ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

すゞひ企画『星降る夜と三つ目の殺人』

(公式サイトはこちら

(ネタバレ厳禁なのでネタバレしないように書きます)

(今までの感想はカテゴリからどうぞ)

 

時間が経ってしまいましたが、参加したのは2月23日の19時回です。

大阪で上演してくれたすゞひ企画は今のところ皆勤賞のはず。流石に1公演の中でリピートはできてないけども。(一度はしてみたいと思いつつ)

『9月31日の花嫁』は同居人さんと行って、オンラインの『ある冴えない男の人生最悪の選択』は友達(Aさん)と参加して、次のオフライン公演の『サラバ、偉大な魔法使い』は私が周囲に宣伝してたら、何と私達とは別の回に友達(Bさん)が行ってくれて、そして今回はついに私がテーブル席を押さえてしまいましたー! すごいドキドキした!

上記の『~魔法使い』に行ってくれたBさんとその彼女さんと、TRPGとかボドゲ繋がりの何でもちゃんと楽しんでくれる友達(Cさん)がおられるので誘って、その奥様と、うちのペアの6人で行って参りました(AさんもBさんもTRPGボドゲも一緒にやってるんだけど)。Cさんに至っては台本まで買って下さってありがとうございますありがとうございます。私もパンフレットセットを買いました。

本当にめちゃくちゃ頑張って手筈を整えたのでめちゃくちゃ褒めてほしい。(誘ってもらえないから自分から誘う派で、やらないよりやった方が楽しいけど疲れるのは疲れる)

 

あのー、今回はですね、めちゃくちゃ悔しかったですね。それは「手が届きそうだったのに自分が見逃したりしていたせいで届かなかった」という意味で。そういう意味では「謎解き」として今までで一番楽しめたかもしれません。

そもそも謎解きゲームとして一番遊びやすかったんですよね。ツイッターでもそういう感想を目にしていたので(大阪は最後だったので)期待はあったんですけど、本当に遊びやすかった。

情報(TRPG的に言うとハンドアウト)を全部紙で渡してくれるようになってまして、プレイヤーは一覧表に張り付けるだけで済むという。前回もそうだった気はするけど、今回はさらにわかりやすくなっていた気がします。

あと、お芝居部分を除いたゲーム(謎解き)時間が60分で微妙に足りないのもよかったし(『~魔法使い』は長くて正直言うと疲れてた)。短いから物足りないかというと全然そんなことはなかったので。お芝居部分とかカーテンコールを合わせると(行った回が盛り上がったからなのもあるけど)結局3時間くらい経ってたので、これくらいでよかったと思います。

気が早すぎるけどこれ再演してほしいなあ。色んな人に味わってもらいたい。本当に素晴らしかったもの。鈴木秀明さん本当に天才。謎解き部分はもちろんだけど、私は演劇ファン側なので演劇部分がちゃんとしてるところも大好き。今日もボロッボロに泣いたしヘイトを燃やしまくりました。(どういうことなの)

 

今回の役者さんで一番のお目当てはMIOさんでした。TRUMPシリーズの『黒世界』を劇場に観に行ったからです。実際に双子であられるYAEさんと一緒に紫蘭と竜胆を演じておられたのですね。MIOさんが紫蘭でYAEさんが竜胆。

紫蘭と竜胆って双子だったんだね。同じ地方の友人同士くらいだと思ってたよ……。TRUMPシリーズ大好きだけど必要以上には掘り下げないようにしてるので)

言うまでもなく役者の皆様の全員が全員素晴らしかったのですが、やっぱりMIOさんが現代劇だとどういう演技になるのかが気になっていたので、それが観られて嬉しかったです。素敵でした、めちゃくちゃ素敵でした。至近距離でお顔も拝見してしまいましたが(謎解きの過程で登場人物に聞き込みができるので)、可愛かったです……! もちろん、そんなことは言わずに真剣に聞き込みしましたけども。

(そこがすゞひ企画の楽しいところの1つでもあるので。同じ世界の登場人物として生きられるというか。いや、めちゃくちゃ烏滸がましいんだけど)

 

本当はお一人お一人のことを掘り下げて書きたいけど、それがネタバレに繋がる可能性もあるので涙を飲んで諦めます。今回のキャスティングってオーディションだったんですよね? 応募して下さって本当に嬉しい。またすゞひ企画でもそうじゃないところでもお会いできたらと願います。本当に皆様素晴らしかったもん!

ちょっとだけ書かせてもらうと、私は推理が苦手なのでいつも大体情報を集めに行くんですけど、その時に署長にも管理官にも巡査部長にもちょっと笑っちゃって(微笑ましい内容が入ってたから)温かく怒ってもらえたのがめちゃくちゃ嬉しかったです。オーバーリアクション芸人ですみません。あと公安の方には褒めてもらえて舞い上がりました。署長は開演前から新人刑事達(=お客さん)の緊張をほぐしてくれていたので本当にありがたかったです。

東京では鈴木秀明さんが役者としても出演されてたので観てみたかったな。牧石陽奈さんも好きだけど。(大阪での同役)

 

で、繰り返しになるけど、本当に悔しかったー! 今回、3位と4点差だったんですよ! もう少しで管理官に罵られたのに!

(1位と2位は出演者さん達のサイン色紙がもらえるんだけど、3位は役者さんから一言頂けるというある意味一番美味しいポジションだった)

すゞひ企画は自由記述欄があるのと加点式なので、とりあえず何か書いておけば得点になるかもしれないところがとても好きです。

もちろん事件に関係はしないといけないんだけど、何て言うのかな、直接の答えだけじゃなくてもいいというか。いや実際に何が加点されたのかはわからないんだけど、思い付いたことを書くことに意味があるのがとても好きです。

あと(これも繰り返しになるけど)、登場人物と同じ世界に浸れるのがすゞひ企画の素晴らしいところの1つなんだけど、今回は浸りすぎて失敗したのがめちゃくちゃ反省点……。だから悔しいんですよ……。やっぱりちゃんと見てないとだめだったよなーーー。(思い出す度に悔しい)

何かね!! ところどころ「あれっ」と思う要素はあったのに、それが線で繋がらなかったのが本当に悔しくて!!

で、これだけ悔しいってことはそれだけ面白かったんだな、と思うわけです。気心知れたメンバーで行けたのもあるけど(割と雑に情報渡しても大丈夫なのでありがたい)、コンテンツそのものが面白くなかったらそもそも楽しめないわけでね。でも、やっぱりテーブル席押さえてよかったな。本当に楽しかったな。頑張ったな私。褒めてほしい。(話が戻ってきた)

 

あれだなー、あと、すゞひ企画にお願いしたいのは「『紫陽花と君と止まった時間』を再々演して畑中智行さんを関西に連れてきて下さい」っていう……。行きたかったんですよ!!(血涙) ご検討下さい!!