ネコと紫の日記帳

ひたすら己の趣味の備忘録。読んで下さる方ありがとうございます。

キャラメルボックス『クローズ・ユア・アイズ』2023

(ネタバレしてるのでご注意下さい)

 

観劇記録として残すけど、そんなにいい感想ではないのであんま読まないで…。

成井さん大好きだけど全部が全部合うわけではないのはわかってるので。

(サッカーチームだって23年応援してるけど山あり谷ありだし)

私に合わなかっただけで横の方とか後ろの方はめっちゃ泣いておられたので! 私に人の心がないだけです!

お誕生日をお祝いできたのはとても嬉しかったです!! 鍛治本さんも多田さんも40歳おめでとうございます!!(多田さんの方はノー打合せだったらしい)

そして次回の公演は来年のクリスマスに東京と大阪とのこと! 1年後ということでちょっと寂しいけど、無理はよくないしね。NAPPOS UNITEDでも何かあるかもしれないしね。(と思ってたらNAPPOS PRODUCEは6月に大阪に来ると2日目にチラシが入ってました。詳細は後日)

チケットは2日とも取ってあるので今日も参ります!

 

 

ということで、映像で一度観たはずだけどあまり覚えてなくてほぼ初見の今作。観ながら時々思い出してましたが、「ああ、うん…そうだったな…」みたいな感じでした。

何が合わんのか自分でもわからんのでわからん…。何か誰にも感情移入できないまま終わっちゃうんですよね。(強いて言うと琴江さんの気持ちが一番わかる気がする)

母子ものにそんなに思い入れがないのはそうなんだけど、他作品で好きな時もあるしなあ。

ちなみに今作で一番好きなのは芥川さん。出てきた瞬間から好きでした。これは多田直人さんが演じてるからなのもあるけど。活動再開時の『サンタクロースが歌ってくれた』でも演じておられたけど、あれは映画の中の芥川さんだし、まだ悩む前だったじゃないですか。今回は実物で、もう何かが見えるくらいになっちゃっててね。

眉の上げ方とかが教科書とかで見たことある写真に似てて、「本当にこんな感じだったのかもな」と思わされました。あと、仁太郎に言う「10年書けば自分の言葉が出てくる」的な台詞が「ちょっとわかる」と感じたので。いや恐れ多いけど。

だからなー、仁太郎があんま好きじゃないんだよな…。そういうキャラだとはわかるんだけど。女の3年は短くねえんだよ。ただでさえ遠距離恋愛は難しいのに大事な時に傍にいないのはだめなのよ。駄々ばかりこねてても何も変わらないのよ。10年書いたら、って言われてるんだから10年書け!

武三さんも、武三さんの一番したかったことって何だったのかなと思っちゃって。幸代さんを探しに帰ってきたという導入だけどそれはよくわからん内に決着が着いちゃうので、「あれー?」となっちゃうというか。せめて馴れ初めとか聞きたかった。思えば、配役に幸代さんがいない時点で何か察するべきだったかもしれないけど。

仁太郎さんのお父さんとかも含めて、みんな意地ばかり張って結局どうしたかったのよ、と思ってるのかもしれない。まああの時代だから余計に意地っ張りになるのはわかるんだけど。(昭和ですらそういう時代だったし)

天使ズも、今回の天使は観測者ぽかったので、あまり人間と絡むことがなくて寂しかったんですよね。『BREATH』とか『波』『雨』とか(ちょっと違うけど『エンジェルボール』とか)観た後だと「人の心がないんか…?」と思っちゃったりして。いや人じゃないけど。

あと、(天使の心情的に)今作があったからこその『BREATH』とかだとは思うんだけど。でも、ここから何十年後かのプロキオンとかアルタイルが恋しいと感じちゃったので。やっぱアルさんめちゃくちゃ好きだったな。

一人の人間に一人の天使、というくだりは、情景がめちゃくちゃ目に浮かびました。やっぱりみんな星の名前が付いてるのかな。六等星くらいまであるしね。あ、でも星の名前は地球の人が付けただけだから、地球の人にわかりやすいようにそう名乗ってくれてるだけかもしれない。

 

(ここから12/10回の雑記)

2回目観たら、ラストシーンでプロキオンが「ふうっ」って大きく肩下げて息吐いてて「あー!!」ってなりました。えらい時間かけてるなと思ってたけどそうじゃなくて待ってたんかあれ!! そういうの!! そういうのがもっと観たかった!!

でも、物語のどの辺から必要以上に武三に肩入れしたくなったのかはよくわからない。何でもいいからもっと色々喋ってほしかったな。

あと2日目は後方だったので照明が綺麗に見えて、武三さんとシリウスが目が合う時の照明に「あっ」と思わされました。照明と言えば個人的には『リトル・ドラマー・ボーイ』が大好きです。(トオルが力を使う時のスポットライトが美しいのよ)

三本締めはめちゃくちゃカオスでした(笑)。まさか三本締め終わってからあんなに続くと思ってなかった。カオス過ぎて説明が難しいけどめちゃくちゃ楽しかったのでありがとうございました! まだ千穐楽恒例のキャラメル配りができないので、代わりに長くやってくれたらしいです(石原さんの旧ツイッターより)。ありがてえ…。

配れないけど、帰りの出口で「一つお持ち帰り下さい」形式で置いてあったのでいただきました。二手に分かれてて成井さんと田中のぶとさんがおられてて、成井さんには昨日挨拶できたので(「ありがとうございました」だけだけど)、田中君にお声がけさせてもらいました。マジで期待の若手なんですよ。復活した前説でも2年目と思えない風格でした。

そう、前説楽しかったです! やっぱりキャラメルボックスには前説がほしい! 私はそれで筒井君を覚えたので!