ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

ゴスペラーズ『HERE&NOW』

youtu.be

 

はてなブログって埋め込みが簡単なのね。(しみじみ)

ということでゴスペラーズの新譜が発売されました! ってだいぶ前に途中まで書いてました! 夏の暑さに負けてだいぶ放置してました(汗)。やっぱり感想は熱い内に書き切らないとだめね。

実物も買うけどちょっと待って……。Spotifyではめちゃめちゃ聴いてる……。ここまで来たらツアー会場で買うのもありかも。

今回も5曲ということでミニアルバム的な感じなんですが、でも様々な要素がぎゅっと濃縮されてて聴き応えがありますね。

前回の『Works2』がゴスペラーズから外部への提供曲だったことに対して、今回は外部、それも若い世代の方々から提供してもらった曲を歌うということで、ゴスペラーズのこういう柔軟なところが私はとても好きです。

具体例出せないしあくまで私の印象なんだけど、何と言うかゴスペラーズの今までの歌のアップデート版だなという気がしまして。(※元の曲が劣っているとかそういうことではない)

今までの流れを汲みつつ新しいものが提示されていると言いますか。それが若いクリエイターの方から出てきたのがとても嬉しいなと思うわけです。

ということで頑張って全曲感想書きたい。ツアーは11月に行きます!!

(10月の神戸もマジで行きたかったけど仕事的に無理そう。酒井さんの誕生日の翌日だったのに。と思ってたらもしかしたら奈良に行けるかもしれない)

ところで「NOW」の後ろに「HERE」付けたら「NOWHERE」なんですね(どれかのインタビューにあった)。え、かっこよ。

 

・XvoiceZ

natalie.mu

 

聴く前にこのEPに関するインタビューを読んでまして、インタビュアーさんが「これ本当に人の声だけでやってるんですよね?」的な質問をされてて「ゴスペラーズなんだから当たり前じゃん」と思ってたけど実際に聴いたら「これ本当に人の声だけでやってるんですよね……?」と慄いたのが私です(真顔)。

思ってたよりすごかった。でも私が好きなゴスペラーズはこれだから!! ゴスペラーズってめちゃくちゃ恰好良いから!!

ビートボックスは完全にSARUKANIの皆様に任せて酒井さんは歌に集中したとのことですが、SARUKANIのビートボックスとゴスペラーズの歌が絶妙にお互いを高め合ってて大好きです。

「これ絶対ライヴで聴きたいやつやん……。でも東京しかゲスト来ないパターンやん……」と思ってたらまさかのMステでSARUKANIの皆様と歌ってくれたのでテレビの前で震えながら喜びました!! ありがとうございました!! それはそれとして可能なら生で聴きたいです!!

(これ↑書いた後でSARUKANIゲスト出演が発表されてましたね。私が行く日じゃなかったけどセトリのどこに入れてくるのか楽しみ)

 

・Summer Breeze

youtu.be

 

1曲目で度肝抜かれてからの2曲目でこれが来るゴスペラーズの幅の広さ。好き。

先行配信およびMV公開されてて、初めて聴いた時は「Penthouseからの提供なのにちょっと意外」という印象だったんですけど、この酷暑に完全に負けてたら「あ、この涼しげな曲調が聴きやすい」と気付いてそこからめちゃめちゃリピートしてました。

音楽の流行り廃りがよくわからない人間なんですけど、曲的には新しいのに歌詞はちょっと懐かしい感じなんでしょうか。達郎さん? 達郎さんぽい?(わかってない)

私、メロディーを覚えないと歌詞が入ってこないので気付くのが遅かったんですけど、曲だけ聴いたら夏の爽やかな恋人達だと思ってたのによくよく聴いたら切ない片想いですね! 好き!

MVも一見普通なんだけど何となく「爽やかな『BRIDGE』みたいだな」と思ってたら一発撮りだったとわかって、「やっぱりか!」と思ったり。(『BRIDGE』は本気のワンカット撮影)

 

 

・Mi Amorcito

ラテンだ! ラテン系のゴスペラーズだ! ありがとうございます! これも切ない系だ!

ゴスペラーズ×ラテン系だと大体切ない気がしますね、大好きですけど。ゴスペラーズには! いくつになっても! 切ないラブソングを歌ってほしいのです!

日本語の歌詞だけど詞割り独特だしところどころ日本語ぽくない歌い方で、実際に歌ったらめちゃめちゃ難しそう。

酒井さんが歌ってる部分だと1番の「君が隣で笑うと」の「笑う」の歌い方がめちゃ好き。理由説明できないけど。

 

・アフタースランバー

全曲トレーラーの段階では一番メロディーが好きな曲でした。

そして、この曲を作ったのは昨年の『沼にハマってきいてみた』のOPを作った現役高校生の晴いちばんさんなんですよね!?

私、番組マスコットである沼の妖精「の友達」(正しい説明)が好きなので年単位で沼ハマ観てて、晴いちばんさんがOPを作ってる様子とかもリアルタイム視聴してたんですけど、まさかその翌年にゴスペラーズに楽曲提供するとはね!? すごいな!!

何回聴いても「この歌詞を本当に10代の男の子が書いたのか……」と慄いてます。いやめっちゃ好きです! 好きですよ!

しかも、ゴスペラーズの今までの歌からも少しずつ織り込んでくれてますよね? さらに物語としてはあれじゃない? 『reborn』の続きっぽくない?

そして「slumber」の意味をようやく調べた私……。「眠り」だったのか……。じゃあ「眠りの後」ってことなんだ。気持ちを受け止められなくてすれ違ってた期間を「眠り」と喩えてるってことなのかな。「目を閉じていた」という表現もするもんね。(※自己解釈)

 

Asterism

これはラスト曲だわ……ラストに置くしかないわ……。

ゴスペラーズが公式に楽曲募集した際の最終選考に残っていた曲だそうです。きっと素敵な楽曲がたくさん来ただろうに1曲しか聴けないなんて勿体ないと思っていたので、こうして日の目を見てくれてとても嬉しい。

『アフタースランバー』で「宇宙(そら)」が出てきてラストで星の話になるのがとても美しい流れですね。

あまり具体例出さないようにしてたけど、この曲は『星屑の街』の弟だと感じるんですよね。

ゴスペラーズのアカペラって生で聴いた方がCDよりすごいので、早く現地で聴いてみたいです!