ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

キャラメルボックス俳優教室 2020年度卒業公演 『アローン・アゲイン』

https://tv-o.net/cbac20/

↑こちら28日まで観られますので!

https://caramelboxactorsclass.jimdosite.com/

↑こちらが俳優教室の公式サイトです。

https://seamoon.blog.fc2.com/blog-entry-2584.html

ホームドラマチャンネルで観た時の再演の感想。

Xキャストを観ました! 友達が一緒に観ようと言ってくれたので、ご厚意に甘えました。

私にとって『アローン・アゲイン』初演は初めてキャラメルに触れた作品で(3本同時にVHS買って何となく最初に観た)、再演は妹が誘ってくれて初めて劇場で観た作品です。

中の詳しい事情はわかりませんが、今回色々あったみたいで何と本番7日前に阿部丈二さんが急遽、代役として主役の光男を演じられることになったんですよ。

なので正直なところ、丈二さん目当てではありました。キャラメル休止してから全然拝見できてなかったし。(この前の『梅棒と成井豊のマリアージュ』も友達と観ればよかったか……)

で、確かに丈二さん(しかも光男の)が観られてとても嬉しかったです。でも! それ以外の役者さんを知らなかったけれど、お芝居が始まったらちゃんとキャラメルボックスでした。「あー、これ慣れ親しんだやつだ!」となりました。

特に葉子さん(役名。光男の姉)が「私、この人見たことあるのでは?」というくらいキャラメルで。どういう説明やねんと自分でも思うんですけど。纏っている空気とか台詞の言い方がめちゃくちゃ知ってる感じだったんですよね。なので、こうじわじわと嬉しかったです。

だって、おそらく丈二さんの方が年上なのに圧倒的に弟なんだもん!(丈二さんの顔が若いのもあるけど) 葉子さんが圧倒的な姉でした。八坂姉弟はキャラメルの中でもかなり好きな方の登場人物なので、そのイメージ通りだったのはとても嬉しかったです。

あおいとみのりの姉妹はめっちゃ可愛かった。めちゃくちゃ可愛かった。でも姉妹対決なの。対決というとちょっと語弊があるけど。

あおいの助力を受け取れない将太の気持ちもわからなくはないけど、でもそれってプライドの問題だよな、と思ったりもする。あんな大変な時に助けになろうとしてるのにいらないって言われたら、「じゃあ私って何なの?」ってなるもんなあ。そりゃぎくしゃくもするわい。

でも最終的に丸く収まったんだけど、それはみのりが感情を剥き出しにしたおかげなんだよね。それが結果として、避け合ってたあおいと将太が全力でぶつかることになったというか。ああ、そうか。だから『シラノ・ド・ベルジュラック』をやりながらお互いの気持ちをぶつけてたのかな。何回観ても発見があるなあ。

この公演では鳥羽専務が女性だったのですが、それはそれでとっても好きでした! すぐ知ってる人に当てはめちゃうんだけど、実川さんぽかったですよね。(覚悟してたけど退団マジで寂しい……)

キャラメルボックスが早く復活して、今日観た役者さん達をまた観る機会があればいいのになあ。

あ、一番大事なこと書かないと。ラストシーン、一面の向日葵をやってくれると思わなかったので、上から降りてきた時に嬉しさで叫んでしまって友達を驚かせました。ないんちゃうかな、と思ってたんですよ。演出変更するんじゃないかと。そしたら、記憶のそのままで本当に嬉しかったです。

あと丈二さんの「ひとりで行けるさ、もっと遠くへ」はどんな感じなんだろう、とどきどきしていたのですが「なるほど!」となりました。想像してたより力強かった。そういや『銀河旋律』の「はるか? ……はるかって誰だ?」も丈二さんは思ってたアプローチと違って「おお、なるほど」と感じた気がする。