだけ生観劇)→マリーゴールド→LILIUMです。

何とですね、追加公演(千秋楽前日)のNAPPOS UNITED抽選に申し込んだら取れてしまったのです。しかもチケットを引き取ったら11列目でした。劇場は勝手知ったるサンケイホールブリーゼ。今回一緒に行った友達は初めての劇場だったので、しっかりご案内させて頂きました。またここでキャラメルボックス観られるといいね。

ということでTRUMPシリーズ新作! ですが、ぶっちゃけ『星ひとつ編』はおさらい的な感じでした。おさらいというか、『TRUMP』がソフィの一人称だったのに対して、三人称で周辺も語っていたというか。一応、ウルがメインだったけど。

『月の翳り編』のラファエロ&アンジェリコを観ていれば(星と月のどっちが先でもいいけど)、物語をより深く理解できたぽくて「やっぱり月も観るべきだったな…」と思ったけど先立つものがなかったから仕方ない。

とりあえず! 『星ひとつ編』は! キャストを知った瞬間に絶対観なければいけないと思ったのです! そしてその直感に間違いはなかった!

生きてる間に、みっちゃんのソフィと陳内君のクラウスと染谷さんのダリが同じ舞台に立っているのを観られるとは。そうであってほしいとは願っていたけど、いざ目の前で実現すると「私生きてるよね? 現実だよね?」とか思っちゃいますね。本当に追加公演やってくださってありがとうございますありがとうございます。

しかもオープニングがまさかの『グランギニョル』のラストシーンだよ…。開演1分で死ぬしかないじゃないですか…。栗山君の声も使われてて嬉しかったけど死んだ。開演して真っ暗な中であの台詞が流れてきた時の絶望感。

でも、『グランギニョル』のダリが赤ん坊のウルに「負けるな」というイニシアチブを与えるシーンが好きで好きでだけど泣くしかなくて(その後を知ってるから)、映像でしか知らなかったそれを自分の目で観られたのは本当に嬉しかったです。染谷さんのダリがめっちゃ好きなんですよ…。

あっ、だから染谷さんのダリを「ダリちゃん」呼びできたのもめちゃくちゃ嬉しかった!(笑) あのシーンを体験するのが憧れだったのです。まさか体験できるとは夢にも思わなかったよ!(涙) 人椅子(だっけ?)の中に竹鼻君(キャラメルボックス。今回アンサンブルで参加)もいたのだろうか。

ダリさん、冷静に考えると(使用人さんとかもいるけど)男手1人で息子2人育ててるわけでさ…。家名も高貴だしさ…たぶん周囲との関係も色々考えないといけなかったんじゃないかなと。フリーダ様がいたら、親子関係がこんなにこじれることもなかったんだろうなと考えると本当辛い…。(でもゲルハルトを恨むとかそういうことではなくてね。あの時は仕方なかったと思うし)

あ、ただ『TRUMP』でダリがどうなったか気になってたので、生きててくれてよかった。家族全員失っちゃったけど…。この後、どうやって生きていったんだろう…。何か少しでも救われてくれないだろうか…。

あー、あと、ダリが(本人目の前にいないけど)クラウスに対して「お前は星を見つけたんだな」って、もしかして幸せな意味に取ったのかなあ。ソフィにしたら無理やり与えられたものだし不幸の始まりなんだけど、ダリは経緯を知らないもんな。クラウスにとっても幸せなのかというと微妙だけど。望まれてないってわかってただろうし。クラウスどこ行っちゃったんだろう…。

とりあえずダリへの愛が少しでも伝われば幸いです。『TRUMP』で観た時は全然好きじゃなかったのにな(苦笑)。まさかこんなことになるとは。

レイン上級議員、『グランギニョル』と同じ人に見えたんですけど別の役者さんだったんですね!? めっちゃ同一人物に見えた…すごい。レインはメガネなので好きなのです!(わかりやすい)

ジョルジュ役の大久保祥太郎さんは名前はよく存じてたけど、『グランギニョル』のオズだったのか…全然わかんなかったよすごいよ。オズ可愛かったなあ(涙)。

池村匡紀さんもハンスと全然違うじゃん!(ハンス大好きです) 執事から繭期の生徒までできるとか凄すぎない…? クロムモリブデンの方だったんですね。森下さんには大変お世話になっています。

続きは後日。