ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

『ロッカールームに眠る僕の知らない戦争』DVD観ました。

(ファンなのでキャラメルボックスと重ねまくってますすみません)

 

2012年の上演作品で、ずーっと気になっててDVD買うか迷ってたんですけど密林さんにあったのでついに買いました。

バレバレですけどキャラメルの畑中さん目当てでした。あと三上俊さんと谷口賢志さん。今年舞台で観た人達。

あと相楽樹さんも出てて今更びっくりしました。これが初舞台のはず。めっちゃ可愛かった…可愛いだけに悲しかった。

 

面白かった…と言うと語弊があるのかもしれませんが、面白かったです。すごく面白かったです。

感想もいくつか読んでたのでネタバレはある程度知ってたんだけど、それでも終盤は気が付いたら完全に惹き込まれてた。

エンディングで鳥肌が止まりませんでした。

辛かったけどね。とは言え冷静に見れる辛さだけど。見守りながら「あ…ああ…あああー(涙)」みたいな。

こんなに巻き込まれる畑中さんなかなか見ない。

私の観劇の根幹はキャラメルボックスなので、キャラメルの作品と色々重ね合わせながら観てたんですが。『TRUTH』とか。『トリツカレ男』とか。

(国とか時代とか背景の違いはあれど)同じことやってるけど、最後の最後に気持ちを受け止めてもらえたのがジュゼッペで、最後まで受け止めてもらえなかったのがタモツなのかなとか思ったりした。辛い。

 

純子の純は純粋の純。純粋ではありました。

でも彼女の幸せとタモツの幸せはいっこも噛み合わなかったんだなあ。

これはもう「合わなかった」としか。正直、最初からわかってたと思うし。

引き返せるタイミングも何度かあったし。でも引き返さなかったのはタモツだし。

あー、ただ、そこで引き返したところで最初に罪を犯したのは戻らないんだよね。(知らずにとはいえ)

 

四ツ葉はなあ…。最後のあれは仕方ないとして。

「自分を大事にしない人は他人も大事にできない」という言葉を贈りたい。

あと「愛する」より「愛される」を選んだ的な台詞で『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』を思い出しました。

繰り返しになるけど可愛かっただけに悲しかった。

お母さん思ってたよりきつかったです(精神的に)。最後の最後に改心したのが救いだったけど、その後さー…ねえ。

婚約者の役者さん、胡散くさ過ぎて素晴らしかった。

あ、ただ、何で婚約者があのこと知ってたんだろう。そこだけ疑問。(もっかい観たらわかるかな)

 

アフタートークではネタにされてましたが、みかしゅんさんのカリスマ性はマジですごいと思いましたよ。今年観た舞台でもすごかったもんなあ。

谷口さんはアマゾンズが観たいけど観たいもの多すぎて時間がない。(観られる環境ではある)

畑中さんとなるせゆうせいさんの出会いはこの作品だったんですね。

よく調べたらこの翌年の『不毛会議』も脚本なるせさんで演出ほさかようさんじゃないですか。観るしかないか。(これも前から気になってる)