ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

二宮ひかる短編集 『おもいで』

え、えらく表紙の女の子怖いなあ…。

最近、登場人物が学生ばっかりだしなあ、うーん。

アワーズプラスの2本立ては読んだ)

と思いながら買った。

最初の『打ち上げ花火』でずがーん、とヤラレタ。

「これを待ってたんです!!」みたいな。

可愛いよミツコさん可愛いよ。

鹿田君も、今までの二宮男性キャラにはない感じだ。

あっ、あとミツコさんのメガネが近代的になってたのがイイ!

(少し前の短編まではメガネが出てくると、

 昔の古田敦也氏みたいなでっかいでっかいレンズだったので)

他の話が結構テンション低めなので、

一発目にこれを持ってきたのも大きいですね。

やっぱりこの人は社会人の恋愛描く方が魅力が出ると思う。

学生さん描くのも悪かないんだけど、時々にしてほしいなあ。

ちなみに『ナイーヴ』以前はルンさんが揃えてました。

私はもろにその影響を受けたわけですが、

正直もう少し年齢が行ってから読んでもよかったかも、と思ったり。

(18歳で『恋人の条件』を初めて読んだ)

お子様な私ではこの人の恋愛観は難しかったよ。

ずーっとその「微妙にわからない」という気持ちを引きずっている気がする。

でも好きなんですよね、何故か。

そういや『ハネムーンサラダ』の一花ちゃんと

『dear』という漫画(藤原ここあ・著)の散葉(ちるは)は

よく似ている気がします。私にはまったく理解のできないところが(苦笑)。

いや「まったく」ではないんですけど、

なんかこう、「好きな人の為になるようなことを最大限しようとしているけど、

それが本当に好きな人の為になっていると思っているのか?」

と言いたくなるところが似てる。

ある意味すごく意志が強いんですよね、この2人。

ただまあ、前述の通り私はお子様なので、

私がわからないだけで2人はすごい人なのかもしれない。